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中学・高校受験:学びネット

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此花学院高等学校

 
  生徒一人ひとりを輝く星に
新校名『大阪偕星学園高等学校』が
来年度よりスタート
その名前で多くの人に『此花区にある学校』と勘違いされることも多かった(正式には生野区)此花学院高等学校。今回の校名変更では、教育理念を込め、しかも個性的で覚えやすく、女性にも受け入れられる名前として『大阪偕星学園高等学校』と命名された。校名発表会は4月9日。正式に変更される25年度まで一年近くをかけて、様々なインフラ整備をさらに充実させていく事になる。星と生野区の区花であるあじさいをあしらった新校章も作成された。校章と校名を刻印し、新調された校旗を見つめる教職員たちの瞳は、これからの未来を見据えて新校名の通りに皆光り輝いていた。

校 長: 梶本 秀二
住 所: 〒544-0021 大阪市生野区勝山南2-6-38
電 話: 06-6716-0003(代)
交 通: JR環状線「桃谷」駅・JR環状線「寺田町」駅から徒歩約10分
学生数: 933名 (2012.5.1現在)
ホームページ: http://www.konohanagakuin.ac.jp/

 

誰もがかけがえのない星になるように
新しい校名に思いを込めて

 創立80周年を機に、新しい風を校内に送り込み、歴史と伝統を守りつつ新たな教育の原点を目指していく。それがここ数年間に渡って培われてきた、新生此花学院の教育改革である。昨年度に就任した梶本秀二校長のもと、様々な改革を行ってきたが、この度、平成25年度の春より、新しい校名を用い、再出発をきる事になった。新年度早々の校名変更発表のため、25年度より実践されるまでの一年間、新しい校名にふさわしい内容を伴った学校改革を進めていく予定となっている。

 新しい校名は『大阪偕星学園高等学校』。

 生徒全員をすべて「星」だと考え、入学してきた生徒誰もが自分の才能を大きく伸ばして卒業していくように、という学校教職員たちの願いが込められた名前だ。また、校章には男女共学の意味を込めて2つの星を重ね、さらに真ん中にはあじさいの花びらを模したモチーフが描かれている。あじさいは学園のある生野区の区花であるとともに、力強さと忍耐を表す花であり、これからの学園にふさわしい花として選択された。

「本校の行っている教育改革は、決して新しいものではありません。時代に合わせ、コースやカリキュラムの内容は変化していますが、教育の根本である、<子どもたちの生きる力の育成><個性を活かし、伸ばした進路実現><社会で必要とされる様々な力を養う>という考え方は変化していない。その教育理念を軸に、生徒一人ひとりがかけがえのない存在であり、輝く星であることを表したのが、今回の校名となっています」

 梶本校長の語ることを裏付けるのは、昨年1期生として入学した特進選抜コースの生徒たち。さほど高くなかった偏差値の生徒が、現在めきめきと実力をアップ。関関同立へ現役合格を果たせるほどに力を蓄え続けている。関係者でなくとも、再来年の新コース課程での卒業生たちがどのような結果を残すか、非常に楽しみである。

今在籍する生徒も満足できる
スピーディーで着実な学校改革を

 梶本校長が就任して一年。それまでにも進められていたインフラの整備や学校内部の設備の美装、ソフト面の改革と、非常に充実した改革が行われてきたが、梶本校長の表情はまだ完全に明るいとは言えない。私立校には重要な問題である転退学者数は、改革以前と同じく減っていないのだ。

「生徒により良い学習環境を与えるため、新体育館の整備や女子トイレの改装、黒板の貼り直しなどをはじめ、校内設備を整えつつあります。また、教職員もスキルアップを図り、研修の他に、外部から実力のある職員を招聘したり、現在の教員を対象にセンター試験レベルのテストを受験させるなどを実践しています」

 こういった学校改革は、大阪市職員の検査の時に『食堂の改革内容は他の学校には見られないもの』と賞賛されるほどである。また、校塾連携で塾と学校相互の利点を生かし、欠点を補い合う環境を整備しているのも特徴だ。これは、一人の生徒に多方面から関わる事で、学校とは異なる環境での生徒の状況を把握し、学習面やその他の部分においても生徒の良い成長を促す事ができるシステムとして有効活用されている。

「我々は決して奇をてらった教育方法を実践しようと考えているわけではありません。着実に、ただしスピーディーに学校改革を進めているだけです。このような改革を数年かけてじっくりと行う学校は多いですが、今春入学した生徒でもたった3年間しか在籍しないのです。未来の入学生だけでなく、今いる生徒やその保護者にも満足できる教育を行うために、このフットワークの軽さが必要である事を忘れてはいけません」

校名に込められた意味を広く伝えて
新校名発表記念式典開催

 去る4月9日、多くの私学・塾関係者などを招き、新校名発表記念式典がKKRホテル大阪で盛大に行われた。壇上では平成22年に就任された太田明弘理事長が新校名となったこの機会に、より一層子どもたちの将来に貢献できる学校として成長させたいという言葉で今回の校名を発表した。

 太田理事長は、塾人でありながら私学の理事長に就任したとして、多方面から注目されている。

「私自身も、私の子どもも、塾関係の知り合いの子どもたちの多くも、皆私学に通い、私学の教育を受けてきました。それを通じ、私学入学生の多くは、入学時の学力よりも卒業時に数段実力をつけて将来のことを考えられるようになっていると感じています。本校も新しい校名のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し得る教育の実践に務めてまいる所存です」と述べた。

 次に梶本校長も壇上に上がり、新校名に教育理念が含まれている事を話した。そして、すでに、その教育理念をもって生徒を指導していると語り、会場は大きな拍手に包まれた。

 新理事長就任、新校長就任、学校改革と続き、古き良き伝統を守りながら次々と新しいものを取り入れていく此花学院高等学校。この数年間でその流れは大きな期待と信頼となって現れており、今年度の受験者数は1,147名、入学者数は376名を記録した。これからもさらに良い変化を起こそうとしている此花学院から、まだしばらく目が離せそうにない。

 
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