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中学・高校受験:学びネット

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水戸英宏中学校

 
  全国模擬試験第1位を輩出 オーストラリアUPWEY HIGH SCHOOLと提携も
開校からわずか6年の間に地元公立トップ校だけでなく、首都圏の難関国公私立高校への進学実績も目覚ましい水戸英宏中学校。今年度の2年生には模擬試験全国第1位をとった生徒もおり、ますます意気が高まっている。こうした学力を支える土台は、教員が生徒一人ひとりをわが子のように見守っている校風だ。今年からはオーストラリアの「UPWEY HIGH SCHOOL」と提携し、国際教育のさらなる充実も図ってゆく。水戸英宏中学校の田中久美子校長に今後の取り組みを聞いた。

校 長: 田中久美子
住 所: 〒310-0913 茨城県水戸市見川町字手負山2582-15
電 話: 029-243-0840
交 通: JR「水戸」駅北口より関東鉄道バス6番のりば、千波車庫、卸センター、平須、石岡駅、鉾田駅、各方面行き乗車「水戸短大入口」徒歩5分
学生数: 422名 (2009.09.1現在)
ホームページ: http://www.mito-eiko.ed.jp

 

実績が優秀な生徒を呼ぶ
「勉強するなら英宏へ」

 開校して6年。水戸英宏中学校の2007年から3年間の高校入試の実績は目覚ましいものがある。県内トップ校である水戸第一高等学校、土浦第一高等学校へ合計50人。首都圏難関高校である開成・東京学芸大附属・慶応義塾・巣鴨などへも多くの合格者を輩出している。同校は水戸短期大学附属高等学校、水戸葵陵高等学校への中高一貫連携型進学教育を行っているが、生徒の希望により外部受験にも対応。こうした取り組みが人気を呼び、今では近隣する他県や茨城県内の遠隔地から通う生徒も増えている。定員は、医歯薬コース40名、特進Sコース120名で、医歯薬コースは4倍近い倍率だ。

 「私たちは生徒に恵まれていますね。本当に気持ちのいい、謙虚な子が多いと思います」と、田中久美子校長は話す。全国模試で1位、100位以内に7人という成績を挙げている現在の2年生は、第1期生の合格実績を見て入学してきた生徒たち。早くも地元では「勉強をさせるなら英宏中学校へ」との評判が高まっている。

生徒の到達度に合わせて徹底的に指導
国際教育の充実も

 こうした生徒たちの高い学力は、日々の積み重ねで作られている。週と月単位で行われるテストで、全員が100点満点中70点以上とれるまで、徹底的に指導する「到達度教育(パワーアップゼミナール)」は、学習内容の理解の促進に大きな成果を挙げている。今年度からは、入学後の既習内容すべてが出題範囲となる学期末・学年末のテストでも実施されるようになった。

 「一人ひとりを大切に、つまずく生徒がいないよう、時にはマンツーマンでわかるまで指導しています」と田中校長。テストによっては90点以上とハードルを上げることもあり、採点基準も厳しく、漢字の止め・はねができていないと不正解にすることもある。こうした細かな間違いが入試では明暗を分けることになるため、普段からしっかり意識させている。

 同校ではこの他にも「難関私立対策ゼミ」や、1日1教科を8時間学習する「学習マラソン」、県立高校対策の「特訓ゼミ」など、ゼミナールが充実。中3では記述力を付けるため、資料を読んで10分間で要約させる「論述」の授業も設けられている。それらに呼応し、生徒の学習意欲も非常に高い。

 今年は新たな取り組みとして、5月にオーストラリアの「UPWEY HIGH SCHOOL」と姉妹校提携を結んだ。同校は、ビクトリア州メルボルン近郊にあり、日本の中学校1年生から高校3年生にあたる約1,200人の生徒が在籍している国際教育に力を入れている学校である。今年は同校からのホームステイを受け入れる予定。また一方では、国際教育の一環として、国内研修旅行(今年は奈良・京都)を実施し、日本の伝統文化に触れるプログラムもスタートさせる。国際社会で活躍できる人材育成をさらに前進させたい考えだ。

いじめゼロで思いやりの心を育む

 一人ひとりを大切にする教育方針は、生活指導にも行き届いている。同校では入学後、1年生全員が田中校長と面接をする。

 「生徒がどこから通い、どのような夢を持って本校に入学してきたのか、私は生徒の顔を見て話がしたいと考えています。入学間もない1年生ですが、約7割の生徒が、将来何になりたいかの目標を持っているようです」と田中校長。同校では校長をはじめ、すべての教員が生徒全員のことを把握している。何か気になることがあれば、担任以外でも迅速に対応できる体制ができており、保護者とも密に連絡を取っている。

 同校では「いじめ・暴力ゼロ宣言」を掲げている。田中校長は「学校全体の集会でも講話をしていますが、クラス単位でもいじめはないか常に確認をしています。生徒たち自身の中に『いじめはいけない』という意識が高まっていると感じています」と語る。

 学力向上を大切にしながら、その前に「思いやりの気持ち」「挨拶」「言葉遣い」などの人格形成に力を入れている同校。社会生活に必要なルールやマナーもしっかりと身に付けられるよう、丁寧な指導がされている。

文化祭やクラスマッチ部活動も盛んに

 生徒のさまざまな能力を伸ばすため、同校では学校行事にも力を入れている。特に文化祭では合唱や自由研究の発表などが行われ、そのレベルの高さには保護者でさえ驚かされる。また、生徒が種目を決めてクラス対抗で競う「クラスマッチ」も大いに盛り上がり、生徒同士の団結力を強めている。部活動も盛んで、男女サッカー部の部員は70人を超え、経験豊富なスタッフが指導にあたっている。文芸部では歌壇での受賞歴もある顧問が、創作指導の一環として、県内外の名所や史跡(鎌倉・浅草等)を巡る校外研修を活発に行っており、数々のコンクールで入選している。ソフトテニス部も今年、全国大会優勝の実績を持つ顧問を迎えた。

 田中校長は「どの生徒も目標を持ち、自分のペースで頑張ってほしいと思っています。私たちは充実した3年間が過ごせるよう、バックアップしていきたいですね」と語る。

 入試説明会は9〜12月の毎週土曜日、午前9時30分から行っている(第5土曜・学校行事のある場合除く)。専願入試説明会は10月24日、11月7日、14日の午後1時30分から。事前の電話予約が必要。

 
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