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中学・高校受験:学びネット

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文理開成高等学校

 
  大学進学実績が大幅にアップ! 学校改革で進学校に生まれ変わる
平成19年4月に新しく生まれ変わった文理開成高等学校。千葉県内トップクラスの進学校を目指して、22年の春、第1回目の卒業生を送り出し、国公立大をはじめMARCH以上の合格実績を挙げた。目の前に太平洋を臨むオーシャンビューの恵まれた環境の中、一流教師陣による教育を受け、生徒たちはのびのびと学力を伸ばしている。

校 長: 村山 徳和
住 所: 〒296-0001 千葉県鴨川市横渚815
電 話: 04-7092-0267
交 通: JR外房線「安房鴨川」駅から徒歩5分
学生数: 416名 (全日制課程・通信制課程)
(2010.05.1現在)
ホームページ: http://www.bunri-kaisei.com

 

熱意溢れる教師陣が生徒の質を変えた

 「教育のあり方を変えたことで、生徒の質が変わりました」

 新しく生まれ変わった文理開成高等学校になって、初の卒業生の合格実績を見て、村山徳和校長はそう語る。東大・山梨県立大学などの国公立大をはじめ、慶応、立教、法政、北里・東邦の薬学部など(既卒生含)、従来を上回る実績を挙げることができた。同校では「知」「心」「体」を教育テーマとして掲げており、「知」では県内有数の進学校へシフトすべく、4年前から学校改革を進めてきた。

 「改革をどれだけ実践できるかが課題でした」と村山校長。

 改革で重要視したのは、優れた人材の確保だった。首都圏の有名私立や予備校などで活躍していた教師8人を採用。指導力は折り紙付きの教師に対し、村山校長はさらにある条件を提示。学校のある地元・鴨川に住んでほしいと要望したのだ。

 「地元に住んで初めて、生徒たちの教育環境が実感できるのです。そこまでの気持ちを持ち、一から生徒を育てることに充実感を感じてくれる方に来ていただきたいと思いました」

 こうした熱望に応え、情熱を抱いた教師たちが集結。数多くの生徒を難関大学合格へと導いた経験豊富なベテラン教師陣が、同校で教鞭をとることになった。

 さらに村山校長は、元からいた教師たちにもブラッシュアップを求めた。センター試験の過去問に教師陣も挑戦し、正答率を以前よりアップさせるよう提案したのだ。

 「一連の学校改革で、先生方の意識も大きく変わりました。1年後のセンター試験の正解率はほぼ100%。教師が変わることで在校生も変わり、入学希望者のレベルも格段にアップしました」

 地元中学でトップクラスだった生徒が入学を希望するようになり、生徒の質の変化が大きく起こり、21年度には主要教科オール5の生徒をはじめ、評定平均4以上の生徒が入学した。来年度以降は、今年の大学合格実績を上回る成果が出るものと、早くも期待が高まっている。

それぞれの将来に向かい
邁進する生徒の姿

 同校では現在4コース制をとっている。特別進学コース、医歯薬進学コース、大学進学コース、普通コースの4つで、進学コースでは土曜日に特別授業を実施。生徒は代ゼミなどで活躍する有名予備校講師の指導を直接受けることができる。

 また、月〜金の放課後には、英数を中心に主要5教科の個別指導も実施。曜日によって実施する科目は決まっているが、それ以外でも生徒からのリクエストと教師の都合が合えば、教えてもらうことができるなど、柔軟に対応している。

 同校では毎月授業公開を行っており、保護者の他、進学希望の中学生も授業を見ることが可能だ。授業を見た人たちからは、「高レベルな授業だと思っていたが、とてもわかりやすい教え方だった」との声が寄せられている。また、授業中の生徒の態度も非常に真面目と評判だ。

 「明るく朗らかな子が多いのですが、休み時間は元気でも授業中は真剣。将来の目標をはっきりと持ち、いま何が必要かわかっている生徒が多いからだと思います」と村山校長は話す。

 生徒の目標は大学進学ばかりではない。同校はクラブ活動も盛んだ。校門を出ると目の前に海が広がる最高の環境で活動するサーフィン部からは、これまでに20人近いプロサーファーが誕生した。この部に入るため、近畿など遠方から入学する生徒もいるほどだ。

 また、千葉の三強に数えられているボクシング部は、関東大会やインターハイなどで活躍。平成22年千葉国体の強化指定校にもなっている。

 こうした部活動に打ち込みたい生徒や遠方からの入学者のため、同校では校内に寮を完備しており、これらの生徒が寮生活を送っている。

 文化部でも、写真部が全国的な写真コンクールで数多くの入賞を果たしており、同校の名を大いに広めている。

千葉大学との連携授業で生徒に刺激を与える

 村山校長は「生涯にわたる友人関係・人間性を築けるのは高校時代」と位置づけ、「生徒たちが良い意味での競争をしながら、自分から行動できる人間に育てていきたい」と語る。

 それにはさまざまな動機づけのチャンスを与えることが必要と考え、体験学習に力を入れている。千葉大学との連携授業では野波教授の「ロボット工学」、落合教授の「ナノサイエンス」の2つの専門的な授業の他、文学部竹内教授の授業を受講。城西国際大学では実際の薬学部の授業も体験した。今後は千葉大学で、医学部系の授業体験も行っていきたい方向だ。

 また、中国との姉妹校提携や交換留学生制度の推進など、生徒がよりグローバルな視点を持てるようバックアップしていく計画を進行中である。

 進学校へのシフトチェンジが注目を集めている同校ではあるが、教育テーマである「心」の部分も疎かにしていない。来賓に対して、生徒や職員全員が行う「おはようございます」「こんにちは」の挨拶の声は爽やか。礼節やマナーなど、生活指導が行き届いていることを感じさせる。さらに特進クラスであっても、部活動に励む生徒も少なくなく、文字通りの「文武両道」が実践されている。

 「エリート教育は人格を伴ってこそ」と語る村山校長。海を臨む恵まれた環境の中で、生徒のさまざまな可能性が開花しようとしている。

 
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