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中学・高校受験:学びネット

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立正中学校・高等学校

 
  緑の風が吹き抜ける“杜の学び舎” 2013年、馬込へ移転開校
2013年4月、現在の大崎キャンパスの3倍もの広さを誇る馬込キャンパスに移転開校する立正中学校・高等学校。新校舎のコンセプトは「杜の学び舎」。学校全体が木々で囲まれ、生徒は常に自然の息吹を感じることができる。川端康成や北原白秋など、文士や芸術家が交流した「馬込文士村」のあった文化の薫り高い町で、緑に包まれた未来の学び舎がもうすぐ誕生する。

校 長: 中原 健次
住 所: 〒141-8577 東京都品川区大崎4-2-16
電 話: 03-3492-4416
交 通: JR山手線「五反田」駅、「大崎」駅から徒歩8分、埼京線、りんかい線、湘南新宿ライン「大崎」駅から徒歩8分、都営地下鉄浅草線「五反田」駅から徒歩8分、東急池上線「大崎広小路」駅から徒歩5分
学生数: 中学校  589名
高等学校 627名 (2010.07.1現在)
ホームページ: http://www.rissho-hs.ac.jp

 

開放感あふれる
「エコ・スクール」

 3年後に開校する立正中学校・高等学校の馬込キャンパスは、新時代にふさわしく、人にも環境にも配慮した設計がなされている。言うなれば「エコ・スクール」だ。現小学6年生が来年入学した場合、中学3年から馬込キャンパスで学ぶこととなる。

 「今まで以上に緑豊富なキャンパスに生まれ変わる予定です。ここには風力や太陽光を利用して発電する設備もあります。これらですべての電力を賄うことは不可能ですが、生徒に『生きた教材』として触れてもらい、環境意識を高めていきたいと考えています」と、語るのは石倉尚文総務広報部長。屋上緑化にも取り組む他、自然の風が吹き抜けるよう、校舎は自然採光・自然通風を考慮。校内には開放的なスペースを多く設けており、屋上にはテニスコートや弓道場が計画されている。新しく設置される「中庭テラス」は屋外ランチルームとして使用できる他、学園祭での野外コンサート会場にもなると期待されている。

 移転後のコンセプトのひとつとして、「地域に溶け込んだ学校づくり」を掲げている。学校をぐるりと囲む校外の通路の各所には、一般の人も利用できる小公園をつくる予定。また、校庭開放はもちろん、多目的ホール(小体育館)は、講演会やコンサート会場として利用してもらいたいと考えている。

 「地域の方も学校移転を友好的に受け止めていただき、『早く建ててください』と言われるほどです」と石倉先生。

 立正中学校・高等学校が移転したことで、街ぐるみで活性化を図る。そんな大きな夢が膨らんでいる。

希望の進路を叶える
きめ細やかなコース設定

 新校舎では教室数が増えるため、1クラス30〜35人程度の少人数制をとる予定。移転までの3年間で徐々に移行し、2013年には少人数クラスを完成させたいと考えている。

 また、高校からの募集も2クラス程度まで増やしたい意向。立正中から上がってきた生徒と外部からの生徒がよい意味で刺激し合い、切磋琢磨できる環境を整えていく。

 同校では、毎年クラス編成が行われる。中学2年までは全員同じ進学クラス。中学3年から特別進学クラスと進学クラスに分かれる。さらに高校2年次で、それぞれ特進の文系・理系、進学の文系・理系に分かれて、4コースになる。

 石倉先生は、「それをもっと細分化し、立正大学第一志望のコース、他大学での各学部への進学コースなど生徒のニーズに応じて、色分けをしていきたいと考えています」と語る。

 現在でも同校では、英数に限らず、幅広い科目の特別講座や補習を実施している。塾や予備校に行かなくても、一般入試で大学に合格を果たす生徒も多い。

 「参加生徒がたとえ5人であったとしても、その講座は行います。もっと少ない場合は、担当教師がマンツーマンで相談に乗るケースもありますね」

 こうした特別講座は、夏・春休みなどの長期休暇のときに実施される。講座のために、日々の部活動が制限されることはない。同校では、勉強と同等に部活動を重視。建学の精神「行学二道」の心は、部活動を通しても培われると考えているからだ。

部活動で築かれる
「行学二道」の精神

 「行学二道」の二道とは修行と修学のことで、学校で学んだこと(学)を実際に行動で示せる(行)生徒の育成を目標にしている。学に必要なのは「積極性・挑戦心」。行に必要なのは「親切・勇気・感謝」だ。

 「中学校時代に良い人間関係を築くためには、部活動は欠かせません。部活動を通して、思いやりや善悪の分別、勇気ある行動を身に付ける。そうして人間として成長してもらいたい。それに本校では、先生が教えるより先輩が指導する部活がほとんど。異年齢の集団の中で後輩の面倒をみる経験は、社会に出てからも役立つと思います」

 同校では学校案内の「クラブガイド」を別冊子で制作。詳細に紹介している。こうした部活動の評判が口コミで広がり、部活動に魅力を感じて、入学を決める生徒も多い。この口コミの力は大きく、保護者が立正を気に入って入学させるケースも少なくないという。

 「本校の教育理念や人間形成の考え方、きめ細やかな指導が、長年かけて保護者の方に伝わった証拠」と石倉先生は嬉しそうだ。

受験日程を変更
第一志望の生徒にチャンスを

 同校は来年、受験日程を変更する。2月1日は午前・午後。翌2日も午前・午後の2回実施。3日は実施せず、7日の午前までの全5回となる。併願者の多い3日の試験を止め、立正を第一志望とする受験生に多くのチャンスを与えたい考えだ。

 「本校は普通のお子さんをお預かりし、先取りや詰め込み教育はせず、6年間かけて、将来進みたい道、夢を実現できるよう完ぺきにサポートします。行ける大学ではなく、行きたい大学を目指す。おかげ様で、学年を追うごとに保護者の方の満足度、生徒の満足度は高まっているようです」

 同校では特待生制度も充実している。入試成績優秀者や在籍で成績優秀な生徒に限らず、文化・スポーツで活躍した生徒にも次年度の学費が1年間免除される。また、経済的な理由で通学が困難になった生徒にも校長が認めた場合、1年間学費が免除される。

 他にも6年次において、成績優秀であり、なおかつ立正大学に進学する生徒は、大学1年次の学費が免除。手厚い奨学金制度が生徒の意欲をバックアップしてくれている。

 
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