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中学・高校受験:学びネット

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修徳中学校・高等学校

 
  普通科進学コース
文理選抜クラス

 

 

難関私大を目指す新クラス
「プログレス」で文武一体を実現

 新校舎と人工芝のグラウンドが完成した修徳中学校・高等学校。全校生徒数は819人。中学校は154人で高校は665人。これまで男女別学だった高校も今年から共学となり(2、3年生は男女別学。特別進学コースのみ共学)、今年から新たに普通科進学コース「文理選抜クラス」を設置した。

 このクラスは特別進学コースと同様の0時限からの朝学習の他、カナダ・バンクーバーでの海外語学研修も実施。進路目標に「GMARCHをはじめとする有名私大の現役合格」を掲げている。カリキュラムは「文理進学クラス」と同じだが、3年次からは難関私立大対策を中心とした学習指導を行う。

 高校1年の「文理選抜クラス」の担任は理科教諭の鈴木智信先生。男子20人、女子14人で「どんな授業でも発言する、積極的な生徒が多いですね」と鈴木先生は話す。

 取材したのは化学の炎色反応の授業。生徒はグループに分かれ、各金属元素が解けた水溶液を燃やして炎の色の違いを観察。水溶液にどの金属元素が入っているかを当てる授業だった。

 「教科書で教えた炎色反応の色と、実際に見た時の色は違うことに気付いてほしい。観察力を養うことがねらいです」と鈴木先生。活発にテキパキ動く生徒が多いのが、このクラスの特徴で、手際よく実験が進む。時間に余裕ができ、もう一度、別の方法で炎の色を観察することもできた。

 「授業では銅の色は青と教えましたが、青緑にも見えることもあります。生徒から『銅は青緑』という答えが出た時は、よく観察できたなあ、と私自身も嬉しくなりました」

 鈴木先生が常に心掛けているのは、「理科離れする生徒をつくらないこと」。興味を持って取り組めるように工夫している。また、授業は基礎から噛み砕いて教え、決して「もうわかっているだろう」と決めつけないようにしている。

 「大学受験でもやはり大切なのは基礎力です。基礎の土台が大きければ大きいほど、その上にどんどん知識を積み上げることができるので、基礎を大事にしたい」と鈴木先生は語る。

 同校では、独自の学習サポート「プログレス」を昨年中学校からスタートし、今年は高校でも導入した。これは毎週土曜の授業後に主要5教科のまとめテスト「土曜Out Put Test」を行い、翌週の月曜から金曜の放課後に確認テストを実施するものだ。確認テストが終わった生徒は用紙をプログレスセンターに持っていき、教師に確認してもらう。全生徒がプログレスを終わらせてから、クラブ活動に行くようになっている。

 「基礎学力の定着により、応用力を身に付けることがねらいです。これにより、学習とクラブ活動を効率よく両立できるようにしています」と入試渉外部部長の小笠原健晴先生。今回紹介した「文理選抜クラス」や「特別進学コース」の生徒もプログレスが終われば、他のコース生と同じ時間からクラブ活動に参加できる。さらに家庭学習用に授業の復習ビデオや大学受験講座を試聴することも可能だ。

 高校では始まったばかりのプログレスだが、「各生徒にあったレベルの問題を出題し、無理なく続けられるようにしています。プログレスが定着してきたのを感じますね」と小笠原先生。基礎的学習用の「学力向上期待者講習」や大学受験専用の「ハイプログレス」も用意されているため、一人ひとりに合った指導ができるのだ。

 今年「文理選抜クラス」は1クラスだったが、来年度からは2クラスに増やす予定。文武一体の教育理念の下、高い目標を持って頑張る生徒を力強く応援していく。

 
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