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中学・高校受験:学びネット

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愛徳学園中学校・高等学校

 
  全人教育&きちんとした学力をしっかり伸ばす
2本柱のさらなる充実のため、チャレンジし続ける
神戸市垂水区の緑豊かで、瀬戸内の海や明石海峡大橋が臨める高台に位置する愛徳学園中学校・高等学校は、来年創立60周年を迎える、中高一貫の女子校である。一人ひとりの生徒を大切にするため、小規模・少人数制という方針を創立以来、堅持しているのが特徴だ。同校が目指すのは、キリスト教を中心とした「全人教育」と生徒一人ひとりの「学力向上」の実現。この2つの目標の達成とさらなる充実を図るため、教職員が結束してチャレンジし続けている同校の“今”を取材した。

校 長: 能美 啓子
住 所: 〒655-0037 兵庫県神戸市垂水区歌敷山3-6-49
電 話: 078-708-5353
交 通: JR「舞子」駅からバス51系統「県商前行き」または「県商前経由・学園都市行き」で「学園正門前」下車。山陽電鉄「霞ヶ丘」駅から北へ約800m。JR「垂水」駅からバス1系統「霞ヶ丘線・歌敷山中学校経由」で「愛徳学園前」下車
学生数: 中学校 162名
高等学校 158名 (2013.5.1現在)
ホームページ: http://www.aitokugakuen.ed.jp/

 

より良い学園を目指して
様々な改革にチャレンジ

 愛徳学園中学校・高等学校は一人ひとりを大切にするという不変の方針を貫いている、伝統ある女子校だ。

 「一人ひとりを大切にする教育をしたいので、それができる規模でスタートしました。だから創立当初からの小規模校という方針は変えません」と能美啓子校長は、穏やかかつ確固たる口調で語る。

 同校では、守るべきところは守る一方、変えるべきところは変えており、7年前から、学校満足度調査、授業アンケートなどを実施し、より良い学園を目指して、様々な改革を行ってきている。昨年度は授業アンケートに「わかる授業か?」という項目を追加。その結果、平均80%の生徒から「わかる」という評価を得られたという。

 話は戻るが、小規模校ということでは、そのメリットは枚挙にいとまがない。例えば、教員は一人ひとりの生徒と細やかにかかわることができる。生徒と教員の距離が近いので、授業のわからないところは質問しやすいし、授業以外のことでも日記(週1回提出、担任がコメントを記して返却)などを通じて気軽に悩みを相談できる体制にある。また、学園生活全体を通じて、各々の生徒が担う役割が多い、言い換えれば活躍の場が多いということになる。そこから、責任感、自主性、積極性、リーダーシップなどが養われ、自信にもつながるなど、社会に出てから役立つ様々な力を身につけることができるというわけである。

将来の社会情勢を見据えて
全人教育に取り組む

 愛徳学園では、全人教育ときちんとした学力をしっかり伸ばすことを教育の2本柱と位置づけている。

 「本校では、将来、女性がもっと輝く時代、高度な情報化時代、グローバル化がより進んだ時代、初めて直面する問題を乗り越えていかなければならない時代になるととらえています。そのために必要な力を生徒の身につけるのが、全人教育と考えています」と能美校長は言う。

 そこで、現状と課題を把握し、キャリア教育プランの確立を図っている。その内容を紹介しよう。女性が輝く時代ということでは、いのちの教育、女子教育を指針とし、性教育、平和学習などを行っており、性教育についていえば、昨年は中1生とその保護者を対象に専門家によるデリバリー授業を実施し好評を得た。情報化時代については、パソコンを使った授業などに取り組んでいく。グローバル化時代についての指針は、語学教育、異文化に心ひらく教育で、外国里親活動、英語キャンプ・合宿、英国研修などを行い、語学力だけでなく、コミュニケーション力やプレゼン力などを養成していく。また、初めて直面する問題を乗り越えていかなければならない時代ということについては、問題意識を育て課題発見・解決する能力を育み、自力で将来を切り拓く力を育てることを指針として、教育・指導を行っていく。

 大局的見地に立って将来を見据えた全人教育を行うことにより、人としての成熟を図り、実践力を身につけさせようとする同校の明確な姿勢がうかがえる。

手厚い学習支援で
難関大学に多数合格

 2本柱のひとつである、きちんとした学力をしっかり伸ばすための学習支援も手厚い。土曜日も使って充分な授業時間を確保。中学校では、英語・数学、高校では数学・外国語の習熟度別授業を実施している。さらに、平日の放課後、春夏冬の長期休暇には補習・講習があり、高校では通年、早朝講習が行われている。また、生徒たちの多様な希望する進路にもきめ細かくサポートできるよう、多くの選択科目があり、受験に必要なら、生徒が一人でも授業を成立させてきた。

 そのかいあって、中学・高校入学後、ぐんと成績が上がった生徒が多く、大学合格実績も伸びている。昨春は、国公立大に5名(卒業生42名中)の合格者を出した。今春の合格者は1名(同44名中)だったが、なんと今や東大文系なみの超難関大といわれる国際教養大学だ。私大では、大阪医科大学1名、兵庫医科大学1名、早稲田大学2名(うち1名は過年度卒)、上智大学3名(同1名)、同志社大学2名(同1名)、立命館大学5名(同3名)、関西学院大学4名、関西大学3名などなど、難関大学に多数の合格者を輩出している。

 同校の教員は、たとえ自分が教えていない生徒でも、名前や進学した大学名を覚えていて、卒業生が来校すると声をかける。卒業生にとってはうれしいことこの上ない。自分の娘を通わせるケースが多いというのも当然だろう。

 チャレンジし続ける同校の今後に注目したい。

2014年度 入試イベント情報

入試説明会

第1回 6月8日(土)・9日(日) 10時受付/10時半開始

第2回 10月19日(土) 10時受付/10時半開始

第3回 11月9日(土) 9時半公開授業開始/10時半説明会開始

第4回 12月7日(土) 13時半受付/14時開始

オープンスクール

8月31日(土)9時15分受付/10時開始

愛徳学園バザー

11月3日(日・祝)10時〜14時 ※個別相談も実施

※いずれも本校にて開催。申し込みは、HPをご覧ください。

 
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