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中学・高校受験:学びネット

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洛南高等学校・洛南高等学校附属中学校

 
  建学の理念、校訓に則って
社会に貢献できる「人」を育む
学校法人 真言宗洛南学園は「洛南高等学校」の発足から54年の校史をもつが、同校のはじまりは、今からおよそ1200年前に弘法大師空海を学祖とする日本最初の私立学校「綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)」にまでさかのぼる。世界遺産・東寺(教王護国寺)に隣接し、歴史と四季折々の美しさが感じられる通学路が魅力だ。優秀な大学合格実績に注目され進学校と評されるが、教育目標は、生徒たちの学園生活を充実させることにある。様々な特性をもつ生徒を受け入れる総合校であり、自学自習の精神を育て、将来を見据えた人間教育を行っている。

校 長: 川田 信一(高等学校)
岩ア 順一(中学校)
住 所: 〒601-8478 京都市南区壬生通八条下る東寺町559番地
電 話: 075-672-2661(中学校)
075-681-6511(高等学校)
交 通: JR「京都」駅八条口から徒歩13分/近鉄「東寺」駅から徒歩10分/四条大宮から市バス18・71・207系統で「東寺東門前」下車徒歩3分
学生数: 中学校 741名
高等学校 1,413名 (2016.7.1現在)
ホームページ: http://www.rakunan-h.ed.jp

 

「挨拶」「掃除」を通じ
自ら学びの環境を整える

 洛南高等学校・中学校の学校案内を開くと、扉には合掌する生徒、次頁には廊下を掃く生徒の写真が大きく扱われ目を引く。生徒たちの明るく引き締まった面差しに、洛南精神を見るようだ。

 昨年度、初代学園長(高等学校校長兼任)に就任した川田信一氏は、「学祖・空海弘法大師は『環境が人をつくる』と明言されています。挨拶や掃除を通じて自ら学びの環境を整えることは、ごく当たり前のことで、とても大切なことです」と話す。

 即戦力となる実学を身につけることが優先され、人の教育も促成栽培になりがちな時代にあって、「卒業して15年後の生徒が皆、それぞれの道で社会貢献できる力を身につけてほしい」という学園長の教育姿勢は揺るぎない。実際、社会で活躍する卒業生たちが母校に集い、「膝をついて掃除をした経験が生きている」と口を揃えるという。

 弘法大師は建学の根本精神を示す言葉として「物の興廃は必ず人に由る 人の昇沈は定めて道にあり(この世のありようはひとえに一人ひとりの人間にかかっている 人のありようというものはその人の歩む道によって決まる)」と述べられている。同校は、そのお言葉を教育理念として今に受け継ぐ。さらに、仏教の三帰依(帰依仏、帰依法、帰依法)を現代の言葉に直し、「自己を尊重せよ」「真理を探求せよ」「社会に献身せよ」を校訓とし、この3つの柱で、自らを伸ばしていく教育を実践している。

 1985年に附属中学校を開校、2006年に男女共学化、さらに2014年に附属小学校を創設という学園の歩みにも、その志が宿る。小学校からの一貫教育にしたのは、「挨拶」や「掃除」を通じて礼儀作法を身につけるには、幼いころからの躾が要になるという思いからである。また、女子の宗教教育の必要性について、「子育てをする母親の姿は、観音様の姿そのものではないですか。オシメを替えお乳をあげて、保育園に預けてまた家で世話をする。宗教教育を受ける感受性は男子より豊かで、中学生や高校生の頃から教えるべきですね」と学園長は説く。同校には時流に左右されない確かな歩みが沿革に息づいている。

社会貢献へのイメージを膨らませ
希望大学へチャレンジしてほしい

 今春、国公立大学へ257人、公立大学へ75人が合格し、難関大学合格者も多く輩出した(東京大学14人、京都大学69人、大阪大学44人、神戸大学18人)。医学部医学科の合格者も昨年よりさらに増え、130人(国公立84人、私大46人)となった。しかし、学園長は「医師資格を持って、法曹界に身をおいて、将来何をしたいのか? 経済面で優位に立つこと、ステータスを獲得すること以外に、自己実現の目標を明確に持ってほしい」と話す。

 多価値化する現代にあって、2013年度より、新しい学習プログラム、「空パラダイム」・「海パラダイム」を展開している。

 「空パラダイム」は、附属中学校からの内部進学生とともに形成する、高校課程履修内容の早期完成とハイレベル演習を実現するコース。最難関国公立大学・学部を目指す。

 「海パラダイム」は、教科学習を究めようとする人と課外の活動で自己実現を図ろうとする人が、多様な価値観を育んでいくコース。難関国公立大・有名私立大を目指す。以前は内部進学生と高校入学生の授業は交わらなかったが、「空」コースでは学びの場を合流させて切磋琢磨している。

 同校は学校行事が多いことでも知られている。バレーボール、バスケットボール、水泳、柔道などの大会、体育祭や文化祭ではチーム、クラスが結束して大いに盛り上がる。また運動系・文化系クラブとも多くの実績を残し、玄関ホールから続く長い廊下に沿って、無数の優勝杯が並ぶ。卒業生にはプロアスリートやオリンピックのメダリストが出ている。

 川田学園長は常々、「本校は進学校ではなく、総合校です」と強調する。最高学部・学科を目指す生徒、クラブ活動をして将来日の丸を背負いたい生徒、青春を満喫したい生徒、皆がエネルギーあふれる学園生活を送ってほしいという願いが伝わる。

「自学自習」は教師陣の見守りと
伴走によって成立

 「自学自習」の学習習慣を身につけるあたり、自発的な予習・復習を軸に、授業と小テストで疑問点や達成度を確認する学習リズム(CHECK&STUDY)のサイクルを推進力にしている。サイクルを上手く回すには、生徒の学習意欲や自己管理能力が必要だ。しかしスタートラインに立つのはまだ15歳の子ども達で、教職員の応援が欠かせない。

 朝のホームルームに姿を見せない子には、「どうしたんや?」と電話をし、来るまで待つ教師がいる。また、センター試験を終えた高3生は、2次試験が始まるまでの自宅学習期間を利用して、指導を直接交渉する。例えば「京大の日本史」を希望する生徒が集まり、時間割をつくって日本史の教師に授業を依頼するという。「生徒と先生が抱き合って合格を喜ぶ姿はいいものでね」と学園長の顔がほころぶ。

 また、東寺境内で行われる学習合宿(高1)、高野山で行われる学習合宿(高2・3)は洛南伝統の学習プログラムで自ら学ぶ力を引き出している。

 今後の取り組みについて、「真面目に努力する生徒を本気で応援したい」と宣言。できれば3年間皆勤し、自己管理の集大成にしてもらいたいと期待を込める。

 中庭には美しい樹形の菩提樹が新緑を輝かせている。空に映える大木が、生徒の健やかな成長を見守っているかのようだ。

 
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