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中学・高校受験:学びネット

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四天王寺学園中学校

車窓に広がる瀟洒なキャンパスに目が奪われる。広さ3万1千700平方メートルいう広大な敷地には、学ぶ楽しさを育むにふさわしい施設・環境が整った。

住 所: 大阪府藤井寺市春日丘3-1-78
電 話: 072-937-2855
ホームページ: http://www.shitennoji.ac.jp/

 

校舎探訪
四天王寺学園中学校

学ぶ楽しさを育む学び舎

知的好奇心を高める最新の学習環境

 四天王寺学園中学校が平成26年4月に開校した。学習意欲を高める充実した設備環境は全国の中でも群を抜き、生徒の安全と安心を守り機能性にすぐれた学び舎が実現している。

 エントランスはイエローを基調としたつくりで、天井までの高さは通常の3階建てにあたる。正面には舞台としても使用できる「ガレリア」を配置し、舞台中央には3メートル四方のお釈迦様誕生のレリーフを設置。生徒はここでの合掌で一日が始まる。

 各階ごとにテーマカラーが設定されており、すべて合わすと虹色になる。壁面を含む全体の内装は木を基調としたしつらいで、一部レンガを思わせるせっ器質タイルがアクセントをつけている。1階には校長室や職員室などが配置され、それぞれのドアは透明ガラスやすりガラスをバランスよく使用。廊下は明るい色のフローリングで、その幅は通常の2倍以上と広い。

 階段スペースは1階から7階まですべて藤色で統一し、片面はコンクリート打ちっぱなしのデザインだ。2階から4階までの普通教室には電子黒板を設置し、授業の能率を上げている。

 その普通教室のある各階には、自学自習スペース「Learning Plaza」がある。淡い緑色の絨毯を敷き詰めたこの場所では、毎日「放課後学習」が実施される。進学で有名な併設の高校を卒業した大学生が指導するチューター制も、生徒には身近で好評だ。

 5階には、屋上テラスがあり自然の草花で緑化され、生徒の癒しの場となっている。主な施設として大小5つの理科実験室があり、用途に応じて使いわけができる。個人レッスン用の部屋も完備された2つの音楽室。高い天井で、歌声や楽器の音色を引き立てている。

 注目は屋上の天文観測施設。日本有数の大型望遠鏡が設置されている。望遠鏡に「MIROKU」(弥勒菩薩)と独自に命名したのは印象的だ。日中の太陽観測に参加した生徒たちの歓声は大きかったという。知的好奇心を高め、自然科学への探究心というドアを開くきっかけとなったことは確かだ。

校長と一期一会
四天王寺学園中学校

「藤井寺市から近畿の受験地図を塗り替える」
力強い宣言をした新・進学校

 文教地区を目指す藤井寺市でその第一歩となる四天王寺学園中学校がこの春に開校した。聖徳太子の教えのもとに、30年以上に渡り四天王寺中高教員や四天王寺学園小学校校長として指導を続けてきた前原聡氏が、その初代校長に就任。長きに渡る伝統と最新の技術設備、古き教えと進化する教育を融合させた指導で、第一期生たちをしっかりと導いていく。

伝統と進化と変貌を
コンセプトに
男女共学校開校

 今年度より藤井寺市に開校した男女共学の四天王寺学園中学校。率いる前原聡校長は、大学卒業後、四天王寺中学校・高等学校で教鞭を取り、14年間の教頭職を含めて、30年余教職の道を歩んできた。最難関国公立や医歯薬学部への高い現役合格率を誇る関西屈指の名門女子校である今の四天王寺中高にするために、生徒たちの学力を底上げし、成長させてきた実力者である。

 「四天王寺学園は聖徳太子が四天王寺敬田院を創設した593年に始まり、大正11年に天王寺高等女学校(四天王寺高校の前身)が設立されました。その伝統と教育力を継承し、進化と変貌をコンセプトに、この四天王寺学園中学校は設立されています」

 平成21年に四天王寺学園小学校が設立。初年度には1年・2年生が編入し、その3年後に前原氏が校長に就任した。さらに、その第一期生の児童が卒業する年度に合わせて四天王寺学園中学校が今年4月に開校(校長職は兼任)。第一期入学生の21名が四天王寺学園小学校から進学している。

 中学校一期生が高校を卒業するのは今より6年後の2020年オリンピックイヤー。日本の歴史の記念となるこの年に、「生徒たち全員に十分に満足できる結果を出させ、送り出してやりたい。四天王寺中高の男女共学の姉妹校として位置づけを確立し、『四天王寺と言えば天王寺にある高進学率の女子校』ではなく、『四天王寺は藤井寺にある男女共学進学校』と認識され、近畿圏の受験地図を塗り替えたい」という目標を、前原校長は力強く語った。

経験豊富な教員や
若く熱い教員
『教育は人なり』を
体現した指導者たち

 前原校長の教育への礎となっているのが『教育は人なり』。藤井寺駅から徒歩約3分という交通至便な場所に立地、生徒のことを考えた最新の設備に恵まれている四天王寺中学校だが、生徒を伸ばすのは「人」であると熱く語る。

 「指導者には四天王寺中高や、男女共学の有名進学校で実績をあげてきた教員、若さ溢れる新進気鋭の教員など、磐石の体制を整えました。また、放課後学習で指導してくれるチューターには、生徒たちと年齢の近い四天王寺高校出身の現役大学生を配置。彼らは毎日の授業の復習や補習指導だけでなく、生徒たちの悩みの相談にも乗り、精神的なケアもしてくれます」

 授業は中学1・2年を基礎力養成、中学3年から高校2年までを実力養成、高校3年を実践力養成とした6年一貫教育が基本。ただし、授業を受けるだけでなく、自ら集中して学ぶ習慣を身につけさせることも重視される。学校生活の中心はあくまでも勉強であり、クラブや行事、交友関係の構築などに取り組むには、まず勉強をしっかりと根付かせることが大事。さらに知識を詰め込むだけでなく、学習姿勢を整えることで学力を上げれば、将来の選択肢も広がる。そしてモラルや社会性、人間性といった社会で必要とされる力も積み重ねることができるというのが、四天王寺学園中学校の方針だ。

 
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