留学後
全教科・全科目補講を実施
梅花高等学校のコースは、現在、標準、特別進学、国際、医療看護、こども保育、舞台芸術・スポーツの6つ。来春、調理・製菓コースが加わり、7コースとなる。系列の梅花女子大学には、心理こども学部、食文化学部、看護保健学部といった、人気の資格が取得できる学部があり、高校のコースで学んだことを活かせるのも魅力の一つだ。
同校はもともと「英語の梅花」と言われるほど、英語教育に熱心な学校。国際コースは、「人から学ぶ、違いから学ぶ」をコンセプトとしており、3カ月間(高2の1学期)、カナダに語学留学する。一人でホームステイして現地の高校に通い、英語力とコミュニケーション力を身につける。
「1年や半年の留学期間と比べると、経済面の負担が少なくてすみますし、留学中の英語以外の勉強の遅れを取り戻しやすいというメリットがあります」と副校長の六室(むつむろ)匡司先生は言う。
同コースでは、帰国後の6月末から8月初旬にかけて、全教科・全科目の補講が行われる。これで一気に遅れを取り戻し、英語に偏らず、希望する進路を目指すことができるというわけだ。梅花ならではのフォロー体制である。
留学中は、梅花から多くの課題が出るので、生徒はiPadを使って、担任やネイティブ教員にレポート提出や近況報告を行う。もちろん、留学前にはiPadの講習会も実施されている。
また、留学準備として、クラスに1〜2人の海外留学生を受け入れているほか、海外のネイティブとの交流の機会も設けられている。留学前に、外国人とコミュニケーションが取れるよう配慮されており、上級生から留学体験を聞く機会も用意されているので、安心して留学できそうだ。
ベルリッツと連携
通年、英語力を伸ばせる環境を用意
「本校では、日本にいながら、1年間の留学に匹敵するほどの英語力が、身につくような環境を用意しています」と六室副校長。来春からの実施を前に、すでに英会話学校の名門、ベルリッツ・ジャパンと連携した。
まず、入学直後に2泊3日で、イングリッシュオンリーのキャンプが行われる。他校と異なるのは、1クラスに6人ものベルリッツの外国人講師が参加すること。英語をツールとして使い、 |