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中学・高校受験:学びネット

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初芝富田林中学校・高等学校

 
  ―私学としての存在意義を具現化―
「超進学校化宣言」でドラスティックな改革を
大阪の南部に立地する初芝富田林中学校・高等学校が新年度 早々から注目を集めている。  4月に就任した平井正朗新校長によってドラスティックなまで に実践されるであろう改革の予感が、学習塾や教育関係者から沸 き上がり、期待値が高まっているためだ。平井校長の初心表明は 「超進学校化宣言」から始まり、入試制度・進路の考え方・カリ キュラムなどの根幹部分を大きく精査していく方向性だ。また、 2020年度の大学入試改革や新指導要領の改訂を鑑み、組織機能 の改善にとどまらず、教員の資質向上に向けて研究開発部を新 設。教員の授業力のブラッシュアップにも対応していく。

校 長: 平井 正朗
住 所: 〒584-0058 大阪府富田林市彼方1801
電 話: 0721-34-1010
交 通: 7方面からスクールバス運行
近鉄長野線 滝谷不動駅から約5分
近鉄長野線・南海高野線 河内長野駅から約15分
南海高野線 金剛駅から約25分
泉北高速鉄道線 泉ヶ丘駅から約25分
泉北高速鉄道線 和泉中央駅から約40分
和泉市立病院前から約50分
岸和田市立城東小学校前から約50分
生徒数: 291名(中学校)
975名(高等学校)
(中学・高校共に2018年4月1日現在)
ホームページ: http://www.hatsushiba.ed.jp/tondabayashi/

 

与えられたミッションは進学校の復活!

 初芝富田林中学校・高等学校 は1984年4月に初芝高等学 校富田林学舎(分校)として開 設。1年後の4月には初芝富田 林高等学校として独立、併せて 中学校を併設した男女共学校だ。

 教育理念は「夢と高い志、挑 戦、そして未来創造」であり、 それらを具現化した教育の実践 で、これまで多くの有為な人材 を輩出してきた。しかし、確固 たる進学校として隆盛を誇って いた同校での大学入試結果は影 を潜め、特に中学の入学者数や 入学者全体の学力は厳しい現状 が続いている。

 10年前には大阪初芝学園と学 校法人立命館とが教学提携を組 み、様々な施策を策定、実践し てきた。そして今年度、教学提携から 10年 目 を 迎 え る 。 立 命 館 で は こ の 時 期 をエポックメーキングな年として位置 づけ、平井氏に校長就任をオファー。 両者の考えが一致したのは「初芝富田 林が大阪府下に確固たる地位を占める 進学校の復活であり、そのためにはド ラスティックな学校改革が必要であ る」ということであった。

 4月1日に就任した平井校長の初心 表明は「超進学校化宣言」であった。 教職員たちにとって驚きの連続であっ たことは言うまでもない。平井校長は、 これまでのキャリアからも読み取れる が、有言実行の人であり、プレッシャ ーは物ともしない。実際、管理職とし て、独自のカリキュラム・マネジメン トを展開、入試結果や大学合格実績を 大きく伸ばし、学校の知名度を高めて きたのは周知の通りである。  さらに、現状を聞きつけた地域の塾 や教育関係者らは、初芝富田林が今後 進化していくことや大阪南部の学校の 図式に変化が起こるのでは?などと期 待を寄せている。

授業力のブラッシュアップや 中学入試の大胆な変更

平井正朗校長の初心表明は「超進学校化宣言」

 平井校長に就任後の状況を聞くと 「日々、是決済ですよ」と即、返答が あった。そのために物事はスピーディ ーに進める必要があるということだろ う。〝本気で学校改革に取り組む〟とい う証である。

 「今後、大学入試改革で、制度設計 だけでなく、入試の設問が変わります。 学習指導要領の改定もあります。その ために教員の資質向上が問われるので す。日々の授業こそがすべてなのです。 そのためにはカリキュラム・マネジメ ントとPDCAサイクルしかありませ ん」

 保護者や塾が学校に期待をしている のは学力の伸長であり、それを伸ばす のは教員。つまり、教員の授業力がす べて、OJTとOff - JTのバラン スですよと平井校長は言う。

 全体の授業力アップのためと業務の 効率化を図るため、既存の組織のスク ラップ&ビルドを実行。学年や担任の 学習指導・進路指導をコーディネイト し、生徒個々の夢実現をサポートする 「カリキュラム・マネジメント委員会」 は校長自らが委員長を務めるなど、枚 挙に暇がない。

 中学の入試制度も大幅に変更する。 入試広報戦略に伴う入試制度の再設計 はマーケット状況と時代のニーズに即 応したものにするのが基本と平井校長。

 ● 初 日 の 午 前 は フ ロ ン テ ィ ア 入 試 を 実 施。英語重視型なども活用する。これ までと同じ4科と3科入試も実施する。 午後は2科(国・算)入試を実施。

 ●2日目の午前入試は、これまでのリ テラ入試に変わり適正検査型入試(国 +算+理社融合)を実施。午後入試も 同じく実施。

 ●これまでの3日目の午後入試は実施 せず、2日目に繰り上げる。

 「適性検査型入試は大阪府立として は初の中高一貫校との併願者をターゲ ットにしています。入試問題にも手を 加えるとのこと。数年後には、東大、 京大、医学部医学科への合格を出しま すよ」

進路の方向性は数の勝負より
第一志望決定率100%へ

 学校改革を推し進めている平井校長 だが、就任当初宣言した〝超〟進学校化 宣言の背景には深い意味がある。(同 校HP参照)「現在、予測困難な時代 と言われ、環境、エネルギー、貧困な ど、地球・地域規模の課題が山積して います。それだけに真の実力が問われ ており、めざす学力も変化しています。 日本の学校と言えば、 教科科目を基盤とし てその到達度を試す ことを主流とした入 試を突破したことが 能力の証と見なされ てきましたが、これ からは、習得から活 用、そして探求へを キーワードに、自ら の生涯を生き抜く行 動の源となる思考力、 判断力、表現力を身 につけるために教科を超えた視点への 転換が必要になっています。」

 進学指導の方向性として、「現状の 学力で合格できる大学を受験させるの ではなく、より高い志望をもたせ,生 徒個々に〝学力の伸び〟を実感させ、本 当に入学したいと思う第一志望の大学 に挑戦、合格させること」とした上で、 大学は、「優れた教授陣による最先端 の講義,充実した研究環境、全国から 集まる仲間たちと切磋琢磨し、人間的 に成長するのと同時に、幅広い教養や 高度な専門性を身につけ、社会に通用 するスキルを磨く場」と位置づけ、 「〝第一志望決定率100%〟[進路満 足度]をめざす。本校の先生方には大 学を十分研究した上で、一人ひとりの 夢の実現に向けて〝チーム初富〟で進路 指導するようお願いしました」。

 平井校長の言葉は続く。

 「大学に進学することは通過点に過 ぎません。ベースにあるのは、これか らの国際社会に通用する力です。端的 に言えば、人間力と学力が併用してい る人材育成です。そのためには私学と してのレゾン・デートル(存在意義) となる学園理念を具現化し、生徒一人 ひとりの夢実現をバックアップする体 制づくりが急務だと考えます」

 ※記者より一言
校長室でのインタビューは1時間30分に及んだ。その間、校長室のドアは 常にオープンにしてあり、生徒たちが よく顔を出す。平井校長は生徒の話し を聞いたり、相談に乗ったりするとい う。学校改革に臨む厳しい表情とは違 い、フレンドリーで一教師のごとく穏 やかな表情に戻る。教育者の至福の一 時は、こんな日常にあるのかも知れな い。

 
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