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中学・高校受験:学びネット

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神戸龍谷高等学校・中学校

 
  充実した設備、恵まれた環境の新キャンパスで中学部がスタート
 
2005年度、緑豊かな六甲山を背に新キャンパスの「青谷学舎」が完成。機能性を重視した設備、情操を育む工夫が凝らされた学舎で、中高一貫教育が始まった。仏教精神を礎に一貫校ならではの効率的カリキュラムや、生徒のモチベーション維持に欠かせない多彩な取り組みが注目を集めている。

校 長: 市村允正
住 所: 〒651-0052 神戸市中央区中島通5-3-1
電 話: 078-241-0076
交 通: 神戸市バス青谷バス停より徒歩5分 神戸市営地下鉄新神戸駅より徒歩15分
学生数: 中学校  81名
高等学校 1,179名 (2005.5.1現在)
ホームページ: http://www.koberyukoku.ed.jp/

 

理想的な学び舎 青谷新キャンパス

青谷学舎は、三宮ターミナルからバスで15分、本学舎からも程近い場所にあり、豊かな自然環境に恵まれている。桜の古木に迎えられて正門を入ると、桂離宮をイメージして建てられた教室棟のエントランスが現れる。さらに北側には小講堂の「二楽草堂」が六甲の緑と融合し、理想的な学び舎となっている。教室棟からは神戸港を一望することができ、ロビー風の幅広い廊下は明るく開放的だ。その廊下の随所に大小さまざまなテーブルやデスクトップパソコンが設置され、クラスを超えたコミュニケーションや研究の場として活用できるよう工夫されている。

中でも多目的実習室は実験、実習用として使用するほか、LANネットワークに接続可能で、情報学習用の教室としても利用できる。1人に1台ずつ用意されたノートパソコンを使い、技能習得はもとより、各教科と連動した調べ学習や情報発信、プレゼンテーション能力の基礎が養える。高等部で培われた情報教育指導のノウハウが中学部に活かされている。
1階エントランスホールから通じる図書コーナーは、生徒の好奇心をいっそうかき立てるスペースとなっている。4〜5人用のテーブルは、パーテイションを兼ねたホワイトボードで区切られ、静かに読書をするのも、調べものをしながらのディスカッションも自在だ。ここにもデスクトップパソコンが置かれ、常時インターネットに接続可能。教科学習以外でも日常的にコンピュータに慣れ親しめる環境づくりがなされている。

また、すべての出入り口には監視カメラと警備センサーが設置され、セキュリティ面への配慮もいき届いている。
最新の設備と機能的な設計を追及しながら、その外観や庭園のつくりは落ち着いた和の雰囲気で統一され、心が和む。仏教精神を根幹にすえた神戸龍谷の教育姿勢が青谷学舎に表現されている。

一貫教育だからできる 効率的カリキュラム

同中学部では従来の高校募集とは切り離した6年間の独自カリキュラムを組んでいる。少人数制をとり特進コース、英進コースがそれぞれ40名の定員。特進コースは国公立大学に進学目標を絞り、英進コースは高い英語力を育成し、国公立および難関私立大学を進学目標としている。途中、高校1年まではコース変更が可能だが、比較的早い段階で進路を定め、ムダのない教育計画が立てられる。一般に中学校と高等学校では重複した学習内容が多いことから、同校ではそれらを効率よくまとめ、6年間を通して定着度の高い学習方法をとる。

たとえば国公立大学の理系を受験する場合、物理、化学、生物、地学の4科目の中から2科目ないし3科目を選択しなければならず、中でも化学を選択する生徒は多い。だが、現在の中学校で教える化学の領域は断片的で、高校時に改めて学び直すことも少なくない。同校では中学時から無理なく体系的に学習できるカリキュラムを整えており、より高い学習効果をあげることができる。これにより高1までにセンター試験の範囲を終了し、高2で高校の全過程を終了。高3はそれぞれの志望校に直結した受験対策を実施する。

また、英語教育でも文部科学省の交換留学制度を活用、合格者は諸外国へ派遣され、1年間の留学が可能になるが、高等部の英語コースではこの制度でクラスの約半数が英語圏諸国へ留学している(学費は全額免除)。高等部の実績とノウハウを活かし、中学部終了までに全員が英検準2級取得を目指す。これはまた、高校1年次に実施されるカナダへのホームステイ語学研修の準備ともなる。国際理解プログラムも多彩で、オーストラリアの姉妹校への訪問研修や、神戸に留学中の学生との交流なども行なっている。

地の利を活かし 人間性を育む

中高一貫だからこそ実現できるカリキュラムは、ハイレベルな進学教育を実践させるとともに、豊かな人間教育に欠くことのできないさまざまな行事やプログラムを可能にしている。

近くを流れる青谷川や、国立公園・六甲山は生徒にとって自然観察を行なううえで格好のフィールドだ。同校では自然に興味を抱かせ、環境保護への取り組みやボランティア活動を進めながら、より深い探求心を育む教育を目指している。  
中学部第1期生は早くも青谷川にホタルを蘇らせる計画に挑戦している。ホタルの幼虫が何を餌にし、どのような環境を好んで成育していくかを学ぶため、ホタルの幼虫を飼育しながら、関連するあらゆる情報を集め、試行錯誤を繰り返しながら学習を進めていく。
森林ボランティア活動“山のプログラム”もユニークな計画だ。生徒たちがボランティア団体とともに植林や間伐材の切り出しを行ないながら、人の山への関わり方や植物への知識を深めていくというもの。同校が独自で県やボランティア団体と交渉し計画しているプログラムで、「地の利」を活かした総合的学習効果が期待できる。

中学部開校直後からこういった取り組みができるのは、もともと高校部で活発に行なわれていた、もうひとつのキャンパス「アルカディアロッコウ(イギリス風・学習宿泊施設)」での合宿研修や野外活動の豊富な経験によるところが大きい。

楽しめる体験学習から 育まれる自主・自律

ボランティア活動や地域活動以外にも、毎年の海や山への研修旅行が催され、その内容は“楽しみながらの挑戦型体験学習”といえる。中学1年次は日本海竹野海岸への臨海実習を計画。シュノーケリング体験し、タツノオトシゴ、ウミウシなどを真近で観察する。2年次は上高地・穂高をトレッキング。美しい自然に触れ、環境保護に対する関心を深める。3年次は北海道・ニセコへスキー研修を組んでいる。多くの体験を通して友情を深め、自ら行動し、自らを律する精神が養われる。

このほか芸術鑑賞や歴史探訪、スポーツを存分に楽しむための「1Dayイベント」も学習へのモチベーションを高め、リフレッシュさせる上で欠かせないプログラムだ。保護者も参加できる本願寺参拝イベントでは、国宝の書院を特別見学するなど、龍谷でなければ生まれない企画もある。

このようなさまざまなプログラムや行事を進行しながら、十分な授業日数を確保するためには特段、配慮が必要になる。同校では土曜日の隔週登校以外にも独自の「学年暦」を導入し、1学期末を7月31日に、2学期の始業を8月22日と決めている。これにより夏休みは約3週間に短縮されるが、学舎は廊下も含め全館空調設備を整えているため、一年を通して快適な学習環境を提供できる。充実した設備がゆとりある授業日数と多彩な行事を支えているといえる。
なお、2006年度募集に関する「学校案内」は7月以降入手できる予定。

 
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