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中学・高校受験:学びネット

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武蔵大学

 
  「ゼミの武蔵」でこそ身に付く
社会で自分の力を発揮し活躍できる力
2013年度「武蔵大学説明会」開催
グローバル化が進む現代社会では、主体的に考え行動できる人材が求められている。そうした人材の育成に対して武蔵大学が出した答えは「ゼミ」だ。1922(大正11)年に創設された、日本初の旧制七年制の武蔵高等学校を前身とする同大学は「ゼミの武蔵」として知られ、ゼミで鍛えられることによって、自らの道を切り拓く力を持った学生を育てている。昨年9月には“キャンパス内留学”ができる新しい学びの拠点「Musashi Communication Village」(MCV)がオープン。グローバル化時代に対応した学びの場を提供している。6月15日(土)の説明会は多くの高校関係者が詰めかけ、最新の入試情報を確認していた。

学 長: 清水 敦
住 所: 〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
電 話: 03-5984-3715(入試課)
交 通: 西武池袋線「江古田」駅徒歩6分、西武有楽町線「新桜台」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「新江古田」駅徒歩7分
学生数: 経済学部 1,899名
人文学部 1,434名
社会学部 1,099名 (2013.9.1現在)
ホームページ: http://www.musashi.ac.jp/

 

社会が求める力の育成には
ゼミしかない!

 第一部では、清水敦学長から日本の大学教育が抱える課題と、それに対して同大学でどのような取り組みをしているかが紹介された。

 「課題として、社会で活躍できる基礎力の育成、国際化した時代で活躍できる力、力を活かせる進路の3つを挙げたいと思います。

 本学がゼミを中核としているのは、学生の能力を高めるうえで、高い効果があると考えているからです。講義タイプの授業よりも深く理解できる他、発表・討論・課題解決型の学習を繰り返すことによって、主体的な思考力や論理的な表現力、他者と一緒に事を成し遂げる協働力を身に付けることができます。このような社会で求められる力を育成するにはゼミしかないと、私どもは考えています」

 昨年竣工した新1号館に、外国語学習施設「Musashi Communication Village」(MCV)を新設したほか、留学・海外研修をサポートする「国際センター」を移設。国際化した時代で活躍できる、グローバル人材の育成の取り組みも、より積極的に行っている。キャリア支援センターも、今春、多くの学生が利用する8号館の3階に移転、学生が「キャリア」と触れる機会をさらに増やしている。

 「進路については、学生が自分の能力を発揮でき、かつ安定したキャリアパスへつなげる支援をしています。例えば、総合科目に『ライフマネジメントとキャリアデザイン』という分野を設け、1年次から将来のキャリアについて考える教育をしています。それが学校教育の最終段階である大学としてのミッションです」と清水学長は語った。

外国語が飛び交う
交流スペース「MCV」
料理やゲームをしながら英会話

 キャンパス内で留学体験ができる「Musashi Communication Village」については、運営委員長のジェイソン・ホロウェル教授から解説があった。教授はMCVでは「村長」と呼ばれている。

 「MCVは好きな時に立ち寄って、ネイティブスピーカーや留学生らと会話をすることができるのが大きな特徴です。ショートレッスンでは、ネイティブの講師に対し、最大4人の英会話レッスンを受けることができます」

 その他、料理教室やゲームなどに参加しながら、リラックスした環境で外国語を楽しめるのも特徴だ。

 「英語学習の進め方を相談できる英語学習カウンセリングは、幅広いレベルの学生が利用し、苦手部分をどう克服したらよいか相談に乗っています。新たにスタートした個人プログラム(無料)、教員1人に対し学生3人の割合で構成されるコーチングカスタムプログラムで、語学力アップのためのアドバイスを受けることができます。好評なので継続したいと思います」

 続いて、入試委員長の吉田真理子教授から入試に関する大きな変更点の説明があった。一般方式入試個別学部日程の合格発表を昨年度より3日早め(2月14日)、他大学の発表を待ち、進路を考える時間を多く取れるようにした。センター方式入試の後期日程の手続締め切りも昨年度より4日遅く、3月18日に変更している。

 「武蔵大学の受験対策としては、ぜひ過去問題を勉強してください。学科が違っても問題作成の方針は同じです」と締めくくった。

AО入試、指定校制特別入試
さまざまな入試方法で学生を

 第二部では学部紹介が行われた。経済学部長の黒坂佳央教授はアベノミクスを例に出し、3つの学科の違いを説明した。

 「金融緩和をしたことで、株価が上がりました。そのとき、どこに投資したらよいかを学ぶのが金融学科です。また金融緩和によって、経済全体がどのように盛り上がっていくのかを勉強するのが経済学科であり、ビジネスチャンスがどこにあるかを学ぶのが経営学科なのです」

 経済学部では2年前から指定校制特別入試を実施している。これは本学指定の高校から生徒を募り、面接・小論文により合否を決める入試。「高校の皆さんと信頼関係を築きながら、本学で成長できる生徒の獲得を目指します」。

 「英語英米文化学科」「ヨーロッパ文化学科」「日本・東アジア文化学科」を擁する人文学部は、学部長の踊(おどり)共二教授から「最もMCVを活用する学部。語学力が身に付く環境が充実しています」との解説があった。

 入試では、英語英米文化学科のみ一般方式入試個別学部日程において選択科目に「英語聞き取り」を選べるのが特長。例えば、英語、英語聞き取り、国語の3科目(事実上は2科目)で受験できる。「この学科では約25%の学生が『英語聞き取り』で受験します」と踊教授。ヨーロッパ文化学科と日本・東アジア文化学科では外国語重視型」のAO入試も行っている。

 社会学部長の江上節子教授は、「社会学部は現代社会の課題を分析し、それらの背後にどのような関係性や原理・構造があるのかを学んでいく学部です」と紹介。「社会学科」と「メディア社会学科」があり、課題に問題意識を持っている学生が多いのも特徴だ。

 「社会学部は学びの集大成として、卒業論文・卒業制作を全員に課しています。研究テーマの設定から文献研究、調査分析等を通して、2万字の論文を執筆します。学生は悩み苦しみますが、大きく成長します」と江上教授。同学部にはニュース番組のディレクターや広告代理店など、実務経験のある教員も多数おり、ゼミの中には、東日本大震災の被災地支援プロジェクトを立ち上げ、取材を続けるなど、フィールドとのデュアルな活動で学ぶユニークなものも多い。

 2014年度から両学科のAO入試では、学生の潜在能力や問題意識を問う「テーマレポート方式」を採用。メディア社会学科は「作品方式」での出願も可能だ。「個性的な学生にぜひ来てほしいですね」と強調した。

 

 
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