サイト内検索:
 
中学・高校受験:学びネット

 学びネットは、中学、高校受験のための情報ページです。学校紹介や塾経営にお役立て下さい。

今月号の紹介 学校散策 塾長のためのマンスリースケジュール 購読案内 会社案内
学校散策 ・関東校・ 関東一覧
   

霞南至健中学校

 
  生徒と先生の絆深まる キーワードは 夢を語れる人になろう
霞ケ浦の南岸、水辺の自然豊かなところに位置する霞南至健中学校。2009年4月に開校し、男女合わせて29人の新入生が入学した。少人数でスタートした同校では、先生の目が生徒一人ひとりに行き届く、温かい指導が行われている。

住 所: 〒300-0301 茨城県稲敷郡阿見町青宿50番地
電 話: 029-888-8208
ホームページ: http://www.kananshiken.ed.jp

 

MBOでユニークな研究発表

 現在1年生29人、1クラスの同校。公立中学志向が強い地域にありながら、私学への進学を選んだ子どもたちだけあって、勉強に対して意識は高い。英・数・国の3教科は公立の1.7倍の授業量を用意され、朝のミニテストも行われているが、生徒は積極的に取り組んでいる。また科学技術都市「つくば」が近隣にあることから、施設見学などの体験学習も実施していく予定。最先端の科学技術に触れられるのも同校の特色のひとつだ。

 5月27日には、第1回MBO発表会が多目的ホールで開かれた。MBOとは同校の教育システムのひとつで、チームを作って研究発表することで社会性を磨くプログラム。MBOは「Management By Objectives(目的管理)」の略。1チーム3〜4人編成の9チームが自分たちでテーマを決め、協力し合いながら研究を進めた。

 発表会では「ヨーロッパの国名を全部覚える」「食虫植物の生態を観察する」「霞ヶ浦のプランクトン」など、ユニークな発表がされた。短期間ながら3人で157冊もの本を読み、お勧めの本を紹介したチームもあった。

 「教員は発表に使用する画材を提供しただけです。大人が予想しなかったテーマが出てきて、びっくりしました」と話すのは、酒寄晃教頭。司会も生徒が務め、その模様は保護者も参観した。小学校を卒業したばかりとは思えないしっかりとした様子に、先生も保護者も嬉しい驚きがあったようだ。

生活全般にも丁寧なサポート

 給食はランチルームで先生と一緒に食べる。温かい食事が配膳室から出され、担任の先生や教科の先生たちと同じテーブルを囲み、好き嫌いがあっても先生に促されて食べ切ることもある。アレルギーが心配な生徒は弁当を持ってくることも可能だ。

 部活動はバドミントン部、卓球部、テニス部、吹奏楽部が活動中。野球部希望だった生徒は、現在高校の軟式野球部と一緒に練習している。当初体力の違いが心配されたものの、高校生はまるで弟を見るようにフォローしてくれているとか。新設校の第一期生ではあるが、霞ヶ浦高等学校の中にあることで、先輩たちに囲まれている安心感も漂う。

 霞南至健中学校の教育方針は健やかな身体を土台とした上で、さらに知性を磨くことにある。霞ヶ浦高等学校に併設した形をとっているが、外部受験にもチャレンジすることもできる。同校のトップキーワードは「夢を語れる人になろう」。先生たちは生徒が将来の夢に近づけるよう、学習面ではもちろん、生活全般において丁寧にサポートしていく。こうした手厚いバックアップの下、1年生は夢に向かって大きな一歩を踏み出したようだ。

 

 
  ページの先頭へ戻る
manavinet」運営 / 「塾ジャーナル」 編集・発行
株式会社ルックデータ出版
TEL: 06-4790-8630 / E-mail:info@manavinet.com
Copyright© 2004-2003 manavinet. all rights reserved.