建学の精神を実践することで
多様に変化する現代社会を
生き抜く基盤を築く
目白大学の建学の精神『主・師・親』は、日蓮の代表的著作「開目抄」の冒頭に記されている言葉で、学園創立時の理想を最も適切に伝える言葉として掲げられた。
『主』は社会に対する貢献、『師』は師と共にひたむきに学ぶ姿勢、そして『親』は家族をはじめ、自分を支えてくれる人々への感謝の気持ちを表している。これらの精神が一貫して大学教育に活かされている。
目白大学では、この精神を基軸に、「育てて送り出す」を教育理念とし、“学びを将来にどう活かすか”を前提として、各学部・学科が独自のプログラムを展開。各専門分野のスペシャリストとして、経験・実績をもつ教員スタッフ陣が、一人ひとりの個性を大切に個々の能力を最大限に高める人材の育成を行っている。
「本学は、『不易流行』のバランスを重視している。時代の移ろいを見つめ、社会の変化に対応した改革に力を注ぎながら、創立時の信念を大切に育んでいる。建学の精神に基づき、国家・社会への献身的態度、真理探求の熱意、そして人間尊重の精神を身に付けた卒業生を社会に送り出すことが、本学の変わらぬ使命。一緒に歩んでくれる、挑戦者(チャレンジャー)の入学を期待している」と、佐藤弘毅学長は熱く語ってくれた。
目白台地の高台に位置する
文系総合の新宿キャンパス
目白大学のキャンパスは、学ぶ学問系統により2つに分かれる。ひとつは都心とは思えない静かな環境にあり、「森の学園」と呼ばれる新宿キャンパス。人間学部、社会学部、経営学部、外国語学部が設置され、人の行動や社会の営みから現代を読み解き、人間を見つめる学びのステージだ。
文系の新宿キャンパスでは、将来のビジョンを見据えて4年間を学べるよう、入学直後からキャリアプランニングがスタートする。1年次から3年次にわたり、学生が自らの将来を具体的に描く方法を、キャリアデザインの授業で学ぶことができる。2010年から就職力育成プログラム「MEJIROキャリアコンピテンシー・プログラム」が始まり、企業や地域との連携を強化した多彩な就業力育成メニューが用意されている。
就職サポートも万全だ。キャリアセンターでは、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)や産業カウンセラー等の資格を持ったキャリアカウンセラーを配置し、学生の相談に個別に対応、いつでも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力だ。また、就活支援特別プログラムの一つとして、元NHKアナウンサーを講師に迎え、就活向けの話し方やプレゼンテーションのテクニックのほか、学生が自分自身の特性や将来像を的確に把握することを目指して、「熱血就職塾」が開講されている。
「自分の内面を掘り下げることができた」「視野を広げることで、自分を活かせる企業と出会えた」と、キャリアデザインの授業やキャリアセンターの支援の成果を振り返る卒業生が多いのも納得できる。 |
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広大な敷地に
ゆったりと実験棟が並ぶ
医療・看護系の岩槻キャンパス
一方、さいたま市の広大な敷地にゆったりと実習棟が配置された岩槻キャンパスは、静かでアカデミックな時間が流れる場所。保健医療学部、看護学部がある。人の尊厳を知り、人を支えるための学びのステージとして発展している。
当キャンパスで特筆すべきは、国家試験合格率の高さ。保健医療学部、看護学部を卒業して受験資格を得た新卒者の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師の合格率は、いずれも全国平均を大きく上回る。合格の鍵となるのは、各学科が実施している合格対策プログラム、教育スタッフのきめ細かなサポートなど、教職員・臨床実習指導者・学生の三位一体となった教育の実践に他ならない。
また、岩槻キャンパス5号館にある目白大学クリニックでは、耳鼻咽喉科およびリハビリテーション科(言語聴覚療法)を診療科目として、一般診療のほか、耳鳴り、めまいなどの診療・治療にも取り組んでいる。近隣の介護・養護関連施設とも連携し、地域とつながるキャンパスとして期待が寄せられている。
そして、両キャンパス内のコミュニケーションを活性化させているのが、授業の少人数制。2011年度の「履修規模別授業開講数」データでは、50人以下で構成される授業は開講数全体の約74%。また、学科ごとに30〜50人のクラス担任制を導入。授業を可能な限り少人数で行い、学生と教員の距離が近い学習環境をつくっている。担任の先生は学生生活や課外活動はもとより、プライベートな悩みについても身近な相談相手として頼られる存在だ。
これからも建学の精神に育まれ、知識だけでなく人間力を備えた学生を多く輩出することだろう。
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