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中学・高校受験:学びネット

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金蘭会中学校・高等学校

 
  創立100周年に、伝統と変革の新カリキュラム
― 平成18年度生徒募集説明会開催 ―
今年創立100周年を迎えた金蘭会中学校・高等学校は、女子教育の伝統を次のステップへと進めるために、カリキュラムを改編した。内面の美しさを磨くために、日本の伝統文化を学ぶ「教養講座」を新設。進学指導においては難関私大に照準を合わせた学習指導により、生徒を確実に合格へと導く。 6月24日(金)には、塾長対象説明会を開催。およそ250名の参加者に、新たな取り組みを発表した。。

校 長: 桃田 道男
住 所: 〒531-0075 大阪市北区大淀南3-3-7
電 話: 06-6453-0281
交 通: JR環状線「福島駅」より徒歩8分、JR東西線「新福島駅」より徒歩10分、阪神電鉄「阪神福島駅」より徒歩10分
学生数: 中学校  143名
高等学校 446名 (2005.9.1現在)
ホームページ: http://www.kinran.ed.jp/

 

次なる伝統へ、新校舎建設

「現代社会の中で主体的に生き、内面の美しさが振る舞いにあふれ出る女性を育成します」。
説明会冒頭で挨拶に立った桃田道男校長は「新しい金蘭」が目指す教育を、こう語った。
同校は「美しくあれ、金蘭Ladies!」をモットーに、新カリキュラムを導入。内面を磨く人間教育と進学指導の両面に力を入れている。そのために、今年度より週6日制に変更。授業時間数も多く確保した。
また説明会において桃田校長は、100周年記念の大事業である校舎の全面的建て替え計画も発表した。新たな伝統を築くにふさわしい新校舎を建設し、快適な学習環境を整える。来年4月に着工し、平成19年秋に竣工の予定。

新校舎は、教室を中心とする本館と、講堂や体育館、図書館等が配置される別館からなる。どちらも地上8階建て。本館の正面部分は、なめらかな曲線を描くフォルム。敷地を囲む大木の緑と調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出すようデザインされている。

基礎学力の充実と豊かな情操形成

次に、進路指導部の河面典子部長が、同校の教育方針と取り組みについて報告した。
同校の特色は、30年以上も前から実施している30人学級。生徒一人ひとりと密に関わり、学習・生活の両面できめ細かく指導している。
中学部では、基礎学力の充実と情操教育に重点を置く。
朝の読書タイムや小テストなど、課外の時間を有効に利用して学習機会を多く設けている。定期テストでは、あらかじめ到達すべき基準を定め、「合格点」、「警告点」という形で表す。生徒は目的をもって学習し、合格することで達成感を味わう。この積み重ねにより、生徒の成績は大きく伸びている。
情操教育としては、音楽の授業に箏や篠笛を採り入れたり、体育で創作ダンスを通じて感情を表現させるなど、しなやかな心を育てる教育を行っている。

実践的に学ぶ「教養講座」

高等部は「特進」「総合」の2コース制。両コースともに今年度より新カリキュラムを導入し、コースの特徴を明確化した。
「特進コース」は関関同立をはじめとする難関私大や私立薬学部への現役合格を目指す。学力を強化するために授業時間数を増やすとともに、自主学習の時間を多く設けている。毎週月・水・金の7時限目に英語と国語の「課題学習」を、8時限目に90分間の「錬成学習」を設定。
「課題学習」では副教材を使用。英語は文法を意識させながら基礎力となる単語力を養成。国語では演習形式で文章力を身につけさせる。
「練成学習」は個人の学習状況に合わせた教材を使用し、自学自習を基本とする。
さらに平日の始業前には毎日、英数国の小テストを実施し、学習の定着度を確認。難関私大への現役合格を確実なものとしていく。
「総合コース」は、生徒の個性に応じた多様な進路を実現する。そのために教科指導だけでなく、実生活で役立つ教養や礼儀の習得にも重点をおく。その中心となるのが新設の「教養講座」である。

「教養講座」は、週に1時間、茶道・華道・礼法の各講座を半年ごとのローテーションで学ぶ。3年間続けることで、正しい言葉づかいやコミュニケーションのとり方、TPOに応じた振る舞いが自然に身につく。この教養講座は大阪府の「先導的モデル支援事業として採択された」
総合コースの進路先としては、指定校推薦などを利用しての大学・短大進学、または専門学校進学がある。
最後に河面部長は「金蘭会は生徒の可能性を引き出し、自分で未来図を描き実現できる女性に育てあげます」と力強く語った。

人生の財産となる学校生活を

金蘭会中学校・高等学校 桃田 道男

―― 創立100周年を迎えられ、新カリキュラムを導入されました。今後は女子教育の伝統を、どのように受け継がれていくのでしょうか。

桃田 本校は30年前、1クラス50人編成が普通だった時代に、30人学級を導入しました。一人ひとりをきめ細かく指導し進路の希望を実現するという基本理念は、今も変わっておりません。しかし今後は、伝統を受け継ぎながらも新しい時代に対応した教育へと進化させていく方針です。
例えば「教養講座」の「礼法」では、ドアの開閉の仕方、椅子の勧め方、電話応対といった現代生活にマッチしたマナーを指導しています。これは相手を不愉快にさせない基本的なルールともいえます。また「茶道」や「華道」は、作法を習得することが主目的ではありません。客をもてなす心や日本独特の「美」を理解させることが重要です。つまり、表現の仕方が異なる三つの伝統文化を学ぶことによって、その根底に流れる精神を体得し、将来に役立ててもらいたいと考えています。

―― 進学指導についてはいかがですか。

桃田 特進コースは関関同立を目標に、英語と国語にウエイトを置いたカリキュラムを編成しています。ターゲットを絞っている分、効率の良い指導ができますので、新1年生の多くが成績を伸ばしてきています。

―― どのような生徒に入学してもらいたいとお考えですか。 

桃田 本校は特進コースであっても受験勉強一辺倒ではなく、芸術鑑賞会や宿泊行事など多くの学校行事を組み込んでいます。また総合コースの生徒たちの多くはいろいろなクラブに入部し、クラブ活動も活発です。ですから授業以外でも充実した学校生活を送り、人間的にも成長しながら進路の希望を叶えたい生徒さんに、入学していただきたいと願っています。そして、私たちは今後とも「金蘭の思い出は人生の財産」と言ってもらえる学校づくりを進めて参ります。

 

 
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