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中学・高校受験:学びネット

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京都橘中学校・高等学校

 
  国公立大の合格者が71名へと大躍進
リオ五輪で活躍が期待される卒業生も
この春、「2016ブレイク」とも言える大躍進を遂げた京都橘中学校・高等学校。大学への進学実績を塗り替え、周囲からの期待がますます高まっている。その功績を牽引してきたのが、2年前に就任した三輪欣之校長の存在だ。かつては弱小だった女子バレーボール部を全国優勝チームへと育てあげた監督として、その名を知られる三輪校長。学校改革にも辣腕を振るい、次々と結果を出している。校長諮問の学校改革「プラン1200」を始め、進化を続ける同校の構想を伺った。

校 長: 三輪 欣之
住 所: 〒612-8026 京都市伏見区桃山町伊賀50
電 話: 075-623-0066
交 通: 京阪宇治線「桃山南口」駅下車、西へ徒歩5分
JR奈良線「桃山」駅下車、東へ徒歩10分
近鉄京都線「桃山御陵前」駅下車、東へ徒歩15分
学生数: 中学校 178名
高等学校 863名 (2016.5.1現在)
ホームページ: http://www.tachibana-hs.jp/
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国公立大の合格者が一気に倍増
飛躍を支えた「進学アカデミー」

 今春、京大1名、阪大3名、神大2名、医学部医学科1名を始め、71名が国公立大(大学校含む)に合格。これまで39名が最高だった同校だが、一気に倍増という飛躍を遂げた。現役生の内訳を見ると、国公立進学を目標とするSコースが33名。難関私大等をめざすBコース11名、クラブとの両立を図るAコースからも2名が合格。これだけでも過去最高ではあるが、それに加えて今春は、2010年に設立された中高一貫Vコースの1期生55名が卒業。こちらも4割22名が合格して一気に倍増となった。私立大では関関同立へ118名が合格している。

 「Aコースから広島大に合格した女生徒は、バレーボール部キャプテンとして活動していましたが、スポーツ推薦ではなく、一般の推薦入試を受けて合格しました。合宿中や空き時間にも懸命に勉強していました。そして、Vコース1期生は本当によくがんばってくれました。香川大医学部医学科や神戸大などの難関校への現役合格も果たしてくれました」と三輪欣之校長は嬉しそうに話す。

 こういった大幅増加を支えたのが、「進学アカデミー」と名付けられた校内予備校の制度である。対象は全コースの高3生。授業を基本に、本校教員による進学特別講座に加えて、学外の予備校から派遣された有名講師の授業を放課後に校内で受けられる。国立文系、理系などパック型になっていて、生徒は進路希望によって選ぶことができ、市価よりかなり抑えられた費用で受講できる。講義を行う講師、演習を担当するチューター、そして「フェロー」と呼ばれる進路指導の専門担当者がつくのが、大きな特徴である。

 「正直申しますと、この制度を始めるにあたっては、本校の教員から反対の意見もありました。しかし私はバレー部での指導経験から、細かい技術は専門家に習うのが一番だと実感していました。例えばブロックなら、その専門コーチを招いて一週間みっちり特訓する。そうすると成果が違うんです。それから、『受験は団体戦』との考えで多くが学校に残って一緒にがんばる状況をつくりたいこと、本校教員にもノウハウが学べるメリットがある点を考え決断しました」

 結果、教科指導以外にも、良い効果があったという。

 「第一志望をあきらめないで、最後までがんばろうという気運が徐々に高まってきました。生徒同士が切磋琢磨し、その結果、良い波が自然にできたと思います」

学校改革の土台となるのは学校の規模
校長諮問の「プラン1200」

 京都橘では昨年、校長の諮問機関である「プラン1200委員会」を発足させた。中高の学校規模を現在の約1000名から1200名体制にするという目標を掲げ、様々な改革を行っている最中である。その一端として、来春にはSコースの定員を増加。現在の40名を60名に増やす計画だ。他コースの定員は据え置きつつ外部入学生の増をめざしている。

 「中学校の定員増も検討されましたが、現時点では時期尚早との判断となりました。しかし、今春には67名の新入生が入学しており順調に進行していますので、将来的にはあり得るかもしれません。当面は中高接続のさらなる充実が課題です」

 また、来春から高校の制服が大きく変わる予定だ。男女ともグレイッシュベージュのブレザーで、軽くて汚れにくい生地が採用され、機能的にも大幅に改善されるという。

OGの伊藤舞選手が日本代表として
リオ五輪女子マラソンに出場

 17年連続で全国大会に出場する強豪女子バレーボール部を始め、4年連続全国大会出場の男子サッカー部、全国大会の常連である吹奏楽部など、クラブ活動でも名を馳せている同校。文字通りの「文武両道」を貫いている学校だが、昨年秋、うれしいニュースが飛び込んできた。陸上競技部の卒業生、伊藤舞選手が、リオ五輪女子マラソンの日本代表にいち早く内定したのだ。

 伊藤さんは在学中、陸上競技部に所属していたものの、全国大会に出場することができなかった。大学でも陸上を続けたが、故障に泣き、実業団に入団しても芳しい成績を残せなかった。その後、大塚製薬に移籍し、25歳でようやくフルマラソンへの挑戦を始める機会を得た。いわば遅咲きの人である。

 「内定直後の9月に学校で祝賀会を開いて、伊藤選手に講演をしてもらいました。目先のことに一喜一憂せず、コツコツと続けていれば、いずれ目標に到達できるという言葉が印象的でした。生徒と一緒にオリンピックでの活躍を楽しみにしています」

 取材中、ずっと笑顔で応対してくれた三輪校長も、実は大きな試練を乗り越えた人だ。5年前、千葉国体の試合中に脳梗塞とくも膜下出血で倒れ、ドクターヘリで救急搬送された。一命は取り留めたものの、その後、壮絶なリハビリに励んできた。その甲斐あって、今は大病の形跡すら感じられないほどの快復ぶり。記者もその元気な姿に驚かされた。

 こういった校長自身の経験も、生徒を勇気づける源泉になっているのかもしれない。現在も校長の職務を務めながら、バレーボール部監督として忙しい日々を送っている。

 今後一層の躍進を期待したいと感じた。

 
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