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中学・高校受験:学びネット

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愛徳学園中学校・高等学校

 
  こまやかな対応で一人ひとりを伸ばし
全人教育と希望する進路の実現を目指す
進学実績をあげるため特進クラスを設けたり、共学化を図る女子校が増える中、これまで大切にしてきた建学の精神を厳守し、教育方針を変えない中高一貫、少人数制の女子校がある。それが、創立57年になる愛徳学園中学校・高等学校である。キリスト教に基づく全人教育と希望する進路の実現を2本柱とし、バランスの取れた学校運営を行っているのが特徴だ。今春は42名の卒業生中、大阪大学など国公立大学合格者を5名輩出し、年々着実に実績を伸ばしている。

校 長: 能美 啓子
住 所: 〒655-0037 兵庫県神戸市垂水区歌敷山3-6-49
電 話: 078-708-5353
交 通: JR「舞子」駅からバス51系統「県商前行き」または「県商前経由・学園都市行き」で「学園正門前」下車。山陽電鉄「霞ヶ丘」駅から北へ約800m。JR「垂水」駅からバス1系統「霞ヶ丘線・歌敷山中学校経由」で「愛徳学園前」下車
学生数: 中学校 162名
高等学校 157名 (2012.5.1現在)
ホームページ: http://www.aitokugakuen.ed.jp/

 

教員が主体となって授業の改善を図る

 愛徳学園中学校・高等学校は、神戸・舞子の緑豊かで閑静な住宅街の高台に位置し、瀬戸内の海や明石海峡大橋を眼下に見下ろすことができる他に例を見ないほど素晴らしい環境に恵まれている。

 同校は、少人数制の女子カトリックミッションスクールで、創立以来、神に向かう謙虚な心を持ち、自らを律することのできる強い女性、自他を大切にし感謝する心を持ち、人としての品位を備えた美しい女性の育成に努めてきた。その理念はそのままに、より良い学園作りに向けた教員のプロジェクトチームを2007年にスタートさせた。

 今まで築いてきた学園の教育をさらに前進させるため、まず生徒、保護者、卒業生を対象に学校の満足度調査を行った。その結果から全人教育のさらなる充実と希望する進路の実現のための授業改善が喫緊の課題であることが判明した。2008年度からは全教員を対象に授業評価(授業アンケート)も実施し、生徒目線で「わかる授業」の実現に役立てている。またこのアンケートは、生徒自身にも授業への参加の振り返りを求め、生徒、教師が共により良い授業を創り出そうとする内容になっている。「これらの取り組みを通して、教員一人ひとりの意識が高まり、授業への創意工夫が見られるようになってきました。」と能美啓子校長は言う。さらに、放課後の講習も活発に行われるようになった。小規模校ゆえに、一人の教員が幾つもの学年や教科を担当し、授業準備にかかる手間と時間は相当なものであることを考えると、同校の教員たちの熱心さは特筆に値する。

今春卒業生の8人に1人が国公立合格

「キリスト教に基づく全人教育と、希望する進路の実現を車の両輪ととらえています」と話す能美校長。以前は全人教育に重点を置いてきたが、満足度調査の結果を受けて、2本柱として進路指導にも力を入れるようになった。受験に必要ならば、たとえ受講生1名が対象でも、可能な限り授業を開講するという方針を取っており、物理や数V、数Cでは生徒1人での授業も行っている。まさに少人数教育の極致である。

 その成果が現れ、受験実績は年々伸び、今春の合格先を見ると、大阪大学、大阪教育大学、兵庫教育大学、鳥取大学、尾道市立大学に合格し、国公立大の合格者が5名になった。また私立大学(延べ人数)にも関西学院大学7名、甲南大学6名、京都産業大学、近畿大学、大阪歯科大学、神戸女学院6名、京都女子大学、同志社女子大学をはじめ関東の東京理科大学、東京農業大学などにも合格者を出している。また指定校推薦は、関西学院大学や関西大学、神戸女学院大学をはじめ、関東の聖心女子大学、清泉女子大学や岡山のノートルダム清心女子大学など全国各地の大学にあり、進路の選択肢は多岐に渡っている。

 国公立大学合格者が5名と聞くと、少ないという印象をもたれるかも知れないが、今春の卒業生は42名であり、学年の生徒約8人に1人が国公立大学に合格していることになる。

 「生徒達は粘り強く学習して力を伸ばしており、希望する進路の達成という流れができつつあります。」と能美校長は柔らかい笑顔で語る。その流れを支えているのは、全人教育による落ち着いた生活と一人ひとりの生徒にあわせた、綿密な受験サポート体制であることはいうまでもない。

卒業後、実感できる全人教育の成果

 学校改革で大切なことは、変えることと変えてはいけないことの見極めだろう。同校では、共学化や生徒数を増やして特進クラスを設置することは全く念頭にない。

 伝統ある女子校として、学校生活全体で行われているのが全人教育。しつけ、言葉遣い、立ち居振る舞い、礼儀作法についても丁寧に指導している。掃除も当番制ではなく、毎日全員参加で行う。ほうきの使い方や雑巾の絞り方も知らない生徒がほとんどなので、ほうき、雑巾の使い方から教えるとか。その成果か、校内には塵一つ落ちておらず、美しく清潔に保たれているという印象である。「職場でも言葉遣いと掃除に全く苦労しませんでした。それに、上司の指示に素直に従うことができる謙虚な姿勢が身についていることを実感しました。」など、同校で学んだことが役立ったと言って、報告に来る卒業生が大勢いる。卒業生である母親が自分の娘を同校に通わせるケースが多いというのも納得できる。

 同校では、部活やボランティアも活発、特に新体操部は、全日本選手権大会に出場するほどで、全国レベルの実力である。ボランティア活動では、東日本大震災の被災地にもでかけた。

 東日本大震災後、日本人の意識は変わったと言われる。本当に大切なものは何かに気付き、偏差値一辺倒の価値観を見直し始めた生徒と保護者こそ、愛徳学園に一度足を運び、その教育活動を肌で感じてほしいと思う。

2013年度 入試イベント情報

※いずれも本校にて開催。申し込みは、HPをご覧ください。

入試説明会
第1回 6月9日(土) 10時受付/10時半開始
第2回 10月20日(土) 10時受付/10時半開始
第3回 11月10日(土) 9時半受付/9時半公開授業開始/10時半説明会開始
第4回 12月8日(土) 13時半受付/14時開始
オープンスクール
8月25日(土) 9時15分受付/10時開始
愛徳学園バザー
11月3日(祝) 10時〜14時
※個別相談も実施

 
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