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中学・高校受験:学びネット

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ドルトン東京学園 中等部・高等部

 
  ドルトンプランが導く「未来の教育」
新たな学校づくりに挑んだ1期生たち
学校の中の学びを越えた本物の学びへ

 およそ100年前に米国の教育家ヘレン・パーカストが提唱した教育メソッド「ドルトンプラン」。学習者が中心となり、一人ひとりの知的な興味や旺盛な探究心を育て、個人の能力を最大限に引き出す教育法だ。根幹にある2つの原理「自由と協働」から展開するメソッドを日本で唯一「中高一貫校」として実践するドルトン東京学園中等部・高等部。新校長・荒木貴之氏は設立準備の初期段階から関わってきた。「想定を遥かに超える」と言わしめる才気煥発な1期生と、新しい教育に果敢に挑む教員たちの「ワクワクに満ちた日常」を伝える。

校 長: 荒木 貴之
住 所: 〒182-0004
東京都調布市入間町2-28-20
電 話: 03-5787-7945
交 通: 小田急線「成城学園前」駅より
小田急バス 約6分
京王線「つつじヶ丘」駅より
小田急バス 約12分
生徒数: 241名(中等部1年生・2年生)
ホームページ: https://www.daltontokyo.ed.jp/
 

生徒の学びを止めない!
教員たちの果敢な挑戦

 学びの羅針盤「アサインメント」を生徒自らが管理遂行し、「ラボラトリー」で興味関心のある学びを探究する。教員は生徒の学びに決して蓋をせず、ときに専門家としてサポートし、心身の成長に寄り添う。ドルトン東京学園中等部・高等部は、真に学習者中心の教育現場を創造する現場だ。その挑戦は教育界ひいては日本にどのようなインパクトを与えるか。新校長・荒木貴之氏に尋ねてみた。

 「未来の教育の実現が求められていると思います。省庁が提唱する『学習の個別最適化』『学びの自立化』は、ドルトンプランの原理『自由と協働』にもフィットする。ドルトンプランの根源に立ち戻るようなパイロット校になるのではないでしょうか。ありがたいことに、名だたる学校の先生が採用試験を受けに来ます。先生方もこの学校に大きな期待を寄せて下さっています」

 先生方のやりたいことを如何に実現するか、そのサポートが自分の役割と語る荒木校長だが、就任早々に教員たちのポテンシャルの高さを知ることになる。4月13日から午前中にオンライン授業を開始、開講当初のトラブルも教員の総力戦で乗り越えた。4月後半にはオンライン上に「ラボ(ラトリー)」活動が復活。先生たちの得意分野で展開する多様な講座、先生への質問室「オフィスアワー」、カウンセラーによる「談話室」などを続々と開設した。

 「教員たちの『自由と協働』の協働意識が一層強まりました。生徒たちの『学びたい』思いを止めることなく、教科以外にも学びの場を創り、何より片時も離れず生徒に寄り添い続けてくれた。それが生徒の学ぶ楽しさ、喜びを創るために非常に大事なんです」

一人ひとりの好奇心が躍動
恐れずに突き進む生徒たち

荒木 貴之校長

 荒木校長とドルトン生との出会い、それは昨年のこと。1期生が「生徒会を創るため組織について学びたい」と荒木校長の前任校の生徒会活動を見学しに来たのだ。「中学1年生(当時)がここまで自治的な活動ができるとは」と驚いたという。校長就任のメッセージを各クラスの生徒に向けてZoomで配信したら、数分後にはDSC(Dalton Student Council:生徒会)メンバーから挨拶が届き、メールでの交流が始まった。別の生徒からは「担任の先生に誕生日メッセージをください」とリクエストが寄せられる。「同年代に比べてコミュニケーションの質量が違う」と舌を巻く。教職員の応援も得て耕運機購入の校長決済を獲得した生徒たちは、早朝から畑を耕し、安納芋300株を栽培している。休校期間中に生物系学術誌に記事を投稿した生徒もいた。初年度から科学系コンクールでも大活躍。「東京都中学生科学コンテスト」に出場した3名チームは東京都知事賞を受賞し、「科学の甲子園ジュニア全国大会」東京都代表に選ばれた。歴代には開成や筑波大付属駒場など伝統校が名を連ねる。「スクールモットー『恐れずに進め』を体現していますよね(笑)。ドルトンの子どもたちは自己効力感が非常に高い」

 荒木校長は、面白いと思ったことは存分に追究していけばいい、と生徒に日々発信している。

 「如何に最初の『知りたい』『学びたい』の芽を大人が摘まないか。授業だけではジレンマやコンフリクトは得難い。もちろん失敗もあるでしょう。授業以外にも様々な学びの場がある学校でありたい。保護者からも『つまらない学校にはしないでほしい』と言われています」

 「自由と協働」が、学校と、関わるすべての人々の意志と行動を突き動かしている。

学びを楽しめる子どもが
自らの学びの道を開拓する

 今年、夏休みを7月下旬から8月末まで確保している学校は都内でも数少ない。保護者から授業の遅れを心配する声が上がったが、荒木校長は、長期休暇でしかできない活動があると考える。授業の質を担保して生徒の学びのモチベーションに火が点けば、いくらでも取り戻せる、深堀りができる、という確信が垣間見える。

 6月29日から午前のみ通学授業が再開し、先日は帰国子女の親子が見学に来たとのこと。英語は習熟度別クラスに分かれる。最上位「アカデミック」では、ネイティブ教員が課題図書からレポートを書く夏休みの課題を説明し、初心者の「スタンダード」では、生徒たちが好きな人物を英語で紹介、その人物クイズで盛り上がっていた。見学した親子は、それぞれのクラスのレベルの高さに驚き「どの教科でも生徒がすごく楽しそう」と話していたという。

 高等部では、希望進路によって生徒が自分だけの時間割を組むことになる。荒木校長は「夢を実現するために必要なものを選んで創れる力を今後養っていくのが我々の役目。そのためにも今は自分のやりたいことをどんどん突き詰めてもらいたい」と語る。教員のほとんどが大学受験指導の経験者、また支援を受けている河合塾の教育リソースを存分に使えるのも強みだ。ドルトン生の日常が「良い意味でこちらの予想をどんどん覆してくれる」と現場の先生がワクワクするように、生徒たちが切り拓く未来にも期待せずにいられない。荒木校長は決意を語る。

 「生徒が自分の学びを獲得していく――それが究極の狙いです。本当にやる気を出せば、新しい学びや深い学びをいくらでも手に入れることができる。思春期の大切な人間形成期を誰と過ごすか、何から学ぶか。これからも最高の環境を創っていきます」

 
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