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中学・高校受験:学びネット

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報徳学園中学校・高等学校

 
  東大・京大現役合格者が続出
難関大に焦点を定めた独自の指導
1911(明治44)年創立。リーダーを育てる男子校として百余年の伝統を受け継ぐ報徳学園中学校・高等学校。二宮尊徳の教え「以徳報徳」を基盤に、社会に貢献する人材を育成してきた。甲子園の常連である野球部を筆頭にスポーツで名を馳せる同校だが、近年は進学面でも目覚ましい成果をあげている。中でも2003年の開設以来、毎年のように東大・京大への現役合格者を出している中高一貫のU進コースは、いま教育関係者の注目を集めている。その指導の秘訣を、現場を預かる2名の先生に取材した。

学校長: 住友 正博
住 所: 〒663-8003 兵庫県西宮市上大市5-28-19
電 話: 0798-51-3021
交 通: 阪急今津線「甲東園」駅下車20分
学生数: 中学校 354名
高等学校 1,230名 (2014.7.1現在)
ホームページ: http://www.hotoku.ac.jp/

 

量をこなすことで基礎学力を育む
意欲を伸ばすための独自の仕掛け

 報徳学園の中高一貫コースには2つのコースがある。難関国立大や医学部への現役合格に焦点を定めた「U進コース」、国公立大合格100名を目標に掲げる「T進コース」だ。昨年は2名が東大へ合格。京大1名、神大2名、国公立大へ67名が合格。医薬学部へも10名。この春も東大へ1名合格。阪大2名、北大3名など国公立大へ55名と華々しい成果をあげている。

 指導の秘訣をU進コース主任の矢野耕先生に尋ねてみると、「まずは徹底的に量をこなして基礎学力を上げていきます。それだけでは生徒が疲弊するので、モチベーションを高める様々な仕掛けを取り入れています」との答えだ。

 土曜日は学習Dayと名付け、英数国の4時間連続授業も行っている。

 毎朝の朝礼後には早朝テストを実施。5教科全般に渡って難易度の高い問題に挑む。9割正解で合格だが、達しない場合は放課後に補習。問題が解けるまで生徒は残ってがんばっている。

 英語では教科書以外に50万語を目標とする多読を重視。中1からネイティブスピーカーによる授業を取り入れ、高2になると外国人教師と日本人教師のチームティーチングによるライティングの授業も。

 春と夏に勉強合宿を行うのも伝統だ。日常とは違う環境でゆっくりと将来のことを考える時間をもってほしい。そんな意向で神戸のホテルや京都の宿坊で行うこの合宿には、OBもチューターとして駆けつける。

 「去年は東大に進学したOBが2名、京大に入った生徒も来てくれました。首都圏在住の卒業生も多いのですが、みんな喜んで来てくれます。勉強の後、同じ10代の目線で悩みや疑問に率直に答えてくれる。この時間が生徒をリラックスさせ、やる気を高めてくれるようです」と矢野先生は分析する。

 また、中3からは大学訪問を実施。これまで京大、阪大などへ足を運んできたが、高1になると実際に大学の講義を聴講し、具体的な進路を考える機会を増やしていく。

進化する英語入試に対応するため
海外で語学の表現トレーニング

 世界で活躍する人材育成を旨とする報徳学園では国際教育も盛んだ。中2では、ユニークな国際交流合宿が恒例になっている。これは外国人留学生との交流を通じて、英語のコミュニケーション能力を醸成するプログラム。昨年は京都の神社仏閣を舞台に2泊3日で開催した。生徒は、まず日本語で案内文を考え、プロの通訳ガイドにアドバイスをもらう。その上で英訳し、実際に現地を回りながら留学生を英語で案内するという取組みだ。

 「生徒は即答できない質問があると、宿舎に戻ってからも夜遅くまで調べ、本当にがんばります」

 また、中2では2週間のイギリス語学研修も行っている。本場のクイーンズイングリッシュを学ぶのが目的だが、イギリスへ行くことで英語の重要性を実感できるという。

 「研修中、大英帝国博物館を見学します。世界中から様々な言語の人が集まっていますが、その光景を目の当たりにすると、英語が世界を理解する共通ツールであると肌で実感できるんです」と6年制統括部長の西條裕朗先生は話す。

 高1の春休みにはセブ島で2週間の語学研修。現地の語学学校で午前中はプライベートレッスン、午後はグループレッスンでみっちりと表現力を身につける。

 「ここ数年、大学入試の英語はエッセイを書かせる問題が主流になりつつあります。自分の意見を表現する力が非常に問われる時代。それに対応できる深い語学力をつけるために行います」

 こういった様々な“仕掛け”によって進学実績を伸ばしてきた同校だが、進路はあくまでも本人の希望が最優先している。

 「指導側は、東大へ行きなさいというようなことは一切言いません。でも、勉強していくうちに意識が変わるのでしょうか、早い段階で志望校を決める生徒が多い。高い目標を立てた生徒には、全教師が個別に対応していきますから、この春、東大へ入った生徒もかなり余裕をもった状態で合格しています」

今の時代こそ重要な“報徳”の精神
毎日の素読で育む世に尽くす気持ち

 こういった独自のカリキュラムで目覚ましい成果をあげている報徳学園だが、両先生がひときわ語気を強めたのが、建学の精神についてだ。

 「どんなに進学校になっても報徳の精神は忘れてはなりません。日々、自分が存在している事に感謝し、世のために尽くす。これが第一です」

 同校の基盤にあるのは、二宮尊徳が提唱した報徳教育。今もホームルームでは毎日、「報徳のことば」を全員で朗誦している。また、全国に残る二宮尊徳の遺跡をめぐる研修や清掃奉仕も創立以来の伝統も根強く残っている。道徳無き学びは無益である。この言葉を信条に道徳養育にも時間を注いでいる。

 「U進コースでもほとんどの生徒が部活動を行っており、中には全国屈指の硬式野球部で汗を流す生徒もいます。図書館で夜8時まで勉強する生徒もいれば、グラウンドを走り回る生徒もいる。教室も校庭も活気がありますよ」

 報徳の「徳」とは人の持つ能力を意味する。生徒一人ひとりの力を引き出し育てていく報徳学園。その精神は100年を超えた今、一層重要なものになっていると感じた。

 
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