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中学・高校受験:学びネット

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東海大学付属仰星高等学校・中等部

 
  塾対象説明会に多くの参加者が
team Gyosei に見た学校教育
「team Gyosei」学校案内に大きく記載されている。まるでひとつのteamのような学校、それが東海大学付属仰星高等学校・中等部だという。説明会でも生徒全員がチームとしてのつながりを大切にしていることを報告した。5月31日(金)10時より実施された、第1回塾対象入試説明会には100名以上の参加者があり、会場は椅子を追加するほどの満員となった。2013年度の入試結果は好調で特に高校の志願者は昨年よりも増加。入学者は過去10年間で最も多い数となった。

校 長: 北野 長生
住 所: 〒573-0018 大阪府枚方市桜丘町60-1
電 話: 072-849-7211
交 通: JR学研都市線「河内磐船」駅にて京阪交野線乗り換え、またはモノレール/「門真市」駅にて京阪電車に乗り換え/「枚方市」駅より京阪電車交野線に乗り換え「村野」駅下車徒歩10分
学生数: 中等部 289名
高等部 1,104名 (2013.7.1現在)
ホームページ: http://www.tokai-gyosei.ed.jp/

 

説明会でわかる仰星の生徒像

 説明会当日は梅雨の合間であったが、夏日を思わせるほどの晴天となった。参加者は昨年よりも多く、京阪沿線はもちろん京都方面、遠くは大阪環状線沿いの天王寺方面からもあり、東海大学付属仰星への関心度の高さを思わせた。最寄り駅からは徒歩10分だが、ところどころに道案内の先生方が立っておられ、初めての参加者にはうれしい対応だ。

 毎回感じるのは生徒たちの清清しい姿勢だ。笑顔の挨拶についこちらも声をかけてみたくなる。元気の良さも含めてこれが仰星の生徒像のようだ。

 メディアセンターの受付に行くと、9時30分(10時開始)というのに、既に多くの先生方が開始を待たれていた。広報の先生によると、メディアセンターには3万冊の蔵書にパソコンが設置され、生徒はいつでも自由に利用できるという。そういえば、9月の説明会のときは生徒さんが、ここを基点に案内してくれたのを思い出した。知的好奇心をくすぐる生徒たちの一番のお気に入りの場所だといっていた。

 説明会のあとは全学年・全クラスの授業見学が予定されている。たくさんの塾長からのリクエストで昨年から実施している。普段のありのままの授業を見てもらうという、学校にとっては勇気のいる企画だ。

好調の入試結果
高校では2年連続1クラス増

 最初に北野長生校長は「昨日まで高校3年生の東海大学進学希望者の面接をしてきました。その生徒の中に、塾の先生に勧められて本校に進学したが、仰星に来て本当に良かった、塾の先生には感謝しています。という生徒がいました」と話した。そして、本校への生徒の期待、親の思い、先生方が本校を勧めてくれたことに対して、決して裏切ってはいけないという信念の元、日々努力する所存ですとつなげた。短いが心に響く挨拶であった。

 入試結果や大学合格状況などは生徒募集対策室長の八木先生によって報告された。

 中等部は国公立大や東海大医学部を目指す英数特進コースと難関私立大や東海大などを目指す総合進学コースを展開している。過去3年間の志願者は厳しい結果だが今年は昨年比12%増という明るい兆しが見えた。一方で専願志向が高く例年95%以上が入学しているという。また「自己推薦書」では受験生85名中、80名が提出し、「学校生活を充実させ文武両道をがんばっていこうという生徒さんが入学してくれたのでは」と分析している。

 注目は入学者の25%は兄弟、姉妹が中等部か高校に在学(卒業)、または保護者が本校の卒業生という。この事は、仰星高校中等部への信頼を示している。

 高校の入試結果では、受験者は昨年、一昨年よりも増加し、2年連続の1クラス増という盛況の結果となった。増加の要因は大阪府の授業料無償化拡大の影響や公立高校の入試・前後期完全導入がある。本校の併願校の後期倍率が高く、英数特進コースへの戻り率は15%(昨年11%)。大阪府の平均が12%〜13%というから、それが一クラス増につながったといえる。

 進路については、国公立が京大、神戸大など含めて22名。関関同立72名。東海大医学部2名などの合格者数(浪人生含)の発表が行われた。八木先生は、「京大を合格した生徒は総合進学で野球部に所属していた、まさに文武両道を貫いた生徒です。現在も京大の野球部で3名の本校卒業生が活躍しています」とうれしそうに話した。

 クラブ加入率では中等部は95%以上。高校では男子89%、女子86%、1年の総合進学だけだと90%以上が加入という高さだ。

 全国大会への出場が常連という強豪クラブが揃っており、大学へも高いレベルを目指すという本当の文武両道を実践している学校だと締めくくった。

全学年、全クラスの授業見学
中等部はさすがにおもしろい

 3時間目の授業見学が始まった。塾生だった生徒の様子を見たいと中等部1年のクラスへ足早にいく塾長。はじめて仰星に来たので校内の雰囲気を見たいという塾長。英語の授業を見学する塾長は時々メモをしていた。記者は中等部1年A組、総合進学コースの地理の授業を最初に見学した。担当は角石先生だ。さすがに1年を担当するだけにエネルギーを感じる授業だ。声が大きく説明がやさしくてわかりやすい。そして笑いも少し入れる。

 冷帯地域の建物の内容だ。「シベリアなどの冷帯地域では地面が凍っているので、家を建てるときはどんな工夫をしていますか?」と生徒へ質問を投げかける。生徒の「木材、湿気、レンガ」と元気な声が上がる。そこへ先生がヒントを与える。「凍土という土壌です。もし溶けたら家はどうなりますか?」「沈む、ゆるくなる、あぶない」。「それではどういう家がいいですか?」「床を上げる。」「そう高床ですね。」と導き出す。生徒参加型の工夫された授業だ。

 グランドでは2年英数特進コースの体育の授業が行われていた。女子は鉄棒。男子は野球場でホームベース、ファースト、セカンド、サードへとベース間のキャッチボールだ。野球部の生徒も多いようで、動きは軽やかだ。旨くいかない生徒にはフォローに入り、声をかける。「グラブを動かさない」と菊池先生の声が飛ぶ。メリハリのある掛け声だ。野球部でない子が上手にキャッチすると、「ナイス!」と誉めあう。まさにteam(チーム)仰星だ。

 今回参加された塾長は、ほとんどが授業見学をされたという。「工夫された授業だから生徒も集中している」「生徒からは挨拶をたくさんもらった」など反応も上々だ。すべてオープンにするというスタンスの説明会。「来て良かった」という声が多かったのも納得できる。

 
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