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中学・高校受験:学びネット

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水戸英宏中学校

 
  2012年春、小学校を開校 中学には「東大選抜クラス」を新設
首都圏の難関高校や地元公立トップ校への合格実績が目覚ましい水戸英宏中学校が来春、水戸英宏小学校(仮称・認可申請中)を開校する。小学校から中学校へ――。子どもが大きく成長する大切な時期を、ハイレベルな学習環境で過ごせるということで、開校前から期待が高まっている。さらに中学校では新たに「東大選抜クラス」を設置。「知の創造者たれ」という理念の下、高い目標を持った生徒が育っている。

 

小学校1年次から英語を徹底
充実の「アフタースクールプログラム」

 「私ども緑丘学園には2つの幼稚園があり、水戸英宏中学校開校以来、小学校も開校したいと考えていました」と田中久美子校長。同敷地内に来年小学校が誕生することで、幼稚園から小学校、そして中学校と一貫教育の流れが整う。

 「本校のコンセプトは『挑戦からはじまる人間形成』。東大合格や医学部進学等の高い目標を持つことで、自らを高め、国際社会においてもリーダーとして活躍できる人材の育成を目指しています。それにはやはり小学生の時から意欲を持って、さまざまなことを学べる環境が必要なのです」と佐藤雅之副校長は語る。

 初年度の児童募集は1学年と2学年でそれぞれ35名。1学年1クラスの少人数体制で、水戸英宏中学校への進学だけでなく、全国の難関中学合格を目指した学習指導を行っていく。

 特長のひとつに「早期英語教育システム」がある。1年次よりネイティブの専科担任が英語の授業を行うものだ。海外への修学旅行も予定しており、卒業までに英検3級以上取得が目標。同時に「国際理解教育プログラム」として、自他の国の文化を理解する授業も展開していく。さらに早期英語教育の基礎となる「国語力」を定着させるために、低学年の国語の授業時間数も多めに設定されている。

 さらに注目されるのが、「アフタースクールプログラム」だ。これは最大18時半まで児童を預かるシステムで、国語・算数教室の他、サッカー教室、詩や短歌を作る創作教室、将棋やパズルなど知育教育の時間が設けられている。

 「今はご両親とも働いているご家庭が増えています。安心してお子さんを預けていただけるように、長期休業中にもこのプログラムは実施します」と田中校長。個別の質問タイムも設けてあり、授業で苦手な部分を先生に聞くこともできる。しかも、追加費用は発生せず、授業料にすべて含まれるという。

 現在「小1プロブレム」と言われる小学1年生の学校での行動が社会問題になっているが、これに対して同校では、教師が同系列の幼稚園で研修を受け、幼児の行動や心理を理解しようと取り組んでいる。水戸英宏小学校設置準備室担当で、中学校で国語を教える傍ら、歌人としても活躍している田中拓也先生も、現在年長組の子どもたちと言葉遊びを楽しんでいる。

 「同じ年長さんでも早生まれの子どもと遅生まれの子どもでは、発達の度合いに違いがあります。それらを理解し、各段階で適切に指導していくことが大切だと思います」と田中先生は語る。

 入学試験では、第1学年は国立・私立小学校の入試方法に準じたものに独自性を加えた問題および面接が、第2学年は国語と算数の試験と面接が行われる予定だ。

 田中先生は「集中して相手の話を聴くことができること。興味を持って何事にも取り組めること。この2つが学力伸長の大きな鍵になります。ぜひ本校に入ってきていただきたいです」と話している。

東大クラスは基礎を強化
一層手厚い個別指導を

 来春、水戸英宏中学校に誕生する「東大選抜クラス」。定員を増やすのではなく、従来の「医歯薬コース」40名(1クラス)はそのままに、「特進Sコース」120名3クラスのうち、40名1クラスを「東大選抜クラス」とする。

 今回、東大に絞ったクラスを設置した理由を佐藤副校長は、「目標が人を支配する。生活の中に目標をきちんと置くことで、学習習慣や生活習慣そのものが変わってくると考えています。何よりも高い目標にチャレンジしてほしいという思いから、東大選抜クラスを設けました」と語る。

 東大選抜クラスのカリキュラムは特進Sコースと変わらない。先取りはしないが、中学の学習範囲内で、理系と文系をバランスよく学び、発展的な演習問題にも取り組む予定だ。

 「まだ中学生ですので、まずは基礎学力を完璧に身に付けさせたい。実際、東大に合格した卒業生は、基礎をパーフェクトにマスターし、さらに興味がわいたことに対しては、高校の分野まで進んで勉強していました」と佐藤副校長。田中校長も「勉強という感覚ではなかったと思いますね。楽しいことをしている印象でした。そうしたことができるよう、基礎固めをしたいと考えています」と話す。

 今春、開成高等学校や慶應義塾湘南藤沢高等部等の難関高校に多数の合格者を出した他、地元トップ校の水戸第一高等学校にも26人合格と実績を上げている同校だが、「今年の進学実績については、教員一同反省している」と佐藤副校長。「全員の子どもたちの夢をかなえてあげたかった」と、教員自身も妥協せず、高い目標を掲げている。

 今後の課題は「個別指導をきっちりと行い、一人ひとりのわからないところを解消していくこと」と佐藤副校長は語る。古典だけ6割しか点数が取れなかった生徒が、2〜3ヵ月集中して個別指導を受けた結果、水戸第一高等学校に合格した例もあった。一斉指導では互いに競い合って伸びていく良さがある。さらに個別指導を充実させることで一人ひとりの学力を確実に伸ばしたいとの考えだ。

 「やはり、コツコツ粘り強く勉強する生徒は伸びます。そうした生徒の学習意欲に応えていきたいですね」と田中校長は語った。

水戸英宏中学校
校 長: 田中久美子
住 所: 〒310-0913 茨城県水戸市見川町字手負山2582-15
電 話: 029-243-0840
交 通: JR「水戸」駅北口より関東鉄道バス6番のりば、千波車庫、卸センター、平須、石岡駅、鉾田駅、各方面行き乗車「水戸短大入口」徒歩5分
学生数: 396名 (2011.07.1現在)
ホームページ: http://www.mito-eiko.ed.jp

(仮称)水戸英宏小学校(認可申請中)
住 所: 〒310-0851 茨城県水戸市千波町2369-1(開校予定地)
電 話: 029-243-7804
交 通: JR「水戸」駅北口より関東鉄道バス6番のりば、千波車庫、卸センター、平須、石岡駅、鉾田駅、各方面行き乗車「水戸短大入口」徒歩3分
初年度児童募集: 第1学年35名・
第2学年35名(男女共学) 予定
ホームページ: http://www.mito-eiko-es.ed.jp

 
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