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中学・高校受験:学びネット

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滋賀学園中学校

 
 

豊かな人間性を備えた生徒の育成を目指す。6年一貫制が今春スタート

 
 6年間の計画的・継続的な学習や活動を通して、次代を担う高い理想と豊かな人間性を備えた生徒の育成を目指す滋賀学園中学校。今年春、第1期生が入学し、3カ月留学や1年間長期留学など、多くのイベントの中で自分の実力を磨きながら、生徒一人ひとりが毎日の学校生活を楽しんでいる。

校 長: 清田 剛
住 所: 〒527-0003滋賀県八日市市建部北町520-1
電 話: 0748-23-5503(代)
交 通: JR琵琶湖線「能登川」駅からスクールバス運行(25分)
JR琵琶湖線「近江八幡」駅から
JR琵琶湖線「米原」又は「彦根」駅から
JR草津線「貴生川」駅から
いずれも近江鉄道に乗り換え「八日市」駅よりスクールバス運行(5分)徒歩20分、自転車8分(信楽・水口方面からスクールバス運行中)
学生数: 26名 (2003.9.1現在)
ホームページ: http://www.newton.ac.jp/junior/

 

6年間の継続した時間の中で 生徒の目標達成と豊かな人間育成を

 6年間を通じて継続的に行われる学習の中で、豊富な知識・十分な体力を培いながら、生徒一人ひとりの個性と適正を見極め、その力を最大限に伸ばして各々の目標に合わせた指導を行うとともに、生きる力や正義感・倫理観、思いやりの心を持った豊かな人間育成を目指す。これが滋賀学園中学校の特色である。なかでも自らの考えを表すと同時に他者の意見を尊重し、共に協力して障壁を乗り超えていけるコミュニケーションを強めることのできる『人間力』を養うという考え方は、自己中心性の強い人間が多い現代社会が抱える多くのひずみを解消する非常に強い力となると思われる。
「教育の場も混迷している時代であるために、小学校で授業が成り立たなかったクラスから『ちゃんと授業を受け、知識を増やしたい』と願う生徒や、英語を話して将来の仕事に役立てたい子、それに友人関係で傷つき、私学に癒しを求める子など、今年度の1年生25人全員が、実に様々な動機を持って入学しています。しかし、どの生徒も共通しているのは、生徒の成長に熱心な保護者がおられることです。皆さん、真剣に生徒と向き合い、様々な子のいる学校の指導方針を理解しようとしてくださっています。生徒だけでなく、保護者との信頼や協力態勢を崩さないよう、我々教員も真剣に、6年という長い期間の教育を行わなければならないと気を引き締めています」。
 そう語る西村律子先生は、中学校クラスの担任でもある。始まったばかりの中学で、具体的な活動もまだ実現していない段階ではあるが、私学ならではのチーム結束力の強さを基盤に、6年後には個々の目的意識を持ち、自らの道を開拓していける生徒を輩出したいと、現在担当教員全員が全力を注いで指導を続けている。

1年間の留学を含んだ 充実した3期制カリキュラム

 6年一貫コースである中学校では、6年間を3つの期間に分け、それぞれに特徴のある学習を進めていくことになっている。最初の2年間を1期とし、基礎的な学力を付けるとともに、2期の高校1年次に行われる1年間の留学に向けて、英語での自己意見の表現力や自ら英語を使って話しかけていく意欲を養っていく。1年次には英検4級取得、夏に3カ月の短期留学が設けられている中学2年では、留学後に3級の取得を目指す。また、英検受験のための土曜講座も行われ、全員合格へ向けて万全の対策が取られている。
 2期で最も大きなイベントは、1年間という長期に渡るニュージーランド・カナダにある姉妹校への留学である。これは、滋賀学園高等部で以前から毎年行われてきた実績があり、多くの生徒が英語力を育成するとともに、家族と離れることで自らを見つめ直し、将来についての方向性を決めて戻ってくる場合が多い。生徒の現地での状況報告や抱える悩みなどは、同行するカウンセラーが対応し、解決していくことになる。また、この1年間でほかの勉強が遅れることのないように、1期の短期留学後から2期の中学3年の間に、国社数理の4教科において前倒し授業を中心としたフォローが行われる。
 6年の最後の2年間、受験を間近に控えた3期では、生徒の進路に合わせて流動的な指導が行われることになる。土曜講座などでは、個々の目標に合わせて違う課題に取り組む予定も組まれており、多くの時間をかけた受験準備で、難関私立や国公立大学への進学を目指していく。
 学習は、学習環境の変化に対応していく必要のある1期から、徐々にスピードアップして3期ではかなり早い速度になるように設定されている。この速度についていけない場合も、フォロー体制が整っているために『できないから切り捨てる』ことのない指導が行われる予定である。

仲間と共に切磋琢磨して 学力とアイデンティティを高める

 現在、中学1年後期に入り、数学などで習熟度別授業が始まっているが、前期では互いのレベル差が仲間関係に亀裂を生じないように、互いに学力を高め合うような工夫が行われてきた。入学時からかなりの学力差があると見られる生徒を一緒のグループに入れ、互いに教え合うことで、相手を否定しない仲間意識を育て、色々な意味でのアイデンティティを確立するようにしてから、習熟度別授業に移行する。
「大きなイベントの後はどうしても気分が緩みがちになりますよね。それを引き締め、適度な緊張感を与えていくために、期末・中間テストの後の小テストなどをはじめ、大イベントの後には小イベントを行うようにしています。なかでも、一人でこつこつと進めることで結果を出す科目とは反対に、多人数で切磋琢磨することで伸びる取り組みとして行った先日の群読コンテストは、非常によい結果が出ています」。
 群読コンテストは5人ずつの5つの班に分け、現代文学や古典の名作をそれぞれの班が小さな劇のように演出した群読でその出来映えを競い合うもの。班のメンバーを決めるのはもちろん生徒自身で、リーダーとして選出された生徒は、どの仲間を自分の班に入れればより印象的な群読ができるか、喧々囂々の論議を繰り返していたという。 
「他の生徒の前で声を出して読むことが恥ずかしかった子も、段々とそれが楽しくなったようです。どの班も非常に素晴らしい発表をしており、優勝した班はもちろん、賞を逃した班の生徒も、その時に培った強い結束力は今後の学校生活での大きな励みとなるでしょうね」。
 この中学生をバックアップするのは、教員だけではない。中学生用に建てられた校舎や体育館、正門などの充実した設備や、まるで実の弟妹に対するように優しく接する高等部の先輩たちが、中学生の周囲で様々な場面での手助けをしている。また、通学においてもスクールバスが最寄りの駅や周辺地域をカバーしており、6年間充実したスクールライフが送れるように配慮がされている。

 
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