学力革命での徹底的な能力開発で
本物の自信と実力を身に付ける
心を磨き、学力を徹底的に鍛える６年間で、本物の自信と実力を身に付け、国際社会で活きる心豊かな自立した女性を育てること。それが、東横学園中学校・高等学校の教育目標である。この目標実現のために進められているのが、「グローバルイングリッシュ」と「論理エンジン」の学力向上プログラムを根幹とした『学力革命』と、東横学園の優れた教育環境を基盤とした『英語・情報教育』である。
「グローバルイングリッシュ」は、広範囲なプログラムと圧倒的な量の学習コンテンツを用意したオンライン学習プログラムで、読む・書く・聞く・話すの４つの英語技能をバランスよく伸ばす授業。生徒一人ひとりがパスワードを持ち、インターネットを通じてどこでもアクセスが可能なため、家庭学習の動機付けにもなっている。内容はリスニングとスピーキングを重視、英語でのコミュニケーション能力アップと同時に、リーディング技術や文法理解など、英語力を広く強化し、学年により到達目標を設定した各種英語検定試験や、英文系大学受験に対応する。
「論理エンジン」は読解力・国語力・言語能力に加え、物事を筋道立てて考える論理的思考力を徹底的に鍛えるもので、国語の授業に取り入れられている。現代文の文章問題を難易度順にレベル設定、全設問を論理的思考のステップに則って考え、解答に至るまでの論旨を的確につかむ訓練を行う。
この他にも、集中力を身に付ける百マス計算（中学）、生徒の家庭学習内容を把握し、自学自習力を育む学習日記、個々にあった実力アップと大学受験勉強をサポートする予備校のサテライト授業、英検・漢検の全員受験などで、全教科の実力養成を促進している。
一方、『英語・情報教育』の英語教育では、ネイティブ教員の授業や海外語学研修、米国西海岸の教育施設をイメージしたＥＮＧＬＩＳＨサロンの設置といった校内システムの充実の他にも、福島県にある英語研修施設ブリティッシュヒルズでの国内留学体験や交換留学制度を用い、実用英語が確実に身に付けられるシステムが整えられている。
情報教育では、習熟度別情報授業や武蔵工業大学環境情報学部と連携したハイレベルな授業が展開され、国際的技能検定にも対応できる力を養う。さらに他の各種授業でのパソコン活用や、パソコンルームやマルチメディアルームの開放で、普段から身近にＰＣに触れる機会を増やし、情報技術や情報処理能力に磨きをかけている。
難関大学現役合格も目指せる
充実学習の英語留学コース
前述のように東横学園では、実社会で役立つ英語能力強化を全生徒に行っている。しかし、高校在学中に海外留学を経験し、さらに高い英語力と国際感覚を身に付けたいと願う生徒に向けて、「英語留学コース」が昨年度より新たに設置された。
「英語を学び、英語で学び、英語で考える、使える英語を身に付けた、世界を舞台に活躍できる女性の育成」を目標にスタートしたこのコースは、長期留学クラスと短期留学（英語スーパー特進）クラス（２００７年度より新設）から構成されている。
長期留学クラスでは、まず、グローバルイングリッシュや専任のネイティブ教員によるホームルーム運営、週12時間の英語の授業、夏期休暇中の八ヶ岳山荘での７日間英語合宿、国内留学体験（ブリティッシュヒルズ）で、読む・書く・聞く・話すの４技能を徹底的に鍛え、留学中の語学での不安を一掃。その後、全員が１年生の１月末から２年生の９月末までの８カ月間、オーストラリアのメルボルンとアデレードにある私立の名門女子校６校に分散留学、高い英語力とともに国際感覚・国際理解力を身に付ける。
一方、「短期留学（英語スーパー特進）クラス」は、英語に特化したカリキュラムや留学は魅力的だが、８カ月の長期となると無理…という生徒の声に対応したクラス。長期留学に相当するだけの英語力を学校で身に付け、１カ月間のカナダ留学体験で国際感覚を養う。カリキュラムも「長期留学クラス」と同じで、選択を含み、高１で12時間、高２と高３で各16時間の英語の授業がある。
こうして育成された生徒は、留学修了時にはＴＯＥＦＬ５００点をクリアする実力を付け、卒業時までにＴＯＥＦＬ５５０点以上、英検準１級以上の合格を目指す。そのレベルに達する努力は並大抵ではないものの、「留学という目的を持った人が集まっているので、どの教科の授業もみんな真剣。少人数制の授業では集中力がとても必要ですが、憧れの留学のために一生懸命頑張っています」という在校生の言葉通り、全員が真剣に日々の学びに取り組んでいる。 |
豊富な演習や留学中の学習フォローで
留学後の難関大学現役合格を目指す
将来の目標大学に合わせた授業が行われている東横学園高等学校普通コースの大学進学率は高い。もちろん、英語留学コースでも現役合格達成を目指すことになるが、多くの学生は留学期間中の日本での勉強の遅れが、現役合格の妨げになるのではないかという不安を抱いている。それを払拭するために、英語留学コースでは留学中に全員にノートパソコンを貸与。インターネットやメールを駆使し、日本にいる英語以外の主要各教科の教員が、個々の生徒の学習到達度の現況を常に把握した上で、遠隔学習指導を行う。こうして、留学中の他教科の遅れをなくし、帰国後には、英語を含めた全教科での徹底した演習を繰り返す。さらに大手予備校のサテライト受験講座や英語での面接対策、世界の時事問題などのリーディング教材導入を含めた広い範囲でのきめ細かな指導を実践し、上智・中央・青山学院など難関大学の外国語学部や商学部、法学部の現役合格を視野に入れた、国内外の目標大学現役合格を狙うのだ。
ただし、長期・短期留学の保護者の経済的負担を懸念する声も少なくない。この負担を軽減するために英語留学コースに導入されたのが、留学中の授業料は全額を免除、留学終了後に50万円が全員に授与される奨学金（返還不要）制度だ。さらに、優秀生には授業料を含めた在学中の学納金が全額免除される特待生制度も用意。特待チャレンジ入試出願資格者は、同コース入試合格者のうち、英検準２級以上取得及び中学３年次の評定が９科目合計40以上、かつ２・３年次の英語評定が５である者のみ。なお合格はチャレンジ試験受験者上位５名に限るという厳しい規定だが、生徒の夢をつなぐ制度として多くの期待が寄せられている。
|
