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中学・高校受験:学びネット

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上宮学園中学校・上宮高等学校

 
  2020年に迎える創立130周年に向けて着々と変革中
建学の精神で心を磨き、さらに英語・ICT教育を充実
今春、上宮太子中学校と統合して新たなスタートを切った上宮学園中学校・上宮高等学校。男子校から共学になり8年、時代のニーズとともに変革を繰り返してきたが、今また創立130年となる2020年に向けて新校舎建設および設備の充実を進める一方、生徒への指導面では4つの改革を打ち出している。①英語教育の充実②授業法の改良(アクティブラーニング等)③ICT教育への取り組み④建学の精神の再認識。新時代に活躍する人財を育てる上宮学園中学校・上宮高等学校の副校長・殿井鉄夫先生に学園の「今」を聞いた。

校 長: 山縣 真平
住 所: 〒543-0037 大阪市天王寺区上之宮町3-16
電 話: 06-6771-5701
交 通: 近鉄「大阪上本町」駅より徒歩5分
地下鉄谷町線・千日前線
「谷町九丁目」駅より徒歩10分
JR環状線「桃谷」駅より徒歩12分
市バス「上本町八丁目」停留所より徒歩2分
生徒数: 253名(中学校)
1,998名(高等学校)
ホームページ: http://www.uenomiya.ed.jp/

 

来年夏には新校舎完成ID係の設置とICT教育

 2020年に迫った高大接続改革により、現在どの学校もそれに向けての対策に追われている。上宮学園ではより良い教育を目指し、中学2校の統合による人的資源の集約及び校舎の建替えによる設備面での最新化を図る。平成31年度の2学期から高校生の学び舎は新校舎だ。

 それに先立ち、中学校は全教室に電子黒板機能付きのプロジェクターをすべて設置。昨年度(平成29年度)からはICTとアクティブラーニングに関する授業の研究と普及を行うID(Instructional Design)係を設置し、生徒個々に対応できる理想的な教育内容の充実を図る。新校舎スタートと同時にID係の先生方を中心にICTを使った授業が本格的にスタートする予定だ。

 新しい授業法のアクティブラーニングは、㈱アクティブラーニング社の羽根社長が上宮の卒業生であったことから、学校に招いて教員向けの研修会を行ったという。昨年は教員を3名選び、実際に授業を見ていただきアドバイスを受けた。今年も継続して行う予定だ。

 また、今年の学園中学校一期生から、アプリとしてリクルート社のスタディサプリを導入。タブレットは中学校だけで校内に40台あり適宜使用させているが、担任、教科担当者はメールで生徒に宿題などを連絡し、主に家庭で学習をさせているという。使用方法についてはまだ試行錯誤の段階だ。

ネイティブ講師の授業を少人数制で修学旅行は語学の体験学習

殿井 鉄夫 副校長

 4つの学校改革で重点を置かれているのはやはりというべき「英語教育」。中学1年の場合、週7時間の英語授業のうち、4時間がネイティブ講師で3時間が日本人講師。ネイティブ講師の授業ではクラスを二つに分けて少人数制で行い、生徒一人当たり教師と接する時間を長くする。英検目標は、中学1年で英検4級、2年で3級、3年で準2級を目標にしているという。

 英語を話す機会を増やすため、本年度から修学旅行はシンガポール・マレーシアになった。旅先での対応は英語中心となるため、観光というより語学を通じての体験学習といった要素が強い。また、異文化理解という点にも期待している。

 シンガポール修学旅行の基盤となるものとして、昔ながらの日本の民家に生徒を2泊3日させ、古き良き日本の文化を感じてもらうという取り組みも長年行ってきた。

 今年の3年生の修学旅行はシンガポール・マレーシア、2年生の夏には和歌山県の日置川町の農家への民泊が予定されている。

 「ローカルからグローバル」をキャッチコピーに行われるこれらの取り組みは、身近なところで日本の古き良き民家、最終的には世界を見て行こうとするもの。日本人としてのアイデンティティの確立や世界における日本人の立ち位置を感じる力が養われ、真の国際人を育てる取り組みとも言える。

建学の精神を可視化・浸透を図る学業面でのサポートも充実

 時代に合わせた教育への取り組みもさることながら、上宮学園の根本的な理念である「建学の精神」もさらに深く追求する。

 「仏教の学校なので、3年・6年間預かっている生徒が卒業後どんな人となってゆくかの基礎を作るのが役割。それを〝宗教情操教育〟で育て上げていくと謳っていたが、一般の方々には理解されにくい。そのため、誰でもわかりやすく可視化できるものを作った(副校長)」それが昨年から配布している「上宮ルーブリック」だ。

 校訓の〝正思明行(せいしめいこう)〟を、受け継いでもらうために、それを具体化する「1に掃除、2に勤行、3に学問」という「学順」がある。これを130年もの間、生徒たちに伝え続けてきた。ルーブリックの冊子を開くと、掃除の項目には〝清〟〝整〟〝心〟の3つの項目があり、それぞれ5段階に分けられている。それは勤行、学問の項目でも同じで、現在の自分がどの段階かを客観的に確認することができるようになっている。

 「上宮が行っている〝徳育〟の具体的な基準、生徒に求めること、上宮人として成長、完成した状態を示して在学中に精進するようわかりやすい目安を作った。6月と11月に三者懇談があり、生徒たちはその前に自分がどのレベルに達しているか、5段階評価で書けるようになっている。高校3年間後の最終目標は5となっており、担任、保護者、生徒自身が上宮の教育方針に沿ってどのレベルに達しているかを自覚しながらやっていただきます(副校長)」。ちなみに各教科でのルーブリック作成も検討中だという。

 以上特筆すべき4つの改革に加え、普段の学業面でのサポート体制も充実している。学内予備校とも言える「Uゼミ」がそれだ。最初は高3の大学合格講座から始めたが、今では高2の大学合格準備講座、高1の大学合格基礎講座、さらに中3の高校進学準備講座まで拡張し、さらに英語関係では、中1から受講できる英検対策講座やオンライン英会話講座まで開講している。「Uゼミ」の企画・講師採用・運営等は全て学内組織で行っているので、複数の予備校から厳選した人材を採用でき、他校の学内予備校に比べ格安で実施できるのが特徴である。「Uゼミ」は課外の補講習が終了した後から実施されるので、生徒が自分の意思でスキルアップできる環境となっている。

 「出世せよ、とは言わない。一隅を照らす人になれ、と言う。超一流でなくてもいいので、持ち場で頼れる人になれ。」他人を思いやり、自分が生かされている歓びが分かるかどうか。それを教育の根底とする上宮学園では、生徒たちの心の成長を願う教師たちが今日も奮闘する。

 
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