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中学・高校受験:学びネット

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大谷中学校・高等学校

 
  生徒会主導によるオープンキャンパス開催
 
古都・京都の歴史と伝統ある共学校として、長年高い人気を誇る大谷中学校・高等学校。私立校としての厳しさはあるものの、自由な校風が多くの受験生に注目されている。その校内の様子や活動を広く知ってもらいたいーーー、その思いから高等部の生徒会が生徒自身で母校を紹介するというオープンキャンパスが開かれた。

校 長: 真城 義麿
住 所: 〒605-0965 京都市東山区今熊野池田町12
電 話: 075-541-1312
交 通: 京都駅から徒歩17分、JR・京阪東福寺駅から徒歩5分
学生数: 中学校  420名
高等学校 1,363名 (2004.9.1現在)
ホームページ: http://www.otani.ed.jp/

 

 午前中に行われた高校のオープンキャンパスは参加人数350組以上(中等部は午後より100組以上参加)という盛況ぶり。公立が強いと言われる地域だけに、この参加数は驚異的なものといえる。
  吹奏楽部の演奏の後、壇上には生徒会代表者が立ち、その後の運営を行った。
  最初に挨拶に立ったのは渉外部長の飯山等先生。
  「教育の源、命の根源を問われがちな現代でも、学校は目の前にある実績でその価値を判断されがちです。しかし、生徒をバラバラにし、学習の実力のみで指導を行うような学校が、果たして本当に良い学校でしょうか。我々は心と姿勢を正し、自分自身を振り返るよう指導して、生徒一人ひとりに自信を与えるような教育を行いたいと考えています。ぜひ、在校生の生の声から大谷の良さを感じてください」と述べた。
  また、その後真城義麿校長が壇上に立ち、
  「人間は、良いところも悪いところも全て合わせ持つ一本の樹です。互いに研鑽したり、様々な他者と繋がることで、その樹は育っていくのです。多くの友と一緒に自分自身の樹を育ててください」と、参加者全員に優しい声で語りかけた。
  この後、高等部生徒会副会長が簡単に挨拶を述べた後、この機会に、パンフレットでは感じられない大谷の良さを知って欲しいとした上で、
  「高校は中学とは違い、比較的自由な校風です。しかし、自由な行動とは責任を伴うものです。私たちは、それを踏まえた上で活動し、人間として大きく成長したいと願っています。皆さんも大谷へ入学し、共に、豊かな人間性を育んでいきましょう」と朗々と述べると、その自信に満ちた挨拶に会場のあちらこちらから大きな拍手が沸き起こった。
  プログラムはこの後、パワーポイントを利用した校内説明へ移り、教室や体育館だけでなく、パーテーションで区切られた自習室、合宿や遠征試合時に宿泊できる研修道場、ウエイトトレーニングが可能なトレーニングルーム、年中使用可能な温水プールなど、充実した設備が紹介される度に、ため息をもらす参加者もいた。もちろん、この設備紹介も生徒会の手で行われ、学生とは思えないほどすらすらとパワーポイントを使いこなす姿が見られた。
  「大谷の自主活動は評価の対象にこそなりませんが、生徒が学校生活を円滑に楽しく過ごすためには必要なことです。生徒会活動もその一環であり、様々なことを取り決めることで、生徒の主体性を高めていくのです」
  そう語るのは特別教育活動指導部の三觜昭部長。その言葉を裏付けるかのように、その後もオープンキャンパスはプログラムを滞り無く進ませて、参加者は充分な大谷の資料と感動を持ち帰ることができたようである。

大谷中学校・高等学校校長
真城 義麿

 本年、当校は創立130年、この東山の地に移転してから110年が過ぎようとしています。これを期に、改めて当校の世の中に於ける存在を見直す時期に来ているのだと感じています。
  今回のオープンキャンパスのように、学内では一歩先を進む生徒が後になった生徒を引っ張り、しっかりと手を繋ぎあいながらも、互いに研鑽し合うという、見事なバランスを保っていると自負しております。このバランス感覚を重視し、学ぶという面でもうまくモチベーションを上げており、今のところは全体的に良い影響を与え合っているようです。また、生徒会では、以前にしっかりとリーダーシップを取っていた生徒が、立命館大学の法学部にAO入試で合格するなどの実績も上がっており、今後の社会に必要とされる人間性の育成も順調であることを証明しております。
  これらのことを基本に、今後も何かに極端に偏ることなく、バランス感覚に優れた学校として、勉強もクラブ活動も精一杯行いながら、生徒個々の目標達成が叶えられるように指導を続けていきたいと考えております。

 
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