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中学・高校受験:学びネット

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東海大学付属仰星高等学校中等部

 
  『豊かな学力・シラバスの充実・多様な進路への対応』を教育目標に
 
知識や技能を身につけ、学習への深い理解を促して豊かな学力を身につけるという教育目標を掲げる東海大学付属仰星高等学校中等部。2コース制が採られているものの、学力は両コースを通じて総合的に高く、英数特進だけでなく、総合進学からも国公立大学現役合格が射程内に十分入る。また、文武両道の教えの下、クラブ加入率が90%を超えており、高い実績を残していることでも注目が集まっている。

校 長: 成田 吏
住 所: 〒573-0018 大阪府枚方市桜丘町60-1
電 話: 072-849-7211
交 通: 京阪枚方市駅より徒歩13分
京阪交野線村野駅より徒歩10分
学生数: 336名 (2003.5.1現在)
ホームページ: http://www.tokai.ed.jp/gyosei/

 

知識に対する深い理解力を養う
『豊かな学力』の育成

 大阪府北東の枚方市。閑静な住宅街に囲まれた緑豊かなグラウンドを湛える白亜の校舎が、東海大学付属仰星高等学校中等部の専用校舎である。デンマークにも校舎を持ち、全世界に広がりを見せる東海大学付属高校の関西地方唯一の付属校として設立された東海大学付属仰星高等学校の同キャンパス内に、中等部が創立したのは平成8年のことである。中学・高校を一貫制とすることで、大学進学や将来の社会で生かせる様々な技術や知識を蓄えるのに十分な期間を設けられるのは他校の中高一貫システムと同じだが、東海大学付属仰星高等学校中等部では、さらに長い中学〜大学の10年一貫教育システムが誕生したことで、同じ教育理念の下、長期間安定した教育が受けられることでも人気を呼んでいる。 教育の特色は『豊かな学力・シラバスの充実・多様な進路への対応』が基本である。この中でも、豊かな学力は、数値に表れる教科の点数や偏差値を伸ばしていく『確かな学力』と混同されることが多いと語るのは、今年度より就任したばかりの成田吏校長。
「『豊かな学力』とは、知識に対する深い理解力を養い、それを礎とした柔軟な発想ができる感性を発達させるという考え方です。これは生徒の問題解決能力を伸ばすと同時に、人生観をも育成することにとつながります」。

 これを育成するのが、東海大学付属仰星高等学校中等部の誇る新しい授業である。一人に一台のノートパソコンを貸与して、様々な教科でインターネットを活用し情報技術を身につける授業展開が行われる情報教育。自ら様々な問題を発見し、徹底した討論で解決していくディベート授業では、国語力とともに、自分で自己を表現して発言する能力も養う。また、全国でも珍しい数学での体験的授業(総合コース「数学」で実施)では、測量・もの作りの活動を通じて数学的なアイデアの発想を伸ばす。英語では、徹底した英検指導や週1回の外国人講師による生きた英語教育が実践されているが、そのほかにも、全員必須となる中学3年でのハワイ語学研修が行われている。ハワイ東海インターナショナルカレッジを利用し、8泊10日という期間の中で、現地の学校の授業に触れたり人々と交流することができるこの研修旅行は、英会話だけでなく、ハワイの歴史や文化を体感することで、国際理解力も養うのが目的だ。海外研修はこれ以外にも希望者を対象に夏にハワイで、春にヨーロッパで行われている。どちらも東海大に付属する施設を使っての研修のため、利便性・安全性ともに充実した、内容の濃い研修旅行として人気が高い。

各々の進路に合わせて選択する
2つのコース制

 基本的には2つのコース制がしかれており、生徒は自分の目標に合わせたコースを選択して入学することになる。一つは、東海大学医学部や難関国公立・私立大学への進学を目指すための授業展開や長期休暇中の学力強化を行う英数特進コース。7時限授業や5泊6日の学習合宿、夏期休暇中の補習などで、ハイレベルなカリキュラムが組まれており、中学2年で英数国3科目の中学履修課程を修了するハイペースながらも充実した学習内容となっている。また、授業時間内では理解しきれなかったり、授業をより深く理解し、学力全般をアップするための特別講座や、定期考査で成績が振るわなかった生徒に対する学力補充のためのサポートスタディシステムなど、学習内容に対するサポートが充実しているため、授業から取り残されてしまうということはほとんどないようになっている。

 もう一つは東海大学やその他国公立・私立大学を目指す総合進学コース。文武両道の教えの下、高校野球(現読売巨人軍・上原選手等を輩出)やラグビー、サッカーなどで高い評価を持つ東海大学付属仰星高等学校中等部には、スポーツでの社会的貢献を目指したいと考える生徒も多いため、クラブや課外活動と学業を両立させられるようなカリキュラムになっている。ただし、こちらのコースでも中学3年生を対象とした学力補習や夏期休暇中補習は行われている。また、普段の授業が理解し切れていず、定期考査の成績の伸びを期待できなくなってしまっている生徒に対しては、定期考査2週間前からの教員監督の下の自習や、定期考査各教科実施日前日の補習、定期考査終了後の学力補充授業や再テストなどが用意されており、徹底した基礎の理解と学力アップが図られている。このコースの特徴は体験授業や生徒参加型学習の機会が多いことでもある。色々な方面で技術や知識を伸ばし、生徒の成長を促すことができるのだ。
 だが、一概にクラブなら総合、勉強なら英数、と言えないのも、東海大学付属仰星高等学校中等部の特徴のひとつである。
「英数進学コースの生徒でも、7時限目のない日や土曜日に集中してクラブ活動を行い、様々な実績を残したり、多方面で実力を上げている生徒はいます。また、学習能力の高い生徒でも、スポーツが大好きでクラブ活動をしっかりと行いたいという理由から、総合進学コースへ入学する生徒も多いですよ」。
 成田校長の言うように、実際、クラブの加入率は全生徒数の90%超。英数特進コースもほとんどがクラブ参加をしている状況からも、その熱心さが伺える。また、サッカーをしたいということで総合進学コースに入学したが、目標は京都大学への現役合格という生徒もいる。
 彼らをバックアップするのは、教員だけではない。広々とした敷地を利用し、野球場、球技場、テニスコート、総合グラウンドなどの屋外施設の他にも、体育館や武道場、室内練習場といった各クラブが伸び伸びと練習できるスペースが確保されていることも、体育系クラブで輝きたい生徒たちにとっては喜ばしいことである。
 生徒全員がゆとりある教育環境の中、目前に広がる多様な進路から自分たちの目標を見出し、十分に育成された生きる力を基本として、社会へはばたいていくことを教育の最終目標としている東海大学付属仰星高等学校中等部。その人気は年々上がっており、今年度も多数の受験希望者が予想されている。

 

 
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