サイト内検索:
 
中学・高校受験:学びネット

 学びネットは、中学、高校受験のための情報ページです。学校紹介や塾経営にお役立て下さい。

今月号の紹介 学校散策 塾長のためのマンスリースケジュール 購読案内 会社案内
学校散策 ・関東校・ 関東一覧
   

東京文理学院高等部

 
  「高卒資格」を目指す生徒を力強くバックアップ
サポート校だから拓ける、進学・就職への道
通信制高校に通う生徒は18万6千人にのぼると言われ、さまざまな学びのスタイルの学校が誕生している現在。1992年に東京都初のサポート校として開校した東京文理学院高等部は「今こそ、サポート校としての役割を多くの方に理解してもらいたい」と声を大きくする。20年以上にわたり、全日制高校と変わらぬ学校生活が送れるとして評価を得てきた同校では、高卒資格取得のため、できる限りのバックアップができるのが「サポート校の強み」と再確信。不登校や学力不振、発達障害など幅広い生徒を受け入れ、希望の進路に導いている。

学院長: 市川 匡史
住 所: 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-11
電 話: 03-3365-1781(代)
交 通: JR山手線、西武新宿線「高田馬場」駅、戸山口徒歩2分、東京メトロ東西線「高田馬場駅」A1番出口徒歩3分
学生数: 350名 (2013.1.1現在)
ホームページ: http://www.t-bunri.co.jp

 

一般の高校との違いとは
あらゆる援助で生徒をフォロー

 通信制高校やチャレンジスクール等、不登校や中途退学者を受け入れる学校は増えてきた。中にはサポート校と同じような対応を謳う通信制高校もあり、一般の高校とサポート校の違いがわかりにくくなっている。

 「今こそ、その違いを認識していただきたいと感じています」と市川匡史学院長。学習の手助けを必要としている生徒にとっては、サポート校こそが力強い味方になってくれるからだ。

 そもそもサポート校とは、通信制高校に在籍する生徒が高卒の資格を取得できるよう、課題や試験対策をサポートする学校のこと。それに対して、通信制高校はリポートを提出したり、定期試験で一定の成績を収める必要があり、卒業できるかは生徒の自己管理能力に負うところが大きい。そうした日々の学習をフォローしてくれるのがサポート校なのだ。

 「本校は高卒資格というハードルを乗り越えさせるため、生徒にあらゆる援助をします」と市川先生。

 登校が難しい生徒には家庭訪問から始め、週1回、午後からでも通えるよう、丁寧に指導していく。学習内容も小学校や中学校からの学び直しも可能。レポートも確実に提出できるよう手助けもする。こうしたバックアップ体制こそが、サポート校と他の高校との大きな違いだ。選択肢が広がった今だからこそ、「卒業に対して不安に思っているのであれば、ぜひサポート校を選択してほしい」と市川先生は話す。

礼儀正しさを育む校風が
大学進学や就職に有利

 さまざまなスタイルのサポート校が増えている中、同校が選ばれている理由は大きく2つある。1つは「高校生らしい学生本来の学校生活が送れる」ことだ。文化祭や研修旅行等の学校行事もあり、希望すれば委員会活動や部活に参加することができる。制服もあり、生徒はドロップアウトしたという印象を抱くことなく、全日制に近いスタイルで登校している。

 「不登校だった生徒が力を取り戻してきた時こそ、普通の高校生活を送らせてあげたい。『サポート校だからできません』、ということがないようにしたいと考えています」と市川先生。

 もう1つ、同校が評価されているのは「生活指導をきちんと行っている」点だ。頭髪や服装についての指導があり、生徒は落ち着いた雰囲気の中で勉強している。「誰もが安心して通える学校」として、保護者や中学校からも厚い信頼を得ているのだ。

 生活指導に力を入れている成果として、面接と推薦で大学進学を果たす生徒は、大学進学者の半数以上。就職試験の面接の場でも、同校の生徒は高い評価を得ている。

 そうしたメリットを生徒は「縦の関係」から学ぶことも多い、と市川先生は話す。

 「午後の選択授業は無学年。先輩と後輩同士、交流する場でもあります。先輩の生徒は『真面目に授業を受けることが大切。頑張れ』とアドバイスしているようです」

 事実、自宅学習と同校の授業だけで、早稲田大学に合格した先輩もおり、先輩の声は実感として心に響くようだ。

進路を自由に選ばせたい
褒めて自信をつけさせる

 通信制サポート校の中にはゲームや声優、美容など専門学校に近い内容を学べる学校もあるが、全日制の高校らしい学業を優先しているのも同校の特徴だ。

 「この時期の子どもたちは、自分がどんな職業に向いているか、はっきりと意識できない子も多い。選択授業をはじめ、さまざまな体験を通して、3年の間に一番自分の力を出せるものを見つけてほしい。ゆっくり自分の道を探せるように指導しています」と市川先生。

 同校では、午前中は「共通科目」として国語や数学等の教科を学ぶ。午後はパソコンや陶芸、アニメなど趣味や技能を伸ばす「選択科目」が選べるようになっている。

 同時に力を入れているのは、キャリア教育だ。1年次から職業に就くことを意識させ、社会で役に立つ人間になれるよう、社会性を身に付けさせたいと考えている。

 そのためには、「生徒自身が自信を持つことが大切です」と市川先生。「自信を付けさせるために、ちょっとしたことでも教師が繰り返し褒めるようにしています」と話す。さらに生徒のポジティブな面を知るため、保護者と話す機会も増やしている。

 「小さい時に好きだったこと、学校以外で取り組んでいることなど、今は形になって表れなくても、頑張っていることは何でも教えてくださいとお願いしています。それが生徒の精神力を強くする緒(いとぐち)にもなるのです」

 LDやADHDといった軽度の発達障害をもった生徒の受け入れも積極的に行ってきた同校。現在、そうした生徒を持つ家庭からの相談が半数近くにのぼっている。

 「特別支援校に進学するには少し疑問がある。しかし、一般の高校では不安。そういったボーダーラインにある生徒のご家庭からの相談が増えていると感じています」。特に高校生らしい3年間を過ごさせたいと願う生徒の家庭からのニーズは増えていると、市川先生は話す。現在、通学している生徒は他の生徒とも打ち解け、違和感なく学校生活を送っている。

 加えて、特別支援校では取得できない高卒認定の資格を取得させたいと考える家庭もあり、こうしたニーズに応えるため、「高卒の資格を得た上で、社会的スキルを身に付けて、就労に結びつけられるように指導していきたい」と市川先生は話している。

 
  ページの先頭へ戻る
manavinet」運営 / 「塾ジャーナル」 編集・発行
株式会社ルックデータ出版
TEL: 06-4790-8630 / E-mail:info@manavinet.com
Copyright© 2004-2003 manavinet. all rights reserved.