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中学・高校受験:学びネット

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法政大学第二中学校・高等学校

 
  大学教育へつなげる段階的カリキュラム
 
法政大学第二中学校・高等学校は付属校のメリットを生かし、受験技術にとらわれない、大学につなげる教育を展開している。机上の学力を充実させるだけでなく、現実への思考力や表現力など、生涯能力への基礎も培う。

校 長: 遠藤 節昭
住 所: 〒211-0031 神奈川県川崎市中原区木月大町164
電 話: 044-711-4321(代表)
交 通: 東急東横線・東急目黒線・JR南武線「武蔵小杉駅」下車
徒歩10分
学生数: 中学校  565名
高等学校 1,971名 (2003.11.1現在)
ホームページ: http://www.hosei2.ed.jp/

 

 東急東横線・目黒線・JR南武線「武蔵小杉」駅から徒歩10分。法政大学第二中学校・高等学校は川崎市北部の閑静な住宅街にある。

 交通の便がよいことから通学エリアは広く、神奈川・東京はもとより遠く埼玉や千葉から通う生徒もいる。

同校では、卒業生の9割が無試験推薦入学で法政大学に進学。生徒たちは受験勉強に追われることなく、自由な校風のもと、興味ある学習テーマに打ち込みクラブ活動も楽しむことができる。

基礎学力を徹底指導

「大学で専門的な勉強を始めるときに求められるのは、知識の量ではなく確かな基礎学力です」。

 岡稔彦入試委員長は、大学教育までを見通した中・高教育の必要性を語る。

 同校では、授業進度を速めて学習内容を先取りするカリキュラムを組んでいない。中学・高校それぞれの時期に対応した学力を確実に身につけることに重点を置いているからだ。

 中学段階では英語と数学の基礎固めに力を入れている。両科目の授業については通常クラスを2分割した少人数クラスを編成。きめ細かな指導で生徒全員の徹底理解を目指す。
 英語は「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つをバランスよく定着させることを目標とし、ネイティヴ講師とも連携しながら授業を進めている。また授業以外でも中学1・2年次の夏休みには、6泊7日にも及ぶ英語合宿を法政大学富士セミナーハウスにて実施。学習内容の完全定着を図っている。その結果、中学3年生で英検準2級や2級にまで合格する生徒も多い。

 数学は、新指導要領実施後も学習内容を削減せず、高水準の学力習得を目指す。中学2年次からは、週単位で「定着テスト」を実施。目標レベルに到達していない場合には、放課後の再テスト、土曜日の補習、夏休み特別補習などで理解に導く。

調べ、討論し、発表する

 中学卒業後の進路について、生徒が他高校受験を希望する場合には、一定の審査の上、付属高校への進学の道を残して他校を受験することを認めている。しかし、実際にはほとんどの生徒が内部進学を希望するという。それは、「同じキャンパス内で、高校生が充実した学校生活を送っている様子を目にしているからでしょう」。

 中学と同様、高校においてもバランスのとれた基礎学力を重視。よって、文系・理系などのコース制を敷かず、生徒は全教科の学習に取り組む。「幅広い教養が、個性を正しく伸ばします」。

 授業では、与えられた課題について調べ、討論し、発表するといった方法が多く採用され、生徒の学習能力を総合的に育成する指導がなされている。

 

大学と同様のゼミスタイル

 高校3年生になると、大学での学部選択を視野に入れた授業が開始される。これは共通科目とは別に、生徒が自分の興味や関心のある講座を2科目選択。合わせて週4単位を設定している。

 講座は、「現代評論を読む」「環境問題入門」「物理演習」「運動生理学」「ポピュラー音楽」など。テーマは多岐にわたり講座数も30を超える。1講座平均の生徒数は10〜30人程度。同校教員が指導に当たり、授業は大学のゼミと同様のスタイルで進められる。

 数ある講座の中でも、生徒の人気を集めているのは「法と犯罪と裁判」と「マスコミと現代(社会学入門)」。
「法と犯罪と裁判」の講座では、生徒たちは夏休みにフィールドワークに取り組み、裁判所・弁護士会なども見学する。昨年は、研究成果を1冊の本にまとめた『高校生が考える「少年法」』(明石書店)が出版された。この中で生徒たちは、裁判官や調査官、マスコミ関係者、国会議員、被害者遺族にまで聞き取り調査を行なっている。さらに加害者を更生する保護施設も訪問。多角的視野から、少年犯罪と少年法について論じている。

 こうした選択講座などで培った事実認定力や、調査能力、コミュニケーション能力、論理力などは大学においても力を発揮し、リーダーシップをとるようになるという。

クラブ活動にも活躍の場

 受験を意識せず、クラブ活動に熱中できることも付属校のメリットだ。

 文科系では、放送部のNHK杯放送コンテスト神奈川大会部門優勝・全国大会奨励賞受賞。美術部は全日本学生美術展特選や神奈川県高校美術展入賞を獲得するなど、活発な活動を展開している。

 スポーツ系も毎年、インターハイ出場者は県下最大規模を誇る。今年度も、バレーボール部・テニス部・水泳部など多くのクラブが出場を果たしている。

 生徒がクラブ活動に打ち込める環境も整っている。広大な敷地には大・小ふたつの野球場、陸上競技場・サッカー場・雨天練習場などの施設が充実している。体育館にはメインアリーナに加え柔道場、ミーティングルームも敷設。さらにスポーツ系全クラブには教員以外にも専属コーチがついて指導に当たっている。
「学習もクラブ活動も、本校には生徒がのびのびと活躍できる日常があります」と岡入試委員長。

 法政大学第二中学校・高等学校は、生徒の生涯を見据え、個人の総合的な能力を育成していく。

 
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