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中学・高校受験:学びネット

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東大谷高等学校

 
  来年度7年一貫教員育成プログラムをリリース
「人間教育をする進学校」としての充実を図る
 2018年にスタートした9年一貫の薬剤師育成プログラムに続き、来年度から7年一貫教員育成プログムがスタートする東大谷高等学校。高大連携を生かした他にはないプログラムに話題沸騰だ。今年度は国公立大学進学率も上がり、特進コースも本領発揮。このコロナ禍の中でも、2013年移転の際に新設された校舎に整備されたICT設備で万全の対策を行い、保護者からの喜びの声が上がっている。昨年12月には、学校横にテニスコートも完成。何かと話題の多い当校の長尾文孝校長に、最新の取り組みを聞いた。

校 長: 長尾 文孝
住 所: 〒590-0111
大阪府堺市南区三原台2-2-2
電 話: 072-289-8069
交 通: 南海高野線・泉北高速鉄道
「泉ヶ丘」駅より徒歩約8分
(スクールバスは2ルートを運行)
富田林ルート(近鉄長野線「富田林」駅、
南海高野線「金剛」駅)
泉大津ルート(南海本線「泉大津」駅、
JR阪和線「和泉府中」駅)
生徒数: 910名
ホームページ: https://www.higashiohtani.ac.jp/

 

最新設備で挑むコロナ禍対応に
保護者の感謝の声殺到

 緑多い閑静な住宅街にある東大谷高等学校。2013年に女子校から男女共学となり、その際移転した新築の校舎は当時まだ珍しかった電子黒板やWi-Fi 環境などが整備され、最新のICT環境の中で生徒たちの学びが行われてきた。

 今回のコロナ禍では、そのICT環境を徹底活用。2・3年生はiPad1人1台を行き渡らせ、4月初頭には学年別の出校日に在宅授業のためにGoogle Classroom を設定。以降は自宅での学習を行った。1年生も同週後半にクラスごとに登校、Chromebook を配布して初期設定し、自宅学習に備えた。

 この期間、Google Classroom を利用して全学年で5教科の1日5コマの授業を行った。9時半には全員に検温等の健康観察を行い、その後授業を開始。教師陣が自作の動画やプリントを配信するなどして授業を行った。毎授業後には成果物の提出を求めるなどして生徒の取り組みを促した。5月に入り実技教科も6限目に配置し授業を実施した。

 「先生方も慣れない中、一生懸命動画を撮って配信しました。年配の先生も『こんなん撮るの初めてです』と言いながら頑張って動画をつくって授業をしてくれました。学校が始まった時に備え、生徒たちが生活のリズムを正しく保つことと、基礎学力をできるだけ落とさないようにと考えながらの作業でした。多くの保護者の方から「助かった、ありがたかった」という声をいただいています。コロナ禍に対応できて本当に良かったと思っています」(長尾校長)

 当校独自の行事である朝終礼も休校中はなかったが、登校が始まり、朝終礼に1年生がようやく慣れてきたという。校門には「礼をして入りましょう」の立て札がある。学校を出入りする時に気持ちの切り替えをする。進学についてもきめ細かく指導するが、一番大事なのは、人間教育、心の教育と長尾校長は語る。

7年一貫で人間教育を重視し
質の高い教員の育成を

長尾 文孝 校長

 当校では大阪大谷大学との高大連携第二弾として、来年度から進学コースの生徒を対象に、7年一貫教員育成プログラムを開始する。大学の教育学部には現在、幼児教育・学校教育・特別支援教育の3専攻があるが、今回は小学校教師を目指す学校教育専攻との連携となる。今後様子を見ながら、他の2つの専攻にも広げていく予定だ。

 本プログラムでは薬剤師育成プログラムと同じく、1年生では大阪大谷大学の教授により、教員になるために必要な資質や心構えなど基礎的な内容の特別セミナーを行い、モチベーションアップにつなげる。2年生からは大学での学びにつなげるかたちで授業や実習に入っていく。単に教員採用試験の対策だけではなく、子どもたちをしっかりと導くことのできる教師としての資質を身につけるプログラムを組み込んでいくという。その中ではもちろん、今生徒に求められているプレゼンテーションやディベートの力、そして高い人権意識が小学校からの教育に必要となるため、それらに対応できるよう取り組んでいく。

 人員に関しては、30〜40名が応募すると考えられるが、最終的にこのプログラムで大学に上がるのは10名となる予定だ。薬剤師育成プログラムでも、入学当初は40名ほどだったが、現在一期生の3年生は10名。年度末に生徒自身の成績や、課外活動、大学からの課題に関してのレポートなどを総合評価して継続の可否を判断する。大阪大谷大学への学内推薦とは別の制度として運用される。

未来を見据えた目標設定
自立自習の姿勢を育てる

 当校での学びは特進・国際・進学の3コースがある。特進コースからの大学進学は順調に伸びており、今年の国公立大学入学者は昨年より2名増加。以前は近辺エリアの大学を希望する保護者や生徒が多かったが、生徒の資質や希望に対してきめ細かい指導を行い、近畿圏以外の大学への進学者も出てきている。

 「受験者も合格者数も増えています。特進コースの歴史は20数年、最近ようやく結果が出てきました。2013年から共学になり、女子校の頃は和気藹々でしたが、共学化後はお互いに刺激し合っているところがあります。男子が引っ張っている場面もありますね」(長尾校長)

 国際コースでは2年次に実施するオーストラリア語学研修のほかに、希望者には1年・3ヵ月のニュージーランド留学制度がある。留学生に関して校内の留学担当者と現地の専属担当者がすぐに連絡を取り合える体制が整っており、頻繁に情報交換をしている。細かい事でも素早く保護者に情報が届くため、安心・安全の留学制度と言える。

 進学コースは大阪大谷大学への学内推薦制度や豊富な指定校推薦制度、先にあげた2つの高大連携プログラム等、多彩な進路設計が可能である。毎日の授業を大切にすることが進路実現につながり、部活動や生徒会活動にも精一杯取り組むことのできるコースである。

 また、「10年未来プロジェクト」として未来をしっかり見据えた上で受験に臨むという取り組みもある。様々な職業の方を招いての講演や、目的設定をした後、自分自身がどのように学んでいくかを自己探究してもらう。未来を見せることで学習意欲の向上につながっていくという。

 さらに自己管理の一環として、3年前からスケジュール帳を生徒に配布。毎日の時間の使い方を視覚化し、その日の自分を振り返ることで、翌日からの行動につなげてもらうのが狙いだ。使いこなしている生徒は成績も伸びているという。

 クラブ活動では、昨年バトン部が日本一となった。従来なら3月にアメリカ世界大会に行く予定だったという。また、昨年12月には学校の敷地のすぐ下に新しいテニスコートができた。テニス部員はこれまでは校外のテニスコートまでバスに乗って毎日通っていたが、現在は新コートで練習に励んでいるという。

 穏やかに語る長尾校長からは生徒への信頼が滲み出る。「人間教育をする進学校」として、ますます結果を出していきそうな当校だ。

 
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