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中学・高校受験:学びネット

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追手門学院中学校・高等学校

 
  日本初の表現コミュニケーションコースを開設
時代が求める本物の力をつけた人間を形成していく
自主自律の精神を表す「独立自彊」、社会に貢献する力を示す「社会有為」。この二つを教育理念に据え、126年の歴史を積み上げてきた追手門学院中学校・高等学校。2000年から段階的な教育改革に取り組み、現在は改革第V期の最中である。今春はさらに、日本でも類を見ない表現コミュニケーションを基盤とする新しいコースを開設した。自己肯定感、関係性の力をキーワードとする人間形成教育は混迷の時代に注目を集めており、その展開が期待されている。

学校長: 住谷 研
住 所: 〒567-0008 大阪府茨木市西安威2-1-15
電 話: 072-643-1333
交 通: JR茨木駅、大阪モノレール宇野辺駅、阪急茨木市、阪急石橋、阪急北千里、北大阪急行千里中央の各駅からスクールバス
学生数: 中学校 191名
高等学校 1,293名 (2014.9.1現在)
ホームページ: http://www.otemon-jh.ed.jp/

 

アウトプット教育
国際教育を実践する
特選SSクラス

 追手門学院中学校・高等学校は明確な学びの指針を掲げている。@学習力の強化Aアウトプット教育の推進B国際教育の充実。この三本柱がカリキュラムの様々な場面に反映されている。昨年開設された中学校の「特選SSクラス」でもこれらを基盤とした独自の教育メソッドが展開されている。

 東大、京大を筆頭とする難関国公立大に焦点を定めた特選SSクラスは、定員25名の少人数制。中学3年間で学ぶ内容を2年で終了し、高3時には入試中心の授業を行う中高一貫コースだ。「ハイレベルRST」と名付けた反復学習に力を入れており、繰り返し学習で着実に学習マインド(脳)を形成していく。

 「TOKKERS Jr.(トッカーズジュニア)」は放課後に行う自主学習。Z会の添削教材を取り入れハイレベルな演習を行っている。現役の京大生がチューターとして来校し、学習指導だけでなく生徒の全般的な相談にも乗っている。

 国際教育の一環としては、特化型英語プログラムを実施。外国人講師によるオールイングリッシュの英会話授業やイングリッシュキャンプ、中2での韓国英語村研修など多彩だ。また、国際的視野を養うためのキャリア教育にも力を入れている。

 「先日は国際協力事業団の職員に来てもらい、世界の子どもたちという講演会を開催しました。飢餓やエネルギー問題など国際問題に触れて視野を広めてもらいたいと考えています」と住谷研校長は話す。

普通科では日本唯一!
表現コミュニケーションコース
これから本当に必要な
能力を高めていく

 アウトプット教育の体現としては、今年大きな動きがあった。難関私立大を目指す高校のU類に「表現コミュニケーションコース」を開設したのである。演劇を用いたコミュニケーション教育を行うこのコースは、高校の普通科としては全国初の試みとして注目を集めている。

 「演劇科を置く高校はありますが、普通科内に表現教育に特化したコースを設けるのは全国でも類を見ないことだと思います。今はどの企業もコミュニケーション能力に長けた人材を求める時代。経団連の調査でも、企業が社会人に求める能力として、コミュニケーション力がこの10年間トップです。そういった力を育む教育が今後は何より重要と考え、コースの開設に踏み切りました」と住谷校長は設立の意図を話す。

 1期生は27名(男子9、女子18)。演劇教育の世界において第一線で活躍し、戯曲の芥川賞と言われる岸田国生戯曲賞を受賞した石井路子先生、上海万博に日本代表ダンサーとして出演した福岡小百合先生。この二人のスペシャリストを専任教員として迎えている。

 「始まって4ヶ月。身体作りから始めるということで、今は身体をベースにしたコミュニケーション訓練を行っていますが、とにかく授業の内容が素晴らしいです。このカリキュラムを実施したら全国の学校でのイジメもなくなるだろうと真剣に思います」と住谷校長は話す。

 表現は常に他者を想定し、コミュニケーションによって成立するもの。常に他者との関わりが必要となる創造活動を通して、集団の中で他者と恊働する力を育てる。これがこのコースのコンセプトでもある。

 「議論をする場合、日本では一番良い意見を言った人が評価されますが、例えば北欧では参加者の意見をまとめた人が評価される。合意形成能力というものが世界ではとても大事なんです。そういった能力も演劇という集団創造活動を通して育むことができるはずです」

 本コース開設のため校内には専用の表現演習室を新設。週に8時間行われる演劇とダンスの授業は、その部屋で行われる。1年次の発表として『自画像公演』と銘打った舞台を12月に行う予定。3年次には、集大成として東京の劇場での本格的な公演を目指している。

 日本でも初の試みとあって、同コースの授業は現在、視察が多い。取材に訪れたテレビ局のスタッフは、この授業は中高生だけでなく、むしろ企業の社員研修や人材育成に応用できると太鼓判を押したという。

 「現在は、中学のSクラスに試験的に週に1時間の『コミュニケーション講座』を開設していますが、この表現教育は、将来的には全校に拡大していきたいと考えています」と校長は将来への展開を語る。

教員研修部を設立して
指導力も向上
希望者全員が国公立大へ
進学できる体制に

 学習プログラムに限らず、教える側の指導力向上にも近年は果敢に取り組んでいる同校。昨年は、「教員研修部」を創設した。授業力に長けたベテラン教員が、科目ごとの教科リーダーとなり、若手教員の育成に当っている。

 授業力向上シートというチェックリストを作成し、リーダーがマンツーマンで若手を指導。PDCAサイクルを回すことで指導力を上げて行く取組みだ。放課後には研修部主催の勉強会やグループワークを開催し、東大・京大の入試問題研究会も定期的に開催している。

 教育改革第V期の目標として、住谷校長は具体的な目標を掲げる。

 「現在、国公立大を目指すのは特選SSクラスとT類の2コースだけですが、U類も含め全コースの生徒が国公立大を目指せるようにしていきたい。そのため、2015年春を目標にカリキュラムの変更を行う予定です。理数系科目を選択できるようにし、すべての生徒が希望すれば国公立大へ進学できる体制を強固にして行きたいと考えています」

 大きな展開を見せる2014年度の追手門学院中学校・高等学校。今後の動きからますます目が離せない。

 
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