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中学・高校受験:学びネット

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同志社女子中学校・高等学校

 
  国公立大医学部への合格者も多い名門女子校
キリスト教の教えを基盤に博愛の精神を受け継ぐ
南には広大な京都御苑。北には足利将軍家ゆかりの名刹・相国寺。二大名所に隣接する同志社大学は、京都市内でも抜群の環境に立地している。1875(明治8)年、新島襄により創設された同志社は、キリスト教の徳育を基盤とし、「教育あり、知識あり、品行ある」人物の育成を行ってきた。その精神を受け継ぐのが、系列の同志社女子中学校・高等学校だ。京都で最も古いキリスト教系の女子校であり、多くの生徒は同志社大学へ進学をする。それだけでなく、難関国公立大医学部へ挑戦する生徒も少なくない。その教育方針を取材した。(※同志社大学・同志社女子大学を合わせた内部推薦進学者の割合が9割、同志社大学のみの進学割合は約85%)

校 長: 辻村 好
住 所: 〒602-0893 京都市上京区今出川通寺町西入
電 話: 075-251-4305
交 通: 地下鉄「今出川」駅より徒歩5分/京阪「出町柳」駅より徒歩10分
学生数: 中学校 742名
高等学校 802名 (2017.7.1現在)
ホームページ: http://www.girls.doshisha.ac.jp

 

今春、新校舎に続きグラウンドが完成
保護者からも評判の高い最新設備

 昨年、新校舎「希望館」が完成した同志社女子中学校・高等学校。4階建ての校舎は、内部が吹き抜けになっており、中央には広々としたアトリウムが作られている。生徒が勉強や交流をし、先生に質問をするなど様々な使い方ができる空間だ。「クリエイティブラボ」と名付けられた研究スペースや「宗竹庵」という和室もある。階段や廊下はカーペット敷となっており、音が響きにくいように設計されている。記者も授業中の校内を見学したが、驚くほど静かだった。屋上は芝生庭園になっており、地学の授業で天体望遠鏡を使った星の観察を行うなど、学習面でも活用もされている。

 「4月に開催した『WAKUWAKU同女たんけん』というオープンスクールでは、小学生や保護者の皆さんから明るくて広い、気持ち良いという声をもらいました」と入試センター部長の吉田和高先生は話す。

 各階には「メディアコーナー」という情報コーナーが配置され、5教科ごとに学習事例や参考図書などを展示している。

 そして今春には、全面人工芝のグラウンドも新しく完成した。人工芝のため水はけが良く、雨が降った直後でも使いやすく、体育やクラブ活動で存分に活用されている。

 中高一貫6年制を敷いている同校。コースは2つあり、同志社大への推薦入学を基本とするリベラルアーツ(LA、定員200名)と、医歯薬理工系などを目指すワイルド・ローヴァー(WR、定員40名)だ。LAは、大学での学びを視野に入れ、高大連携の取組みや実習活動も多い。コース名は、新島襄が学んだ米国アーモスト大学の教育方針に由来している。

 WRは土曜も特別授業を実施する週6日制。高2の段階で大半のカリキュラムを終え、高3になると進路に応じてクラスを分割し、主要教科は少人数授業を行う。WRは難関国公立大へ進む生徒も多く、これまで京大、阪大などへ多数が進学。今春も京都府立医科大、滋賀医科大、京大薬学部を筆頭に国公立私大に32名(浪人6名含)が合格し、外部の大学に進んでいる。

 「同志社女子という校名ですので誤解をされがちなのですが、生徒の85%は共学の同志社大学へ進学し、残りは同志社女子大学や外部の難関大学に進学しています」

 外部進学を選ぶのは、同志社大にはない医学、歯学、獣医学、農学などの領域を希望する生徒。コース変更は、中3、高1進級時のいずれかで1回のみ可能となっている。

 中学入試は、前期後期に分かれた一般入試の他に、自己推薦入試も行っている。小学校の成績や出欠、模擬テスト結果などで判定する資格審査が12月に行われ、通過したら作文と面接という流れだ。

 「昨年は一般入試の受験者が大幅に増えましたが、今年は自己推薦入試が増加しました。推薦入試は狭き門ですが、これを加えれば本校は計3回の受験チャンスがあります」

新島襄から受け継ぐ奉仕の精神
福祉活動では施設への寄付や訪問も

 地下鉄「今出川」駅から5分、京阪「出町柳」駅から10分とアクセスが良い同校。そのため京都府外から通学する生徒が半数以上を占める。大阪、兵庫、滋賀、奈良だけでなく、岐阜や愛知から遠距離通学する生徒もいる。今出川駅にはキャンパス内への直通の出入口があり、一般道を歩かずに通学できるのも安心である。

 キリスト教に基づく教育を実践する同志社女子では、宗教行事が多い。創立以来の伝統になっているのが、全校生がチャペルに集まって行う毎朝20分間の礼拝。聖書の授業も週に1回、カリキュラムに含まれている。毎年6月には、花の日の特別礼拝を守り、生徒が持ち寄った花を高1生が24ヵ所の施設へ届けている。他にも音楽療法の講演を聴いたり、車いすバスケットボールを体験したり、福祉にまつわることを学ぶ日となっている。秋には、収穫感謝礼拝も行っており、野菜、果物などを施設に届けるのも伝統のひとつだ。

 「高校受験がありませんから余裕のある学校生活が送れます。ですので、奉仕活動や礼拝などにも十分に時間を割けるわけです」

米国の学校との海外交流プログラム
スキー合宿など課外活動も盛ん

 国際教育も伝統的に盛んだ。18年前から米国サンフランシスコ郊外にあるヌエーバ校との交流を続けており、来日した生徒がホームステイをしながら同志社系列校で学ぶプログラムが続いている。

 中学はオーストラリアで、高校はイギリスで、2週間の語学研修を実施。

 修学旅行は、中学は長崎へ、高校は沖縄で平和学習を行うのが恒例だ。沖縄では、実際に戦争時に住民の避難場所として使用されていたガマ(自然洞窟)を見学し、当時の状況を見聞する。高1の春休みには、スキー学舎も実施。この行事は教員の発案で始まったもので、外部のインストラクターではなく、教員自らがスキーの指導を担当している。

 クラブは、運動部が11、文化部が21ある。ユニークなのは、アーチェリー、フェンシング、スキーなど、他の中学にはあまり見られないクラブがある点だ。中でもアーチェリーは強豪で、この3月には全日本室内選手権大会の小中学生の部で全国1位・2位に輝いている。音楽系クラブは、文化祭や定期演奏会での発表の他、今年は昼食時に食堂でコンサートを開いてランチタイムに花を添えている。

 創立以来、人格を重んじ、自由闊達な女子教育を実践してきた同志社女子。その方針は140余年たった今も確実に受け継がれている。

 
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