座談会参加者 氏名/「参加理由」
【高校1年生】
佐藤知佳さん
「イギリスに興味があり、英国研修は入学理由のひとつ」
永松千聖さん「初めての海外で自分の世界を広げたい」
名取優香さん
「イギリスに興味があり、苦手な英語を上達させたい」
西川優花さん
「英語が好きで現地の人と話したい。中学1年の時から行こうと決めていた」
横田麻朱美さん
「イギリスに興味があり、交流校の小学生と交流したい」
【2007年度高等学校卒業生】
田村裕子さん「友人に誘われて」
悔しさをバネに英語に意欲
── 印象に残ったことを教えてください。
横田 交流校の小学生と一緒に遊んだことです。お互いに歌をプレゼントしましたが、イギリスの子どもたちの声量がすごく大きくて感動しました。実際のイギリスはテレビで見たのと全然違っていて、建物の古さや素晴らしさに驚きました。
西川 小学生がいろいろと話しかけてきてくれたのに、聞き取れない部分があって、もっと英語ができればと思いました。
名取 大英博物館でロゼッタストーンなど、昔の人たちが作ったものを見たことです。交流会では、現地の小学生が地震からの復興を願う手紙を読んでくれて、すごく嬉しかったです。
佐藤 折り紙を教えた時にジェスチャーでしか通じなくて、悔しくて、絶対英語を話せるようになりたいと思いました。
永松 授業で習う英語と実際の英会話は全然違うと思いました。でも、みんなが親切で、交流会で質問を聞き取れずに聞き返したら、案内係の女の子たちがわかりやすい英語で言い直してくれて助かりました。大震災の直後だったので、行く先々で心配してもらい、日本は外国から愛されているんだなと実感しました。
田村 私は本当に英語が嫌いでしたが、外国の方が何を言っているのかわからない、しゃべれない自分が悔しくて、どうしてもしゃべれるようになりたい、と強く感じました。
人生も考え方も変わる
── 研修で気付いたこと、自分が変わったと思うことはありますか?
名取 エジプトの建造物の破片を見て、なぜ、どうやって作ったのかを知りたくて、世界史にすごく興味がわきました。帰国してすぐ、エジプトについて書かれた本を読みました。研修は人生も、考え方も変えてくれます。
西川 難しくて投げ出していた英語問題集を、今度は絶対やってやると、勉強し始めました。
横田 英語の大切さに気付き、特に英会話の授業を真剣に受けるようになりました。
佐藤 イギリス以外の国にも行って、共通語の英語で話してみたいです。
永松 イギリスでは古いものが、小さなものまで大切にされていて、イギリス人は自分の国を昔から現代まですべて愛している、日本人と感性が違うなと感じました。
田村 親の反対を押し切って参加したので、研修費を別の形で返そうと思い、英語を猛勉強するようになりました。外の世界をもっと知りたいという気持ちが強くなり、これまで15ヵ国ぐらいを旅行しました。卒業後は、清泉女子大学の地球市民学科へ進み、4年生の時にアフリカのマラウイ共和国で、JICAの方たちと活動するプロジェクトに参加しました。
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── 将来の展望はいかがですか?
名取 歴史に興味がわいたので、本校の社会科の先生になりたいです。
西川 英語が好きでも、将来のことまで考えていませんでしたが、今は英語を使う仕事に就きたいです。
横田 小学校の先生を目指していましたが、教科は英語もいいなと思うようになりました。
永松 ハリー・ポッターがすごく好きなので、インターネットでいいから、世界中の人と映画の話題で盛り上がりたいと、英語を頑張っている最中です。
佐藤 この研修で、英会話の先生が幼稚園に来て教えてくれたことを思い出したので、自分も幼稚園で英会話を教えたいです。
田村 勤務先の会社が海外に展開しているので、将来的には海外支社での勤務を希望しています。
友達と先生に恵まれる学校
── 最後に和洋国府台女子中学校・高等学校の好きなところを教えてください。
田村 自然に囲まれているので、放課後は学校で友達といる時間が長く、親しい友人を作ることができました。
名取 先生がユニークで、毎日授業が楽しいです。何か聞いてもすごく親身に考えてくれる先生ばかりです。
西川 「和」では茶道や琴を習ったり、「洋」ではイギリス研修へ行けるなど、他の学校ではできない体験ができます。
永松 のびのびしていて、我が道を行く人が多いけど、文化祭の時など、いざというときは一致団結します。誰でもすぐ友達になれる学校です。
── 皆さん、本日はありがとうございました。
広報室長・外国語科教諭 西山典子教諭より
英国研修は本校独自の自慢のプログラムです。田村さんが研修後、急速に成績を上げていかれたように、この研修はほぼ全員に成果が期待できます。英語力だけでなく、今後の生き方の方向性を与えられる貴重な機会だと自信を持っております。英国研修に限らず、本校の授業や行事はすべて、生徒に感動を与えることが基本です。感動の喜びを知った生徒は、他の人へも感動を与えられると考えているからです。
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