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中学・高校受験:学びネット

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足立学園中学校・高等学校

 
  「志」を軸にした教育で、生徒の夢を叶える
将来を切り拓く力を持った青年に

 今最も勢いのある男子校の一つ、それが足立学園中学校・高等学校だ。人気の原動力になっているのは「志」を軸にした人間教育。大学進学をゴールにせず、自分の志(夢)のために学び、社会で役に立つ人材を育てるという同校の教育方針に、大きな期待が寄せられている。 今年度からはオックスフォード大学での短期留学体験プログラムもスタート。ICT教育でも「Microsoft ShowcaseSchool」に選出されるなど、新しいことへの挑戦も続く。「幕末の志士のように、固い信念と高い志を持つ男子に育ってほしい」と話す、井上実校長にインタビューした。

校 長: 井上 実
住 所: 〒120-0026
東京都足立区千住旭町40-24
電 話: 03-3888-5331
交 通: JR常磐線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス・東京メトロ日比谷線・千代田線「北千住」駅下車、徒歩1分
京成線「京成関屋」駅下車、徒歩7分
生徒数: 中学校508名
高等学校906名
ホームページ: https://www.adachigakuen-jh.ed.jp
 

校長の話に保護者が涙
共感を集める「志」教育

 「生徒の夢を叶えてあげる学校にしたいんです」。井上実校長はインタビュー中、何度もその言葉を繰り返した。井上校長が語る「夢」とは「志(こころざし)」のこと。足立学園中学校・高等学校では、この「志」を大切にする教育を打ち出し、保護者や受験生の心を強く惹きつけている。学校説明会では、井上校長の話を聞いた保護者が「私の教育は間違っていました」と涙する場面もあったという。

 「『いい大学に入らないと、いい就職ができない』。そう子どもたちに言ってきた保護者の方も、本当はどんな教育が大切なのか、わかっているのです。幸せで充実した人生を送るためには、最初に志を打ち立て、その志に向かって努力することが本来あるべき姿。本校では人間力を引き出す教育によって、生徒の夢を叶える教育をしていきたいと思っています」

 同校ではSDGsなどと絡めて、自分の将来の夢や希望について、考えさせる授業を行っている。「医師不足の離島で医師になって人々を救いたい」「高齢者を助ける仕事に就きたい」など、生徒は様々な志を紙に書いて宣言する。宣言することで自覚が生まれ、何のために勉強をするのかが明確になる。決意が固まった生徒に、教員が今やるべきことは何なのかを指し示す。そうすることで学力向上に結びつけていきたいと考えている。

 すでに、目標に向かって成果を出している生徒もいる。ある中3生徒の志は「研究医になって病気を根絶すること」。将来は海外でも研究をしたいと、英検準1級を取得した。2020年度からは志共育を推進する「教育再生実行連絡協議会」とタイアップし中学の教員に研修を行い、教育内容を充実させていく予定だ。高校ではすでに導入済みの松下政経塾の志探究プログラムに参加し、志を確固たるものにしていく一助を行う。

 この春、中学入試で導入した「志入試」には定員を上回る多くの第一志望者が出願。「志」教育への期待の高さは予想以上で、定員を上回る181名が入学した。「エントリーシートに将来の夢を書いてもらったのですが、本当に素晴らしい文章が多かった。お預かりした以上、生徒の夢を叶えるお手伝いをしたいと思っています」と井上校長は話している。

探究で「表現力」が身についた
男子校だから活発に議論

井上 実 校長

 中学では「特別クラス」と「一般クラス」、高校では「探究コース」「文理コース(選抜)」「文理コース」「総合コース」に分かれる同校。探究コースは2018年度から設置され、この春第一期生が高3生になった。

 中1の時から担任を持ち上がり、高3探究総合の副責任者を務める飯山泰介先生は「答えのない課題に取り組む『課題探究』の授業を通して、生徒たちは『表現力』が身についたと実感しているようです」と話す。「自分の考えをまとめて人に伝えるためには、根拠を示したり、多角的・批判的に分析する必要があります。この探究の時間が本当の思考力について、考えるキッカケになっていると思います」

 「生徒に何か依頼すると『無理です』『できません』という発言が多かったのですが、今は話す言葉にも深みがあり、思慮深くなったと感じています」と話すのは広報部部長の相澤智子先生。

 飯山先生は「課題探究は学力・成績向上につながる」との手応えも感じている。その一例は、ある生徒のゼミの感想。「自分は他人からの質問を嫌だと思いません。自分の足りないところを知ることができるからです」とコメントしていた。「この生徒は質問のシャワーを浴びたことで、今読むべき本は何か、わかりやすく伝えるための手段は何かなどを自分から学び始めていきました。これは、座学だけでは獲得できない力がついていると実感しています」と話す。 

 相澤先生は「女子に気兼ねなく意見を言えたり、自分をさらけ出せたりすることは男子校ならではのメリット。生徒同士で意見を言い合える良い環境が生まれています」と話している。

オックスフォードで留学体験
新プログラムスタート

 志を立てていく中で、世界を見る目を養ってほしいと、同校では5つの海外プログラムを用意している。

 2020年度から足立学園独自の「オックスフォード大学短期留学体験プログラム」がスタート。このプログラムは高校としては日本初の試みで、高1・2が対象。9月上旬に2週間ほど学生寮に滞在しながら、ハートフォード・カレッジで大学の授業を体験する。 

 ほかにも、中1から参加できる「オーストラリア・スタディーツアー」は、12日間ホームステイをしながら、現地校の授業に参加して幅広い教科を学ぶ。「イギリス語学研修」(中3?高2対象)ではイギリスのラグビー校でのサマースクールに参加。2週間寮に滞在し、世界各国から集まる生徒と一緒に学び合う。カナダ特別留学プログラム(高1対象)の期間は3ヵ月間。カナダ人バディのサポートを受けながら、現地の生徒と一緒の授業を受けたり、小学校を訪問したりして日本文化を紹介するなど交流の場を多く設けている。

 井上校長は「海外に気軽に行ける人間になってほしいですね。そうしたら、もっと視野が広がると思います」と話す。

 ICT教育も進んでいる。2020年3月には「Microsoft Showcase School」に選出された。これはマイクロソフト本社によって認められた教育ICT先進校のことで、2020年度では日本として2校目、東日本では初の選出となった。同校は2 0 1 6 年からOffice365 を導入し、授業での活用はもちろん課題提出、プレゼンテーションなど様々な場面で使いこなしてきた。3月からコロナウイルスの影響での休校時も自宅待機中の生徒と教員がネット上でつながり、オンラインでのホームルームや授業を実施。自宅学習を可能にした。

 「実績があったので、休校の事態にもすぐに対応できました。志共育、ICT、グローバルプログラム、探究など、その一つ一つを受け持ってくれる先生たちが一生懸命取り組んでくれたおかげで、学校全体が良い流れになってきています」と井上校長は語った。

 
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