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中学・高校受験:学びネット

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プール学院中学校・高等学校

 
  新教育プログラム説明会開催
2003年6月17日(火)・於:天王寺都ホテル
 
プール学院中学校・高等学校は、大学進学のより一層の成果を目指し、来年度より新教育プログラムを導入。中高一貫教育がさらに充実を図られる。その塾長対象説明会が130塾180名の参加者を集めて開催された。

校 長: 植下 五郎
住 所: 〒544-0033 大阪市生野区勝山北1-19-31
電 話: 06-6741-7005
交 通: JR環状線桃谷駅より徒歩7分
学生数: 中学校  583名
高等学校 900名 (2003.5.1現在)
ホームページ: http://www.poole.ed.jp

 

3スパン制・コース制で一層の成果を
プール学院中学校教頭 金戸 千鶴子

 本校はキリスト教精神に基づき、高い知性と教養を備えた女性の育成を目指してまいりました。
 創立125周年を迎える来年度よりは「3スパン制」と「コース制」を組み合わせた新教育プロムグラムを導入し、中高一貫教育による人間教育をさらに充実させます。
「3スパン制」は中学高校の6年間を発達段階に応じて3つに区切り、人格の形成と学習目標を徹底教育するものです。中学1・2年を第1スパンの「基礎教育期」、中学3年と高校1年の第2スパンは「自己訓練期」とします。そして高校2・3年の第3スパンは「進路教育期」として、社会で活躍できる女性としての強さを育てるとともに、大学進学を目指して学力を充実・発展させます。
 中学入学後、第1・2スパンまでは学力に応じて「アドバンス」と「スタンダード」の2コース制を採ります。このコースは入学時に選択していただきます。「アドバンス」は、学力の高い生徒の力を一層伸ばすために授業内容を深めるとともに、その進度も速めます。授業時間は、どちらのコースにおいても月曜から金曜までは45分間の7時限授業を組み、土曜日にも授業を設定して学力を向上させていきます。
 高校2年からの第3スパンに入る段階で、それまでの2コース制から進学目標に応じた「国公立大理系」「国公立大文系」「難関私立大」「私立大」の各コースに分かれます。
 これまで本校は、国公立大学や難関私大に多くの合格実績を残してきました。今回の新教育プログラム導入により、より一層の成果を上げてまいります。

プログレスコース新設
プール学院高等学校教頭 柿木 章

 来年度から新教育プログラムを導入するに当たり、他中学より当高校に入学される生徒のために新たに「プログレス」コースを設け、2クラスを募集します。
 従来は高校入学生と内部進学生が合流して混合クラスを構成していましたが、本校中学では教育内容の3割削減を実施しないこと、さらに授業進度も速いため公立中学出身生と同一クラスでの学習指導は困難と判断いたしました。
 高校1年時には、第3スパンにつながる基礎・基本を養成します。
 第3スパンへ進む高校2年からは、内部進学生と合流し、学力と大学進学目標に応じて4コースに分かれます。
 総授業時間は高校3年間を通じ週38〜39時間を設定。土曜日には2時限までの授業と3時限目からの補習を予定しています。その上、土曜日に大学在学中の卒業生が自習室において監督・指導を務め、生徒からの質問に答えるなど、自学自習もサポートします。 
 高校3年間を通じて生徒の進学目標を第1に、万全の学習指導体制を展開してまいります。
 なお、2004年度募集要項や入試の具体的な内容につきましては、9月4日(木)本校において塾長対象説明会を開催させていただきますので、ご参加いただけますようにお願い申し上げます。


校長インタビュー
新教育制度への船出
植下 五郎

── 校長先生は昨年度こちらに着任されて、最初の印象はいかがでしたか。

植下 私は大阪女学院で22年間教職に就いた後、清教学園を経てこちらに参りました。前任2校と同様本校もキリスト教の学校ですが、英国国教会の流れを汲んでいるせいか、全般的により折り目正しい教育がなされているように感じました。それが1世紀をはるかに超えて受け継がれてきたプールイズムと言われる校風につながるのでしょうか。昨年、東京にある有名女子校の校長先生がふいに来られて驚きました。その方のお母様が本校ご出身で「母がいつも懐かしがっていたので」とご挨拶していただきました。

── 人格形成に重点を置いた教育。さらに、大学進学実績でも成果を上げてこられました。コース制導入は、今後進学面をより重視することを意味されるのでしょうか。

植下 従来は、同じ学びの中で自分の個性や能力を見つけていくという考えのもと、明確なコース制を採用しておりませんでした。
 しかし、どの生徒も同じ尊い人格であると同時に、それぞれに異なる能力も与えられています。一人ひとりの力に即して、その能力を伸ばしていくことも必要です。また、社会や保護者のニーズにもこたえなければなりません。こうした使命を果たすため、このほどコース制導入に踏み切りました。大きな変革と言えるでしょう。

── 中学入学時に選択したコースは、途中変更できないのでしょうか。

植下 入学時点では「アドバンス」1クラスと「スタンダード」4クラスの構成ですが、第2スパンへ進む段階で、到達度テストの判定により「アドバンス」を1クラス増設します。つまり「アドバンス」2クラスと「スタンダード」3クラスへ再編成します。その時点でコース変更が可能です。

── 高校から入学する生徒は、内部進学生との学力差が大きいように思われますが、第3スパンで希望のコースへ進むことができるのでしょうか。

植下 第3スパンまでに授業や補習などを通じて学力を向上させますので、基本的にはどのコースへも進める可能性があります。ただし、高校入学以前に学習塾などにおいて、3割削減のない学習内容を学んできた生徒の方が、有利であるとは言えるでしょう。

── 今回の教育制度変更は、学内ではどのように受け入れられているのでしょうか。

植下 本校では伝統的に教職員が意見を闘わせ知恵を出し合い、物事を進めてきました。今回も学内の力を集結し新教育制度に取り組んで参ります。もちろん、教育制度を変更しても一人ひとりを大切にするという方針に変わりありません。良き伝統を守りながら、変革へと船出いたします。

 
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