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中学・高校受験:学びネット

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桜美林中学校・高等学校

 
  新チャペルと新教頭就任で進路指導のさらなる充実を目指す
今年春、創立60周年事業のひとつである新チャペルが完成し、新たな学園のシンボルを得た桜美林中学校・高等学校。早慶上智、ICU、理科大、GMARCHをはじめとする難関私立大学や国公立大学合格実績も毎年ほぼ右肩上がりで、教育内容や進路指導の濃さがうかがえる。また、豊富な経験と生徒への愛を持った新教頭も今年度就任、より一層の生徒指導の充実へ向け、学校全体が新たな一歩を踏み出している。

校 長: 本田 栄一
住 所: 〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
電 話: 中学校 042-797-2668
高等学校 042-797-2667
交 通: 小田急線・横浜線「町田」駅下車バス25分、京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター」駅下車スクールバス約20分、横浜線「淵野辺」駅よりスクールバス5分、または徒歩15分
学生数: 中学校  509名
高等学校 1,041名 (2008.09.1現在)
ホームページ: http://www.obirin.ed.jp

 

天に伸びていく心をイメージ
新チャペル『荊冠堂』誕生

 今年4月より、桜美林学園の新シンボルとして誕生したチャペル『荊冠堂』は、一昨年、創立60周年事業の一環として着工したものである。昨年12月に建物が完成、3月には内部にスイスより取り寄せたパイプオルガンの設置が終わり、この春から礼拝を守る場として、生徒・学生たちに開放された。通常のチャペルのイメージを払拭した斬新なデザインが目を引く外観は、円形に渦を巻きながら天に向かって伸びていくという形で、桜美林の生徒たちからも好評である。内部は広く、600人が着席できる礼拝堂や、地下の多目的ホールを備えている。

 「以前のチャペルは当時の在校生が労働奉仕で基礎を作り、多くの生徒が祈りを捧げ、近年では卒業生からの要望で成人式を実施したりと、非常に大切な場所ではありました。しかし、すでに建築後50年以上を経過し、老朽化が著しく、今回立て直しを検討したのです」

 そう語る藤崎堅信教頭も『荊冠堂』と同じく、今年から桜美林の新しい顔である。ただし、桜美林での教諭生活は36年目。生活指導部長や系列幼稚園の園長などを経験する中で、生徒たちへ愛を持って対応し、信頼関係を深めていた現場主義者である。特に、学年を担当してなかった生徒指導部長の頃は、生徒たちとの触れ合いのために雨や風、雪の日も変わらず通学路に立ち、生徒に挨拶を続けていたほどだ。もちろん、今もその主義は変わらず、生徒との触れ合いを大切にしている。また、朝礼やイベント時での話にも、生徒の心に良い影響を与えたいと、さまざまな本や言葉から引用したり、自分の失敗や友人の言葉などの経験を加えるなど、工夫を凝らしている。

 「先日は『真の青春は感動し、興味を持つ心から生まれる』、『さりげない意思表示が良いものを産み出す可能性がある』などの話を語りました。また、これらの話は、後日もう一度目を通すことで、新しい感動を得られるように文書にして、生徒一人ひとりに渡しています」

 こういった細やかな気配りのある指導が、多くの卒業生から慕われ、引いては桜美林中学校・高等学校への母校愛として浸透している。実際に旧チャペル取り壊しの時も多くの『オビリンナー』が話を聞いて集まった。聖歌隊に参加していた生徒たちは、名残を惜しんで讃美歌を歌い出したと言う。
  同校では、2004年より卒業生の発案で、チャペルでの成人式も行われている。来年初頭の成人の日には、まだ新しい『荊冠堂』に華やかな衣装をまとった初々しい新成人たちが集うという、美しい光景が見られることだろう。

基礎定着を図った繰り返し指導で
高い進学実績を打ち出す

 桜美林中学校は中高一貫だが、高校2年からは高校外部入学生と混合クラスで授業を行う。これは、中学からの生徒が極端な先取り授業を行わず、基礎知識をしっかりと身に付け、実力アップできるよう繰り返し授業が行われているからである。中学・高校の受験時の偏差値を比べると、高校からの入学生のほうが遥かに高いものの、実際の大学進学では中学からの生徒の実績も十分に高いことがうかがえる。
今年度の各大学の合格人数は、
・国公立大学総計18人・早稲田大学20人・慶應義塾大学11人・上智大学15人
・国際基督教大学2人・東京理科大学12人・学習院大4人・明治大学36人・青山学院大学29人・立教大学33人・中央大学35人・法政大学34人
と、ここ数年でもかなりの高実績となったが、この中での一部例を掲げると、
・早稲田大学現役合格生13人中9人
・立教大学現役合格生29人中20人
が中学からの生徒である。

 一方、高校入学時から選抜クラスを設定。応用問題克服などのハイレベルな授業で、早慶上智、ICU、理科大、GMARCH以上の難関現役突破を目指している。ただ、このクラスは毎年成績によって入れ替えが行われるので、生徒たちには良い緊張感が漂い、高いモチベーションが維持されている。さらに、その中でも国公立大学を目指したい生徒には、7時間目を使って国公立コース用の授業を実践。選抜クラス以外のクラスからも参加したいという意志のある生徒が受講しており、現在の高校2年生で約80人がこのコースで国公立入試突破を目指している。

 「もちろん、高実績のみに目を向けているわけではありません。生徒の将来のためになる進学先選びができるよう、希望する職業を決めるための一環として、中学校で『キャリアガイダンス』、高校では『進路ゼミ』を行っています」

 キャリアガイダンスは、さまざまな分野で活躍する保護者を招き、その仕事内容を具体的に指導する特別講座で、すでに15年の間続いている桜美林の特徴となっている。そして進路ゼミは、先輩に実際に学んでいるそれぞれの学部の内容を紹介してもらう講座で、大学入学後に進路に悩んだり、進学先の学部を間違うことのないように、こういった進路指導で十分なフォロー体制を採っている。
  こういったさまざまな教育策に育まれ、生徒は大学や専門学校、就職など、各方面へ巣立っていく。

 
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