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京都学園中学高等学校

 
  知らないことを知るワクワク感
新しい世界が広がるドキドキ感を大切に
未来へ羽ばたくための力を育む「地球学」
 京都学園中学高等学校では、現在の中学生・高校生がおよそ30歳となる2030年の社会で生き生きと活躍する人を【グローバル・ナビゲーター】と定義。2030年に必要とされ、活躍できる能力を備え力強く生き抜いていくグローバル・ナビゲーターを育成する『中高一貫教育』GNコース(Global×Navigator=GN)がある。この学びの根幹を担うのが、同校が独自に展開している探究型学習『地球学』だ。隔週土曜日の午前中4時間にわたって実施される教科横断的な学力を身につける体験学習『地球学』について、座談会形式で語っていただいた。

校 長: 佐々井 宏平
住 所: 〒616-8036 京都市右京区花園寺ノ中町8番地
電 話: 075-461-5105
交 通: 京福北野線「妙心寺」駅または「等持院」駅から徒歩3分
JR嵯峨野線「花園」駅から徒歩15分
阪急「西院」駅または地下鉄東西線「西大路御池」駅から
市バス26系統 等持院南町(京都学園中学高等学校前)下車すぐ
京阪「三条」駅から市バス10系統 等持院南町
(京都学園中学高等学校前)下車すぐ
生徒数: 154名(中学校)
1,345名(高等学校)
ホームページ: http://jhs-kyotogakuen.com/(中学校)
http://shs-kyotogakuen.com/(高等学校)

 

●参加者
『地球学』担当 竹村 慎吾先生
GN一貫コース中学3年 竹本 朱里さん
国際コース高校2年 濱村 海都貴くん

多種多様な探究型学習「地球学」

――『地球学』の概要を教えてください。

竹村 慎吾先生(以下、竹村先生) 予測不可能な時代を生き抜くために、"正解のない問い"に対して取り組む力が問われています。『地球学』では、さまざまな経験・体験を学校内で行うこともあれば、宿泊を伴うフィールドワークで行うこともある。こうした活動が「私はこの分野が好き」「これは面白い」など、何に興味があり、好きなのかを探すきっかけになればと思います。『地球学』を通して豊かな創造性と旺盛な好奇心を育み、多様な国や文化への理解を深め、失敗を恐れず行動し続けることを学んでほしいです。地球学に取り組んだ1年間の学びの集大成として1人ひとりがテーマを設定し、3月の学年末テスト明けにプレゼンテーション大会に臨みます。

 まずは、中1の4月、氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物、昆虫、魚類、野鳥などがいることで学術的にも貴重な深泥池(京都盆地の北にある池)の観察会を実施。身近なところで大切なことを学んでいきます。

――心に残っている活動について聞かせてください。

竹本 朱里さん(以下、竹本) 希望者のみの特別プログラムで、1年生のときにJAXA種子島宇宙センター&知覧特攻隊平和会館に行ったことです。九州に行ったのは初めてで、気候や食べ物も同じ日本でも京都とは違うんだなと改めて思いました。ロケットの大きさに驚き、宇宙のことも学び、楽しくてワクワクしました。

濱村 海都貴くん(以下、濱村) 中学生のときの思い出になりますが、白馬でのラフティングが楽しかった。JAXAでは、ロケットの打ち上げ場にも行き、目で見ないとわからないことが触れる距離にあるのを体感。農村民泊では、受け入れてくれる方々の心の温かさや、星の美しさ、自然の偉大さなど感動することばかりでした。

大切なのは気づきのプロセス

佐々井 宏平 校長

――今までどういったプレゼンをされましたか?

濱村 「溶けない氷はつくれるのか」というテーマで発表しました。氷が溶けると飲み物の味が薄くなるのがいやだったのがきっかけです。仮説を立て、実験を重ね、考察、検証をする。そこからまた新たな課題を発見するというサイクルを学びました。

竹本 1年生のときは、先ほど述べた知覧特攻隊平和会館で学んだこと、特攻隊の方々の遺書について調べました。2年生では日本の出汁文化について研究し、それぞれ発表しました。

竹村先生 高校ではコースごとに独自の探究学習があります。濱村くんの国際コースでは「KOA Global Studies(以下KOA学)」というSGH探究型プログラムを実施。中学のときの地球学が、KOA学でも役に立っていると思います。

濱村 KOA学では、国際問題を取り扱うことが多く、統計やグラフを読み込みデータ分析し、問題にどうアプローチし解決するか、問題解決の手法を学んでいきます。問題を一つの視点からだけでなく、いろいろな観点から見て、どこに解決の糸口があるのかを探す柔軟な発想力、批判的思考力も問われます。こうした活動の基礎は、中学で学んだ『地球学』で身につけられたと思います。

竹村先生 解がないことに対してどれだけ行動できるか。周りを巻き込むためにどう行動できるか、知識を使ってどう目の前にある課題に取り組んでいけるのか、地球学ではそうした気づきがたくさん経験できると思います。

――中3最後のプレゼンに向けて構想はありますか。

竹本 小学生の頃から日本の歴史が好きで、神社仏閣をまわったり、歴史上の人物について図書館などで調べたりしていました。その知識と地球学で学んだことを合わせて仮説を立て検証していきたいです。でも、農村民泊で体験した農作業により、自然に触れ農産物を育てる仕事にも興味が出てきたので、日本の農業の実態も調べたい。発展途上国の人々への教育支援や青年海外協力隊、介護福祉士など次から次へと調べていくものが増え、やりたいことがいっぱいです(笑)。

――これから入学される方へのメッセージをお願いします。

濱村 地球学のよさは、プレゼンやフィールドワークなどの体験的な授業を通して実際に目で見て肌で感じることができるところです。さらに、先生方が温かく見守ってくれる環境が嬉しいです。僕たちが「やりたい!」と言ったことに対して「NO」と言わない。そういう意味では、先輩たちが道を切り拓いてくれた伝統が受け継がれているので、僕自身も後輩たちのために常に意識して行動できるよう心がけています。

竹本 中学入学当時は、地球学のために土曜日も学校に行くのがいやでしたが(笑)、活動を重ねていくうちに学校内だけでなく民泊などでいろいろな人との関わりも増え、どんどん面白くなっていきました。民泊でお世話になった方が合唱コンクールを見に来てくださったり、民泊で泊まった家に、個人で行かせてもらう人もいるなど、交流が続いていくのも魅力です。地球学では、自分の知らなかった領域に触れ、考えたこともなかった学習分野が広がっていくのを実感できます。

竹村先生 本校では10年以上前から『地球学』を実施しており、教育の根幹を担う唯一無二の体験学習だと自負しています。一番大切なことは、ワクワク・ドキドキしながら楽しんで学ぶこと。教員も生徒とともに驚いたり、喜んだりしながら地球学を創り上げていきます。

 
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