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同志社女子中学校・高等学校

 
  創立者の思想を守り、歴史と伝統が肌で感じられる環境日々の礼拝が隣人愛に基づく全人教育の礎に
 京都・今出川の同志社大学に隣接し、140年余りの歴史を誇る同志社女子中学校・高等学校。同志社創立者である新島襄の妻・新島八重と、女性宣教師スタークウェザーが開校し、キリスト教主義を根底に、社会のあらゆる場面で奉仕の精神を持って活躍する女性を育てる事を主眼としている。大学付属・系列校が人気の昨今だが、本校の今年度志願者数も増加傾向にあり、人気の高さを物語っている。入試センター部長の吉田和高先生にお話を聞いた。

校 長: 辻村 好
住 所: 〒602-0893京都市上京区今出川通寺町西入
電 話: 075-251-4305
交 通: 地下鉄「今出川」駅より徒歩5分
京阪「出町柳」駅より徒歩10分
生徒数: 736名(中学校)
799名(高等学校)
ホームページ: http://www.girls.doshisha.ac.jp/

 

日々の礼拝で心を育む
キリスト教主義の全人教育

 この日は京都三大祭りの「葵祭」が行われていた。同志社女子の南側に広がる京都御所から、行列はスタートする。御所の素晴らしい新緑、同志社大学の歴史と伝統を感じさせる建物と、100年を超える樹齢を思わせる敷地内の大木の数々。街中であるにもかかわらず、静かな雰囲気が別世界を思わせた。

 同志社女子はキリスト教主義・国際主義・自由主義の3つの理念を持つ同志社系列学校として、聖書の言葉に触れる日々の礼拝、グローバルな人材を育てる国際理解教育を行っている。特に毎朝20分の礼拝は、創立以来欠かさず行われてきた同校の伝統だ。厳粛な雰囲気の講堂でパイプオルガンの演奏をバックに全校生徒で賛美歌を歌う。聖書の一節を読み、先生や牧師の話を聞く。時には卒業生が現在の仕事について話し、また在校生のプレゼンテーションの場になることもあるという。

 「賛美歌は、歌や音楽で神様を賛美するというものです。本校は音楽部も多いので、その部活動の発表の場にもなっています」(吉田先生)マンドリン、軽音楽、フレンドリーコーラス、聖歌隊、箏曲、ハンドベル、管弦楽。音楽だけで7部もあるのは同志社女子ならではだ。

 毎年母の日の前後には、生徒たちが造花のカーネーションを購入して胸につけ、感謝の礼拝を行う。この収益は献金として福祉施設へ届けている。自分のことだけではなく、社会の中で弱い立場に置かれている方々に関心を向けるということも礼拝ではよく言われるという。献金活動は年に4回行われる。

 「卒業して福祉関係の仕事につく人も多いんです。キリスト教主義の教育だからこうなります、という具体的な結果を示す事は難しいのですが、礼拝の時間は生徒の心に色々な種を蒔いていく時間だと思います。さまざまな人の話を聞き、その中の一つが育って何年か先に大きな花を咲かせるということもあるかもしれません。人によってどの種が実を結ぶかはわかりませんが…。そういうさまざまな材料を与えられるのが礼拝だと思っています」

 礼拝を始めとし、「愛」という言葉が日常的に言われる本校。「キリスト教とは何か?」と問われた新島襄は「愛を持ってこれを貫く」と答えたという。

 「まず自分自身を愛し、同じように自分以外の人も愛する。神様がいつも私たちを愛してくださっているように、私たちも愛をもって他者と接していきましょう。そういうことを常日頃聞いている環境の中で育つんですね。自分も他人も大切にするという視点で物事を捉える考え方が、自然と染み込んでいくのではと思っています」

 自然豊かな落ち着いた環境で、自分と人の大切さを学んでいくことができるのが、同志社女子の強み。遠方から新幹線で通う生徒がいるのも、この環境ならばと頷ける。

生徒の85%が同志社大学へ
国公立大学挑戦への道も

辻村 好 校長

 学びのコースは中高ともに「LA(リベラル・アーツ)コース」と「WR(ワイルド・ローヴァー)コース」の2種類だ。「LAコース」は同志社大学の内部推薦進学を基本とするコースで、「WRコース」は理系・医療系の難関大学を目指す。

 LAコースは高大連携で実際に同志社大学の授業を受けられる機会が増えている。キャンパスが隣接しているため、学内の雰囲気や学生たちの様子も見ることができ、自分の将来を思い描きやすくなるという。また、受験がないため、時間的にも精神的にも余裕があり、ゆったりとした雰囲気の中で学校生活を送ることができきる。

 WRコースでは、土曜日や長期休暇を利用した特別授業を実施。英数国理の4教科は特に教材を厳選し、受験に対応できる実力をつける。また少人数クラスや、さまざまな実験を行う体験型学習が主流だ。WRからは今年度も京都、大阪、神戸大学など国公立大学合格者が出ているが、基本は生徒の希望の進路の実現が最優先だと言う。

コミュニケーション能力が
磨かれる定例行事と部活動

 同志社女子には32部もの部活動があり、9割の生徒が参加している。運動部ではフェンシングやアーチェリー、ワンダーフォーゲル、スキーなど他校ではなかなか見られない部活動もある。多くの部は中高生が6年間ともに活動する。テニスやアーチェリーはインターハイで活躍しており、全国目指して本気で頑張る生徒もいると言う。

 「部活動はただ単に競技の勝ち負けではなく、目標に向かって一生懸命やる、というのが大事。生徒がそういう経験を通して成長していくという場になっていくのであれば、教育面でも良いですね。6年間続ければそれなりのレベルになり、自信もつきます。中高生が一緒に活動できるのも良い点です。中学生が高校生に教えてもらったり、高校生は中学生の初心者に教えることによって、自分も勉強になる。コミュニケーションのトレーニングにもなります」

 また、学校行事は生徒が主導で進めている。生徒会が中心となり、企画委員を募り役割分担のち作業に当たる。それぞれのパートで何をするかは生徒しか知らない部分もあり、先輩・後輩との共同作業や引き継ぎを通してコミュニケーションが深まっていくと言う。6年一貫の強みがここにもある。

 吉田先生は言う。「学校を選ぶ際、学習カリキュラムや部活、進路などももちろん大事ですが、やはり雰囲気が合うかどうかが一番大切です。オープンスクールなどでは、受験生の皆さんに、自分が『とてもいい!』と思える雰囲気の学校に出会ってくださいと言っています。6年間通うことを考えればすごく大事だと思うんです。もし同志社女子を雰囲気で選んでもらえたというのなら一番嬉しいですし、『毎日学校に行きたい!』と思う気持ちで過ごしていただきたいんです」

 オープンキャンパスを手伝うのは皆、志願した生徒ばかり。生き生きと動く生徒の評価は高く、志願者増加の一端を担っている。

 
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