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中学・高校受験:学びネット

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賢明女子学院中学校・高等学校

 
  グローバルな社会で「燈台の光」となれる人に
オーラル授業、海外研修で英語の総合力を養成
 1951年設立の賢明女子学院中学校・高等学校。イエス・キリストと、カトリック教会の教えに基づいて、常に他の人を思いやり、社会に貢献できる人材を育成してきた。将来、誰かの歩む道をやさしく照らす「燈台の光」のような存在へと成長できるように、生徒一人ひとりの可能性や個性を伸ばし、魂を育む教育を目指し続けている。グローバル化の進む社会で、異なる文化的背景をもつ人々と関わり、多様な価値観を尊重し、柔軟に対応することができるようにと、力を入れているのが英語教育。2人のALT(Assistant Language Teacher)によって楽しみながら総合的な英語力を身につけられる、All Englishでのオーラル授業の様子を取材した。

校 長: 松浦 明生
住 所: 〒670-0012
兵庫県姫路市本町68番地
電 話: 079-223-8456
交 通: JR「姫路」駅・山陽電鉄「山陽姫路」駅
下車北へ徒歩約15分
JR播但線「京口」駅下車西へ徒歩約10分
神姫バス「郵便局前」下車すぐ
生徒数: 306名(中学校)
372名(高等学校)
ホームページ: https://www.himejikenmei.ac.jp/

 

楽しみながら実践力を養う
中学1年の終わりに英語劇を上演

松浦 明生 校長

 賢明女子学院では、中高の6年間を3段階に分け、主体的に発信できる英語実践力を育成。中学1年・2年では、まず身近な話題について英語で表現することを通して、基本的なコミュニケーションの姿勢を身につける。中学3年・高校1年では社会的な話題について情報を収集し、それらに対して自分の意見を述べる力を養う。高校2年・3年ではさらに視野を拡げ、世界の情勢や諸問題について分析し、他者と協働しながら解決策を検討する。その中で、自分の意見を論理的に発信するスキルを磨いていく。

 英語科教諭の萩原七恵先生は、「生徒たちは、授業で学んだことを実際に使っていくなかで、英語を自分のtoolとして身につけていきます。本校は、『楽しみながら身につける』というコンセプトのもと、オーラル授業の充実や海外研修など、生徒が学んだ英語を実際に使う機会を多く設けています」と話す。

 さらに、「実践の場として、中学1年の最後にはグループで『英語劇(Skit Contest)』にチャレンジします。英語の台本をもとに、自分たちで演出を考え、衣装や舞台も手づくりするなど意欲的に取り組んでいます。英語で表現する楽しさを知ることで、英語への取り組み方も変わってきます」と話す。

ALTとの会話を楽しむ「Passport Time」
外国の生活や文化を知り留学のきっかけにも

 昼休みには、ALTと自由に話すこ とができる「Passport Time」を実施。

 「話題はバラエティーに富んでいて、ALTの出身国の文化や生活様式について話を聞く生徒もいます。自分たちの環境とは異なる国の話を聞くことで海外への思いが広がり、留学へのきっかけにもなっています」と話すのは、広報の橋本久美子先生。

 留学プログラムが充実しているのも同校の特徴である。短期(約2週間)では、中学生対象のニュージーランド研修と高校生対象のカナダ研修が用意されている。渡航先ではホームステイを体験しながら、現地の学校に通う。「ホストファミリーとの生活を通して、文化の違いを感じることができた」と話す生徒も。

 ほかにも、中期(約3ヵ月)のターム留学や長期(1年)の留学制度も充実。生徒一人ひとりの希望にあった留学を体験できる。いずれも現地の学校に通学し、長期留学においては、単位が認定されれば帰国後はそのまま進級が可能となる。

 「若いうちに海外での生活を体験することで、生徒たちは大きく成長します。視野が広がり、世界で起きている問題にも関心を持つようになります。そして、『もっとスムーズにコミュニケーションがとれるようになりたい』と、さらに意欲をもって英語への学習に取り組むようになります」と橋本先生。英語の学習を通して、自分を取り巻く「世界」を学ぶ喜びを、生徒たちは日々実感しているようだ。

創立70周年を目前に
伝統を基に進化し続ける女子校

 今春は、京都大学や神戸大学医学部にも合格。学校の学びだけで合格できた理由は、同校ならではの充実した補習授業にある。中学・高校ともに毎日放課後補習を実施。理解が遅れている生徒対象の指名補習や、学力に合わせた標準・発展のレベル別補習を行っている。夏休みにも約60の講座を開講するなど、自分に必要な授業を主体的に学べる仕組みが整っている。昨年から始まった「卒業生VISIT」では、各方面で活躍する卒業生が招かれ、自分たちのキャリアに基づいた授業を実施。化粧品メーカーに勤務する先輩から、ヒット商品が生まれるまでの話を聞き、自分の将来の夢を具体化できた生徒もいたそうだ。

 さらに2019年にスタートしたプログラム〝Be Leaders 〞は、国連が定めるSDGs17の目標をテーマに、社会が抱える問題の解決のために、自分たちで何ができるかを考えアクションを起こすことが目的。世界中の人とわかり合おうとする姿勢を持ち、弱い立場に置かれた人の存在に気づき、手助けできるようにと考え、行動するリーダーたちが育っている。

 また、〝DeARプロジェクト〞と呼ばれる、毎月1回昼食を粗食にして節約したお金をフィリピンの子どもたちへ寄付する取り組みも、今年で10年目を迎える。

 創立70周年を目前に控えた賢明女子学院は、培ってきた伝統をもとに、さらなる進化を続けている。

中学3年特進クラスの
英語オーラル授業を取材

 授業は英語でのお祈りから始まり、そしてよく耳にする最近の洋楽を英語で歌う。生徒たちが英語だけの環境に馴染みやすい導入である。

 この日の授業のテーマは「本の紹介」。まず、本のジャンルを学ぶ。「ワンピース」はComics、「ハリー・ポッター」はFantasy という具合だ。

 次に、先生が「どんなジャンルの本が好きですか? その理由は?」と生徒に問いかけると、生徒の一人が「Fantasy でLove Story である、『美女と野獣』が好きです。理由は、面白いからです!」と英語でハキハキ答えた。続いて生徒同士のペアトークが始まる。好きな本について話すので実に楽しそう。

 さらに、先生がいくつかのヒントを与え、本のタイトルを当てるクイズを出題。「その本はMistery、主人公(キャラクター)はコナン」と言えば、生徒から一斉に「名探偵コナン!」という答えが。次は、生徒たちが問題をつくる側だ。ヒントとなるジャンル、主人公の名前、作者の名前などは間違いがないように自分のタブレットを使って調べる。

 最後に、「チャーリーとチョコレート工場」の本が紹介されたテキストが配布された。作者の名前や映画化されたことなどの情報、本のあらすじや筆者の感想がすべて英語で書いてある。その見本を参考に、生徒たちがそれぞれのブックレポートを作成してくることが次回までの課題となった。

 ALTが2人、補助の日本人教諭が1人という3人体制で、生徒は20人。授業はすべて英語で進められるが、理解できない場合には日本人教諭がより易しい英語でフォローする。全員に発話の機会があり、自分たちで調べ、英語で文章を書く時間もある。しかも内容が身近なものなので、授業というよりは友達と好きな本について話し合っているような楽しい時間だ。「生徒たちはオーラル授業が大好きなんですよ」と萩原先生。

 ALTのトビー先生は「英語を話すこと、間違えることを怖がらず、リラックスして授業を受けてほしい。生徒には、能動的に授業に参加してほしいと思い、授業づくりに努めている」と話す。生徒たちの「好き」が伝わってくるような、生き生きとした授業風景であった。

 
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