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安田学園中学校・高等学校

 
  大学進学実績がジャンプアップ
「学校完結型の学習環境」で自ら学び、進学力を伸ばす

 2014年の共学化から6年。今年全学年が共学となった安田学園中学校・高等学校。「先進コースの8割以上が中学3年間で、国公立GMARCHにレベルの学力に達する」という驚異の学力の伸びを見せている。カギを握るのは「学校完結型の学習環境」だ。自分に合った学習法を確立させる「学び力伸長システム」と、難関大学に現役合格を目指す「進学力伸長システム」を両輪に、探究プログラムやグローバル体験も豊富に用意。今年から全学年でオンライン英会話もスタートさせた同校の取り組みを紹介する。

校 長: 蓮沼 清
住 所: 〒130-8615 東京都墨田区横網2-2-25
電 話: 03-3624-2666
交 通: JR総武線「両国」駅徒歩6分、
都営地下鉄・大江戸線「両国」駅
A1口より徒歩3分、都営地下鉄
浅草線「蔵前」駅A1口より徒歩10分
生徒数: 535名(中学校)
1,202名(高等学校)
ホームページ: https://www.yasuda.ed.jp/
 

学習法の型を体得
「学び力伸長システム」

 私立大の入学定員管理の厳格化の影響で、多くの高校が大学進学実績に悩む中、安田学園は難関大学の現役合格者数を伸ばしている。2019年の国公立大学の合格者は49名、早慶上理34名、GMARCH144名の合計227名。前年度の154名から70名以上も増やしている。

 この快進撃の要因は何だろうか。広報本部長の仁木健嗣先生は「学校完結型の学習環境が、実を結んだ結果だと思っています」と語る。勉強の仕方を徹底して教え、自分から考え学ぶ学習習慣を身に付けられるようにするのが「学校完結型の学習環境」だ。

 「加えて、今年の大学受験生は男子校最後の学年でした。しかも先進コースの第1期生でもあり、『僕らが結果を残す』とプライドを持って受験に臨んでくれました。人数的には少なかったのですが、強気に第一志望を目指してくれたと思っています」と仁木先生は嬉しそうに話す。

 学校完結型の学習は大きく2つに分かれる。1つは基礎学力を固める「学び力伸長システム」(1年生〜5年生の2学期まで)。もう1つは5年生の3学期から始まる「進学力伸長システム」だ。

 「学び力伸長システム」では、1年生の4月から2学期半ばまでに「学習法体得授業」として、学校の授業の中で「予習→授業→復習」のプロセスを体験する。これを繰り返すことで、生徒は予習・復習のやり方をしっかり身に付けていく。

 「中1の2学期までは非常に手をかけますね。繰り返し教えることで、いわゆる『学習の型』を体得させるのです。中学2年時の学力は大学進学時の学力に比例すると言われていますが、中学2年までに学習習慣を固められるよう、指導しています」と仁木先生。

 仁木先生は、中学2年時の気づきによって、大きく学力を伸ばした生徒を鮮明に覚えている。「彼は東大に合格したのですが、中1までは上位にいたものの、中2になると他の生徒に抜かれてしまいました。そこで彼は、自分に何が足りないのか、客観的に考えるようになったのです。そうしたところ、4年生から一気に学力が伸びました。中2での自覚の大切さを改めて感じるとともに、こうした学習法を5年生3学期まで手厚く指導することが、カギになると考えています」

教師との信頼関係がカギ
「進学力伸長システム」

 5年生の3学期からは、難関大学への現役進学力をつける「進学力伸長システム」がスタートする。進路希望に合わせた予備校並みの講座を揃える「放課後進学講座」のほか、進学合宿や夏期・冬期講習、入試直前演習などが用意され、生徒は入試ギリギリまで学校で勉強する。

 こうした講座は外部の講師ではなく、同校の教師が授業を担当している。「先生がここまでやってくれるから恩返ししたい」と奮起する生徒も多い。教師と生徒の信頼関係が生徒のやる気につながり、進学実績を押し上げている。

 この2つのシステムを支えているのが、「自ら考え学ぶ授業」と思考力を高める「探究プログラム」だ。特に探究プログラムでは「疑問→仮説→検証」のサイクルを身に付け、根拠を持って論理的に探究することを学んでいく。

 中学1〜3年生までは「先進コース」「総合コース」ともに、探究の基礎固めを行う。そこから先進コースでは、4年生から個人でテーマを決めゼミ形式で探究を進めていく。論文の発表は文化祭で行うほか、5年時には論文を英文に翻訳。「グローバル探究・英国」において、イギリスのオックスフォード大学・ハートフォード・カレッジで、現地の教授や大学生に英語でプレゼンテーションを行う。今年で2回目の開催となったが、生徒からは「もっと大学生と交流したかった」と積極的な声が上がっている。

全学年でオンライン英会話
「英語嫌い」にさせない工夫

 中学3年間の英検準2級以上の取得率が87%以上(過去3年間累計)と、高い英語力を持った生徒が多い同校。今年4月からは、さらに会話力を上げるため、全学年でオンライン英会話がスタートした。

 生徒は週に1回、英語の授業内にネイティブスピーカーと1対1のオンライン英会話を体験。特注のテキストを使いながら会話をするので、生徒の心理的ハードルは低い。

 同校の英語は、英語で話すことの楽しさを伝え、「英語嫌いにさせない」のが特徴。童話から読み進める「多読」や、全学年による「英単語コンテスト」など、勉強したくなる工夫を凝らしている。

 同校はグローバル体験にも力を入れており、2週間の「夏休みカナダ語学研修」や「オーストラリア語学研修」のほか、ニュージーランドでの「3ヵ月短期留学」など、生徒全員が1回は海外を体験できるようにしている。

 部活動も盛んで、中学のクラブ活動加入率は男子が90%だが、女子はなんと106%。部活を掛け持ちしているほど活発な女子が多い。マルハナバチの研究をしている生物クラブは、今年5月アメリカのアリゾナ州で開催された世界規模の科学コンテスト「インテル国際学生科学技術フェア」に日本代表として出場した実績を誇る。

 「本校では中学1年生は『13ヵ月』と捉えています。入学予定者には3月の土曜日に学校に来て、中学の学習準備をするスプリングプログラムを実施するほか、入学前に宿泊オリエンテーションを行います。だから、入学式の時点では、もう友達ができているんですよ。人間関係が出来たところから学校生活がスタートするので安心です」と仁木先生は話している。

 
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