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中学・高校受験:学びネット

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同志社女子中学校・高等学校

 
  キリスト教主義に基づき奉仕の精神を育む
全人教育は歴史の重みを感じさせる環境とともに
 同志社女子中学校・高等学校の教育理念は【あなたがたは「地の塩」「世の光」である】。聖書にあるこの言葉は、自分自身の力を周囲に対して発揮する大切さを伝えている。開校から140年以上、社会のあらゆる場面で奉仕の精神で活躍する人材を生み出してきた同校の全人教育は、広く世に貢献している。伝統ある同志社大学の並びにあり、東に鴨川、南に京都御所という自然溢れる環境も、豊かな情緒を育む土台となっている。今年度も圧倒的志願者数で話題となった人気校の魅力を、入試センター部長の吉田和高先生に聞いた。

校 長: 辻村 好
住 所: 〒602-0893
京都市上京区今出川通寺町西入
電 話: 075-251-4305
交 通: 地下鉄「今出川」駅より徒歩5分
京阪「出町柳」駅より徒歩8分
生徒数: 742名(中学校)
801名(高等学校)
ホームページ: http://www.girls.doshisha.ac.jp/

 

豊かな人間性を育てる礎
礼拝から一日がスタート

 同志社の創立者である新島襄が唱えた「キリスト教主義・国際主義・自由主義」の3つの理念を踏襲し、日々の礼拝を柱とする国際理解教育を進める同志社女子中・高校。地下鉄今出川駅から直結する同志社大学の敷地を抜け、そのまま直進するだけというアクセスの良さもさることながら、同志社大学内の歴史ある建物・大木の数々、南側に広がる京都御所の自然溢れる景観など、街中とは思えない閑静な環境だ。

 同志社女子の一日は、創立以来欠かさず行われてきた毎朝20分の礼拝から始まる。伝統の重みが伝わる荘厳な講堂に全校生徒が集まり、聖書を学び、教師や牧師の話を聞き、パイプオルガンとともに賛美歌を歌う。時には卒業生や在校生たちの発表の場にもなるという。

 「一日のスタートに礼拝というのが、本校の生徒の生活リズムです。礼拝に参加することで、すぐに直接効果が現れるというわけではないのですが、生徒がやがて卒業し、大人になってから、その人の核となる部分の育成に、その3年間、6年間の日々の礼拝の時間の積み重ねが生きてくることを期待しています」と吉田先生。

 中には収穫感謝の礼拝など、社会貢献につながるものもあり、弱い立場の人に関心を向けるきっかけになっている。この礼拝は一年の収穫を感謝し、持ち寄った果物や野菜などを福祉施設に届けるというものだ。献金活動についても年4回行われている。

 「『神様が私たちを愛してくださっているように自分を愛し、他人を愛しなさい』というのが聖書のメッセージです。自分はもちろん、他者を大切にできる、そんな気持ちを持つ人に育ってほしいというのが、本校の一番大切な理念です。礼拝はもちろん、学校生活の中で、日常的に隣人愛を考える機会に恵まれていると思います」

 また、女子校ならではの強みとして、異性の目を気にすることなく本来の自分を出して生活できるというメリットがある。すべての役割を女性だけで担うことになるため、無意識に男女の役割に徹して引いてしまうことがなく、リーダーシップを発揮する人、影になって他の人を支えていく人など、社会の中でのさまざまなポジションを経験するチャンスがあるという。

 さらに特筆すべきは同校の図書館教育。「図書・情報センター」は、最大3クラスが同時に授業可能な広さを誇る。エリアは地下だが、自然光が入る設計に加え、窓の外には多くの植木が設置されているため、屋外にいるかのような開放感だ。図書は現在約9万冊。生徒の委員会の組織に図書部があり、その生徒が中心となって本を選んで購入したり、教師に読書会や講座を依頼し放課後に開催するなど、自主的な活動の場にもなっている。

同志社大学・同志社女子大学
進学率は実に95%以上
薬科大・理系の外部進学も

辻村 好 校長

 学びのコースは中高ともに、同志社大学の内部推薦進学を基本とする「LA(リベラル・アーツ)コース」と、理系・医療系の難関大学を目指す「WR(ワイルド・ローヴァー)コース」の2種類だ。

 LAコースの卒業生は95%以上が内部進学している。受験がない分、興味関心に沿った内容を深く学んだり、クラブ活動の充実、子どもの頃から継続して行っている活動を追求するなど、好きなことに時間を取れるのがメリットだ。このコースの高校3年生は、約半分が選択科目になる。将来進みたい学部に合わせた科目、また純粋に自分が学びたい科目を自由に選び、自分の時間割を作成。同じクラスでも一緒に授業を受ける時間もあれば、週の半分はそれぞれ選択した教室に行くということになる。

 WRコースは、受験に合わせて英数国理の4教科に重きを置き、土曜日や長期休暇に特別授業を実施。今年も京大などの国公立大学や京都薬科大学など薬科大への合格者が出ているが、同志社への内部進学や文系の大学に行くことも多く、基本は生徒の希望の進路の実現が最優先だという。高校3年生になればクラスをさらに進路別に分け学習する。

 「同志社自体が受験メインの進学校ではないので、自分で目的意識をもって学びに来てもらうと、この6年間はすごく意味のあることになると思います。もちろん入学してからでも、これがやりたい! ということを見つけ、追求していってほしいですね」

 もともと同志社の建学自体が、創始者が海外に渡り学んだことを英語などで教えるといった国際主義的な精神を引き継いでいる。その点、何十年も前から3名のネイティブスピーカーが学校に常駐し、独自の海外プログラムも充実している。3年前からは中学1年生の希望者に、京都府内の施設でイングリッシュ・キャンプ研修も開始したという。

部活動で学ぶコミュニケーション
生徒間の強い結びつきが育つ

 同志社女子では生徒の約9割が部活動に励んでいる。運動部が11、文化部が21、合計32もの部活動がある。例年全国大会で活躍するのは、テニスやアーチェリーだ。またフェンシング、スキー、ワンダーフォーゲルなど珍しい種目も見られる。中学生では運動部に入る生徒も多いが、高校まで同一運動部を続けるのは真剣に実力を磨こうとする生徒ばかりだ。

 文化部の部活動は音楽系が多く、参加している生徒の数も多い。代表的なのはマンドリンや管弦楽、またキリスト教学校らしいハンドベル。これらの部は礼拝で発表する機会もある。

 「マンドリンと管弦楽は、それぞれ部員が100人ほどいます。6学年が一緒に活動するので、どうしても人数は多くなります。でもそこが部活動の良さですね。縦のつながりで、高校生が中学生を指導して、中学生はそういう高校性の先輩を見ながら自分の目標にする。6年のスパンで取り組んでいけるのが中高一貫校の強みです」

 部活動を頑張る生徒にとっては、学校生活の中で一番大きなウエイトを占める。6年単位なので人間関係も強い結びつきができ、さらに「6年間頑張った」という経験が財産になる。コミュニケーション能力や自信、チャレンジ精神など部活動でも大きな学びがある。

 人のために尽くす。そんな全人教育が行われる本校の卒業生の中には、福祉関係の仕事に就く人も多いという。見返りを求めることなく人に、社会に貢献していく人材が、今後も生まれ続けるだろう。

 
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