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中学・高校受験:学びネット

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東和大学附属昌平高等学校

 
  新校長を迎え「ニュー昌平」始動
 
今年、東和大学附属昌平高等学校は第9代校長に小池 仁校長を迎え、「ニュー昌平」を合言葉に、新たな学校づくりを開始した。コース制を変更・整備し、より一層の学力アップと進学実績の向上を目指す。また英語・中国語の2ヵ国語教育もスタート。国際教育を充実発展させている。小池校長は「世界で活躍できる人材を育成したい」と抱負を語る。

校 長: 小池 仁
住 所: 〒345-0044 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野851
電 話: 0480-34-3380
交 通: 東武日光線「杉戸高野台」駅より徒歩15分または「昌平高校」行路線バス5分・JR「久喜駅」より「昌平高校」行路線バス15分、「青葉団地」行路線バス「吉羽大橋」停下車徒歩8分
学生数: 1,018名 (2006.6.1現在)
ホームページ: http://www.shohei.sugito.saitama.jp

 

進路目標を明確に

江戸時代に宿場町として栄えた埼玉県北葛飾郡杉戸町。東和大学附属昌平高等学校は、かつて日光と日本橋をつないだ御成街道沿いにある。周囲には静かなたたずまいの田園風景が広がり、史跡や文化財が点在する。恵まれた学習環境である。

小池校長は「生徒たちは素朴で明るい」と顔をほころばす。

同校の歴代の校長が、いずれも公立学校から校長に就任したのと異なり、小池校長は初の私学教員出身。前任の私立中高一貫校では副校長を務めた。これまでの教え子の数は2千人を超え、東大・京大をはじめとする難関大学に、多くの生徒を送り出してきた。

「私立学校らしい私立学校づくり」を掲げる小池校長は、「校長が最大の最高の営業マン」という考えのもと、入試広報部と特進部を校長直轄とし、みずから陣頭指揮に当たる。
進学面では、ここ数年着実に実績を伸ばしてきた同校だが、小池校長は生徒の潜在能力をさらに発揮させたいと考えている。

そのため、現行の「特進(α・Β)」と「文理進学(α・Β)」の4種類のコースを、来年度より「特進」「標準」の2コースへと変更。コースごとに目標大学を明確に設定する。

「特進」コースは国公立大学や早・慶・上智・東京理科大など難関私大をターゲットとする。平日は毎日、7限目まで授業時間を設定し、8限目は演習を中心に行う。

「標準」コースは、さらに「標準選抜」クラスと「標準」クラスに分かれる。「標準選抜」の進学目標は「MARCH」。週2回、7限目に補習を設定する。一方「標準」は「日東駒専」などの私大進学を目指す。希望者のために別途補習が設けられる。

なお、これらコースやクラスは生徒の希望や成績により、2年進級時に変更可能だ。

海外の大学進学も視野に

「私学の新しい風が入り、学内は活気づいています」。

加藤清文教頭は、小池校長就任による変化をこう語る。

「ニュー昌平」のキャッチフレーズは「杉戸から世界へ発進」。世界で活躍できる人材育成へ、特色ある教育づくりが進んでいる。

そのひとつが外国語教育。英会話の授業は、3年間を通じてアメリカ・イギリスのネイティヴスピーカーが担当。さらに高校2年次では、中国人教師による中国語会話の授業もある。

授業時間だけでなく、昼休みや放課後にも英語や中国語の会話力を養えるよう、日本語禁止のオープンスペース「インターナショナルアリーナ」が開設された。

ここには、先の3ヵ国のネイティヴスピーカーと、昨年まで杉戸町の国際交流委員だった日本人の先生が常駐。訪れた生徒たちは英語や中国語による会話を楽しみながら、同時に国際感覚も磨いていくことができる。

「海外の大学進学も視野に入れ、アメリカや中国の大学との提携を構想しています」と小池校長。

そのためにも徹底して語学教育を推進していく。来年度の入学生からは、全員英検を受験するだけでなく、TOEICにも挑戦していくという。

「英語科だけでなく、全校を挙げて、英検チャレンジをバックアップします」。

すでに英単語習得のための個別学習用ソフトも用意され、放課後などに多くの生徒が利用している。

読書のすすめ「昌平の100冊」

特色ある教育の一環として、同校では今年度より漢字検定やパソコン検定など、英検以外の資格取得にも積極的に取り組んでいる。

また、読書推進運動も始まった。これは「昌平の100冊」として、生徒に読んでもらいたい図書をリストアップし、スタンプラリー形式で、全冊を読み終えた生徒に記念品を贈るというもの。同校では朝の10分間読書を実施しているため、100冊読了もそれほど難しくないという。

小池校長は「生徒にさまざまな刺激を与えて、自分の得意分野を見つけさせたい」。学力だけでなく、あらゆる面で生徒の持てる可能性をできるだけ引き出したいという考えだ。
そのため、クラブ活動も積極的に奨励している。実際、同校のクラブ加入率は70%近くに上る。

運動部には強豪チームが揃う。バスケットボール部は8年連続で全国大会に出場。一昨年には、全国優勝記録トップを誇る能代工業を破り、3位入賞を果たした。陸上競技部や剣道部、スキー部も何度も全国大会に出場している。また野球部は、強豪ひしめく埼玉県大会で昨夏・昨秋ともにベスト8入り。甲子園出場も夢ではない。

文化部では、パソコン部が全国大会に連続出場。吹奏楽部は3年前に西関東大会で金賞を受賞した。そのほか、見事な演技を披露する演劇部やチアリーディング部の活躍も目立つ。

小池校長は「勉学とクラブ活動の両立は、バランスの取れた人格形成へとつながっていきます。生活指導にも力を入れ、時代に流されない品格ある生徒を育てたい」と話す。

地域に恩返し「杉戸昌平寄席」

同校は、生徒・保護者だけでなく地元とのつながりも深めるため、さまざまな活動を行っている。

10年以上前から実施している清掃ボランティアもそのひとつだ。2週間に一度、生徒たちが通学路や最寄り駅周辺を清掃している。駅前で、乗降客から感謝の言葉をかけられることも多い。

また今年からは、年に3回、「杉戸昌平寄席」を開く。出演は同校卒業生の三遊亭春馬さんらプロの噺家の方々。地元企業の協賛により無料で公開される。同校の職員有志が、卒業生をバックアップするとともに、地域の人々に本物の寄席を楽しんでもらいたいと企画した。第一回は6月10日(土)、地元の公共施設「杉戸町生涯学習センター」で催される。
小池校長は「私学人として、地域に信頼され、卒業生が誇れる学校でありたい」と思いを語る。

小池校長のもと、新しい学校づくりを本格始動した「ニュー昌平」。その詳細を紹介する学習塾対象説明会が6月11日(日)に開催される。

 
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