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中学・高校受験:学びネット

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通信制・単位制長尾谷高等学校

 
  語学・大学受験対策など
豊富なプログラムで憧れの進路に導く
 1993年(平成5年)、「自学自習」を建学の精神に開校した「長尾谷高等学校」は、広域通信制・単位制高校の先駆的存在だ。校舎は枚方本校に加え、梅田・なんば・京都・奈良校の5ヵ所があり、さまざまな理由で全日制高校を不登校になった生徒に寄り添い、1万6000名以上を卒業させてきた。自由に組めるカリキュラムや低額な学費はもちろん、近年は国際交流プログラムなど多彩な学びの提供と手厚い進路サポートで注目を集めている。

校 長: 竹中 圴
住 所: 枚方本校 〒573-0163
大阪府枚方市長尾元町2-29-27
電話(全校共通): 0120-750150
生徒数: 1,600名
ホームページ: https://www.nagaodani.ed.jp/

 

個別の時間割で多彩な学び提供
国際交流プログラムが今春誕生

竹中 均校長

 長尾谷高等学校の授業日は基本、月・水・金曜。1限目〜6限目に行う授業を受けて単位を取得する。授業は各科目複数回実施。時間割は、チューター(担任)のアドバイスを受けながら、各自で決められる。また、火・木曜には学校行事や総合学習を実施し、徐々に学校へ来ることに慣れていくよう工夫されている。

 「もともと全日制高校に通えなくなった生徒の受け皿として開校した本校ですが、最近は不登校などの事情で高校進学時に通信制を選択する中学生が増えています」と話すのは竹中均校長。中学新卒生のために用意したクラス制・時間割固定の「スタートクラス」は、ホームルームがあり、友達をつくりやすい環境だ。

 一方、体調の問題などで、週3日のスクーリング(通学受講)が無理な生徒には「土曜コース」もあり、保護者の付き添いも可能。ほかの日は放送視聴で授業を受け単位取得を目指す。「新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校を余儀なくされた時も放送視聴を増やし対応しました」と正木仁副校長は話す。

 今春からは、国際交流プログラム『Eクラス』(梅田校)もスタート。年間を通してネイティブ講師の授業が受けられる。さらに「海外語学スクーリング」に参加すれば、2週間〜3ヵ月、カナダかオーストラリアでホームステイし、現地の語学学校に通いながら単位を取得できる。

国公立・難関私立大の合格者多数
授業料は公的制度利用で負担減

 同校は通信制には珍しく、課外活動や総合学習も多彩だ。人気の校外学習・修学旅行、スキー・スノーボード実習に加え、系列校の東洋きもの専門学校やユービック情報専門学校の協力を得て盛大に開催される「長尾谷祭」は周辺住民にも好評だ。生徒に活躍の場を与えることで、夢や目標に向かって頑張る力を芽生えさせている。(竹中校長)

 「中学3年間不登校だった生徒が『長尾谷祭』の実行委員長を経験し、その後、国立大学に進学したこともありました」

 これまでに東京大学、京都大学などの合格実績があり、今春も大阪大学をはじめ、国公立大・難関私立大に卒業生を送り出している。

 「大学への夢をあきらめなくていいのです。進学コースや学力アップ講座など大学受験対策のプログラムもあります。指定校推薦を利用する人も多いです」と岡田千明筆頭教頭は話す。

 学費が安いのも同校の魅力だ。国の高等学校等就学支援金制度を利用すれば、3年間の費用は約55万円。大阪府在住者なら、府の授業料支援補助金制度で、さらに学費を抑えられる。各家庭にもよるが、実質負担金0円という場合もあるそう。

ニーズが高まる通信制高校
巣立った卒業生が教員へ

 少子化の影響下でも、通信制高校のニーズは高まっている。大阪府認可の通信制・単位制高校は今年3校増えて、合計11校になった。

 「中学校で不登校の生徒が増えていることも原因です。通信制・単位制高校合同の研修会では、毎年200名もの中学校の先生方が参加され、関心の高まりを実感しています」(正木副校長)

 また通信制のシステムが気に入り、選んで入学する生徒もいる。昨春卒業した佃紫帆さんは、硬式テニスの世界スーパージュニア選手権でベスト16に入る実力派アスリートだ。練習時間を確保するため同校を選択したという。卒業後は関西大学に進学した。自分の極めたいことを軸に、高校生活をカスタマイズし、しっかり学べるのが魅力だ。

 「最近は毎年、卒業生が教育実習に来てくれます。通信制高校卒だからこそ、生徒に寄り添える教員になってほしい」(竹中校長)

 一人ひとりに合った学びを提供する長尾谷高等学校。卒業生の活躍が今後もますます見られそうだ。

 
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