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中学・高校受験:学びネット

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二松學舍大学附属高等学校

 
  GMARCH進学率が4倍以上へ! 「特進コース」初の卒業生が大躍進!
夏目漱石・平塚雷鳥など近代日本の精神的支柱となった著名人たちが学んだ漢学塾の名門・二松學舍大学。「伝統と新生」の美質を受け継ぐ二松學舍大学附属高等学校は、創立60周年の2008年に「特進コース」を設置、今春、同コースの1回生が卒業した。GMARCH現役合格者は、昨年の7人から31人に大幅増。今冬からは予備校講師との連携授業も開始する。進学校としての実力を着々と高めつつある名門校のパワーに迫る。

校 長: 橋本 喜一
住 所: 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-32
電 話: 03-3261-9288
交 通: 東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」駅徒歩7分、JR線・地下鉄「市ヶ谷」「飯田橋」駅徒歩15分
学生数: 695名 (2011.09.1現在)
ホームページ: http://www.nishogakusha-highschool.ac.jp

 

都心のアカデミックな環境
進学実績向上で高まる注目

 都内地下鉄6線3駅(市ヶ谷・飯田橋・九段下)に隣接し、緑豊かな千鳥ヶ淵や、国立近代美術館・科学技術館などに囲まれた、都心のオアシスにたたずむ二松學舍大学附属高等学校。

 「漢学塾二松學舍」(明治10年創立、後の二松學舍大学)の理念「知行合一(学んだことを実生活で実践する)」を受け継ぎ、生徒は毎週3年間「論語」を学ぶ。隣接する二松學舍大学とは密接な高大連携をとり、高校3年次で選択できる第二外国語の「中国語」「韓国語」は、大学教員の直接指導による本格的なレベル。「書道」は、大学生と机を並べて講義を受け、二松學舍大学進学の際は2単位が認定される。地上6階、地下2階建ての高校校舎に加えて、図書館・食堂・体育館などの大学施設も共有。アカデミックな環境の中で、生徒は感性を磨いていく。

 平成18年、第13代校長に就任した橋本喜一校長のもと、教育課程の見直しと学校改革が始まる。平成20年、難関大学進学を目指す「特進コース」を新設。以来3年間、生徒と教員が二人三脚で努力を積み重ねてきた。同コース一回生が卒業した今春、大きな実を結ぶ。GMARCHへの現役合格者が、昨年の7人から31人へと大躍進。

 「全員が頑張った結果です。特進の生徒は入学時から意識が高く、保護者も授業内容への要望が厳しい。難関大合格に直結する授業レベルを求められ、教員も生徒もよく応えたと思います。推薦受験は原則禁止されている特進コースの成果は、進学コースの生徒の意識にも大いに刺激を与えたようです」

 橋本校長は、反響の手応えを確かに感じるという。受験生の学校見学の申し込みは、昨年より増加した。

特進コースの飛躍
「量と質」で強力サポート

 同校の特進コースは、進学コースより単位数が多く、週4日は7時間授業。さらなる実力向上を目指す生徒は、自主的に8時間目を受講するなど、圧倒的な勉強「量」を誇る。「質」の面では、特進コースの教科担当は、進学指導が得意な中堅ベテランの専任教員で構成。近年増えている医学・薬学系志望の生徒に対応するため、特に理系科目は、応用力養成までフォローしている。

 毎週水曜日に国立大学の現役学生が来校し、進学や勉強生活の相談を受ける「チューター制度」は導入3年目。最近は、勉強内容の質問が多く、ハイレベルな勉強会が開かれているという。

 橋本校長が提言するマニフェストには「文系のみならず理系を伸ばす、国語力育成のための指導強化」がある。

 「『文系の学校』と見られがちですが、2年次から理系クラスも設置しており、その存在をアピールしたい。また『国語力』とは、つまり生活力のことです。すべての思考の原点は母国語の力であり、その上に国際力や応用力が養われる。国語力はすべての源です」

 橋本校長は、文部科学省の学習指導要領の高等学校国語科の作成協力者メンバーのひとりである。そのため同校では、早い時期から「国語力」強化の重要性が全教科に浸透している。理科では「論理的思考力」、数学は「表現力」の養成を、それぞれ目標に掲げている。

 夏の恒例行事、全員参加の「英語合宿」「勉強合宿」では、寝食入浴以外は、勉強に没頭する数日間を過ごす。その体験学習に加えて、今年初めて行うのが「20時間・読書、勉強マラソン」だ。夏休みに、橋本校長とともに1日目は読書10時間、2日目は勉強を10時間行う。校長の呼びかけに10人ほどの生徒が参加を表明している。

 「一冊の本を読みきるなど、長時間何かに集中してやり遂げる達成感を味合わせたい。校長の私も生徒たちと一緒に、自分自身に挑戦する2日間です」

進学校としての実力と
伝統校の美質を併せ持つ

 特進コース、そして2年次から理系・文系に分かれる進学コースと、同校教員たちは、きめ細かな幅広い指導が求められる。専任教員はもちろん、非常勤講師も学校側が費用を出し、予備校など外部研修会に積極的に参加している。「研修を重ねるたびに、教員同士で情報共有できることも全体の指導レベルの底上げになっている」と橋本校長。指導力強化の新企画として、今年12月には「予備校のプロ講師によるマンツーマン指導」が試行運用される予定だ。

 「本校では各予備校の実力のある講師と直接契約を結び、個別・グループ指導を行うスタイルです。本校教員だけでは手が回らない部分があるので、予備校の先生方に、非常勤のような立場で参加いただき、『特進』『進学』両コースに、より高密度な指導をしたいと思っています」

 橋本校長は、「進学校」としての未来像を実現するために、さらなる構想に立ち向かう。また一方で、二松學舍が掲げる「『論語』の教えを土台とする全人教育」は、現代の生徒や保護者の心にも届く力を持っている、と語る。

 「他者に思いやりが持てる優しい生徒が多いですね。『論語』を通して、人間関係のあり方を学べることは大きな財産です。専任教員の2割は、二松學舍の卒業生。『伝統』の核となる教員と、『新生』を担う教員が、共に本校を支え、進化を推進しています。進学校の実力と、伝統校の美質を併せ持ち、『温故知新』を体現する本校の真価は、混沌とした日本社会で、今後、ますます求められ、輝くのではないでしょうか」

 
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