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中学・高校受験:学びネット

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学校散策 ・関西校・ 関西一覧
   

南京都高等学校

 
  たくましく進路を拓く若者を育てる
関西学術研究都市の中心地、精華町に位置する南京都高等学校は、自由で明るい校風が人気の学校である。卒業生には、プロ野球ソフトバンクホークスの斉藤和巳投手、大相撲の古市貞秀さん、落語家の桂都んぼさん、26歳で市議会議員にトップ当選した田辺勇気さん、読売日本交響楽団のトロンボーン奏者新田幹男さんなどがいる。
「人間の能力は生まれつきのものではなく、その人の努力によって開発され、無限に伸ばされる」という教育理念のもと、早くからの進路指導で、進学・就職合わせて95.7%の進路決定率を誇る。「高校は卒業したけれど、どうしたらいいのかわからない」。そんなフリーターやニートが極めて少なく、自分の道を懸命に歩む生徒を育てている。

校 長: 田辺 眞裕
住 所: 〒619-0245 京都府相楽郡精華町下狛中垣内48番地
電 話: 0774-93-0518(代)
交 通: JR学研都市線「下狛駅」下車徒歩3分、近鉄京都線「狛田駅」下車徒歩5分
学生数: 790名 (2005.9.1現在)
ホームページ: http://www.minamikyoto.ed.jp/

 

4つのコースで夢を実現

南京都高等学校は、「総合コース」、「スポーツコース」、「進学コース」、「福祉コース」の4つのコースを設け、進路に合わせたカリキュラムを組み、指導を行っている。かっては男子校だったため、男女共学は「進学コース」と「福祉コース」のみである。
コース変更は従来認めていなかったが、入学後に進路を変えるケースが出てきたこと、また進路に対する意識付けをより一層促すため、来年度より2年次進級時のコース変更を認める。さらに「総合コース」と「福祉コース」に希望別進路選択授業を導入して、より進路に沿った教育を行う。
「総合コース」は、1年間かけてゆっくり自分の進路を考え、2年次で「大学」、「専門学校」、「公務員」、「就職」の4つの系列のいづれかの授業を選択しながら、進路を確実にしていくコースだ。進路別選択授業は、週5時間ほどで、「専門学校」ならIT系の資格取得講座など、「公務員」は、公務員試験に対応した一般常識に関する授業など、「就職」は、ビジネスマナーなどの授業が入る。
「以前から警察官や消防士などを目指し、公務員試験にチャレンジする生徒はいましたが、高卒で公務員試験に合格するのは非常に難しいのです。他の進路に関しても言えますが、今回は生徒のニーズに、より一層応えようという趣旨で、選択授業を設けました」と入試広報部長のア濱秀臣先生は説明する。
同様に女子に非常に人気が高い「福祉コース」は、来年度から2年次より「保育」、「介護福祉」の2つの進路別選択授業を設ける。専門性が高いため、「総合コース」とは異なり、週10〜15時間が選択授業になる。保育実習のほか高齢者・障害者の施設等での実習もある。ホームヘルパー2級や、福祉住環境コーディネーター3級の資格も得ることができ、それらの経験を生かし、福祉系をはじめとする4年制大学進学や、内部進学(京都福祉専門学校)などを目指す。

全国大会レベルの選手を多数輩出
「スポーツコース」

 「スポーツコース」は、3分の1近い単位が保健体育に当てられている。通常の授業では体験できない生涯スポーツや、スクーバダイビング、スキー、ゴルフの実習のほか専門競技のレベルアップに力を入れることで、バランスのとれたトップアスリートを養成する。
また、救急処置、栄養相談、筋力測定などの学習や、アウトドアスポーツの知識と技術を習得する授業もあり、「心技体」を兼ね備えたスポーツマンを目指している。
このコースにはクラブ活動で活躍する生徒が多く、バレーボール、少林寺拳法、ボクシング、相撲、サッカー、ライフル射撃等々、いずれも全国レベルである。
一方、大学進学を目指す「進学コース」は、7限授業や長期休暇中の特別講習や学習合宿などを通じ、学力をアップしていく。英語検定、漢字検定、数学検定などにもチャレンジし、英語検定には70%余りの生徒が合格している。このほか、モチベーションを高めるよう、大学見学、大学での授業体験、学問ガイダンスなどを実施している。
広報主任の山崎崇先生は、「進学コースであっても、クラブ活動や生徒会活動に参加している生徒は多いです。時間をやりくりすることで、かえって学習の効果があがるようです」と話す。
なお、来年度より入学試験は、マークシート方式から記述式へ変更される。試験問題の難易度を変えるものではなく、生徒の実力をより知る目的で変更される。

 

少林寺拳法で人間教育

学校設定教科として、どのコースにも組み込まれているものに「少林寺拳法」がある。3年間で9単位、女子ももちろん学習する。3分の1は理論、残りは実技で、3年生で初段を目指す。
また3年間で3単位の「座禅」も学校設定教科である。これらは、たくましく、そして思いやりのある人間性を培う目的で実施されている。
「少林寺拳法というと、カンフー映画のような、危険なイメージを浮かべる方もありますが、決して危険なスポーツではありません。二人一組で行い、勝ち負けにこだわらず、お互いを高め合うものなので、相手への思いやりや気遣い、自分をみつめることができることなど人間教育には利点が多くあります。何より礼節に厳しいスポーツですので、社会規範を保つ力に結びつくと考えています」とア濱先生。
山崎先生も生徒の様子について次のように話す。「生徒はみんな、楽しんで取り組んでいます。中には、もっとやりたい、とクラブに入る生徒が毎年おります」。

生徒による体験授業が人気

7月にオープンキャンパスや体験授業が行われ、多くの中学生、保護者が来校したが、非常に好評を得た。それは福祉コースの生徒が司会から説明、進行すべてを行ったからである。手話の授業を行い、中学生ばかりでなく保護者も一緒になって、笑顔溢れる楽しい授業になった。
同校ならではの少林寺拳法の授業と情報関係のコンピューターを使った授業も昨年実施し、これらも好評だった。今後は10月〜12月にも入試説明会・体験学習を行う予定である。同校は、京都府内といっても奈良・大阪の県境に近く、生徒も4割は他府県から通学している。JR奈良までは19分、JR大阪までは60分、京阪枚方までは38分、最寄り駅からは3〜5分とアクセスが非常に良い。緑が豊かで、環境もすばらしく、施設も立派で学習環境は抜群である。明るく元気な同校に、一度足を運んでみたい。

 
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