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中学・高校受験:学びネット

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学校法人 東洋学園 長尾谷高等学校

 
  少数生徒の要望にも応えることを主眼とする
通信制・単位制高校
校 長: 竹中 均
学生数: 1,987名
(男子1,132名・女子855名)
(2012.1.1現在)
ホームページ: http://www.nagaodani.ed.jp/
E-mail: info@nagaodani.jp
電 話: 0120-750-150(全校共通)
[枚方本校]
〒573-0163 大阪府枚方市長尾元町2-29-27
TEL 072-850-9111 FAX 072-850-6116
JR学研都市線「長尾」駅より徒歩8分、京阪バス「枚方市」駅北口よりJR長尾駅行き乗車「長尾西口」下車徒歩3分
[梅田校]
〒531-0071 大阪市北区中津6-5-17
TEL 06-6454-8810 FAX 06-6454-8822
阪急「中津」駅より徒歩5分、地下鉄「中津」駅より徒歩10分、阪急「梅田」駅より徒歩15分、JR「大阪」駅より徒歩18分
[ナンバ校]
〒556-0011 大阪市浪速区難波中3-16-5
TEL 06-4396-7281 FAX 06-4396-7282
JR・南海・近鉄・地下鉄「難波(なんば)」駅より徒歩6分
[京都校]
〒604-8225 京都市中京区西洞院通四条上ル476-1-3
TEL 075-241-0733 FAX 075-241-0722
阪急烏丸・地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分
[奈良校]
〒630-8115 奈良市大宮町1-115-1
TEL 0742-30-1131 FAX 0742-30-1133
近鉄奈良線「新大宮」駅より徒歩8分、JR「奈良」駅より徒歩6分

将来の夢の実現のため、時間的ゆとりのある通信制高校を選ぶ生徒が増えている。広域の単位制・通信制高校である長尾谷高等学校では、プロのスポーツ選手や芸能人を目指す生徒や、大学受験に特化して学習したいという生徒など、さまざまな生徒の要望に応える体制・環境が整えられている。それぞれの生徒が自分自身に合ったスタイルでマイペースに学べる同校では、「自学自習」を基本に、高校生活を多いに楽しんでいる。同校は、今年9月28日に開催される「近畿地区高等学校通信制教育研究会第55回総会」(於 ユービック情報専門学校)の担当校にあたっている。

 

 

「特進クラス」に加え、「スポーツクラス」も開設予定

 長尾谷高等学校は、平成5年に創設された広域(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)の通信制・単位制の普通科の高校。大阪府の認可を受けている、数少ない私立通信制高校のうちの1校である。枚方本校のほか、梅田校、ナンバ校、京都校、奈良校があり、学校から認められれば、在籍校以外のスクーリング(授業)に出席することもできる。

 全日制と違って、学年制をとっておらず、3年間以上在籍して、必修科目を含めて74単位以上修得し、特別活動に30時間以上参加すれば、卒業できる。単位の修得には、スクーリング(授業・面接指導。月・水・金曜に行われる平日スクーリングと土曜スクーリングがある)、レポート(添削指導)、テスト(単位認定試験)により、認定されることが必要。なお、特別な事情でスクーリングに出席できない場合は、放送視聴によるスクーリングも認められている。

 履修科目は、普通・商業・学校設定科目と総合学習科目からなり、総合学習については、各校の地域の特色を生かした内容のものもある。例えば、京都校の「きもの入門」、奈良校の「奈良を習おう−奈良学入門」など。特別活動には、LHR、ウォーキング、映画・芸術鑑賞などの学校行事、ワープロ・漢字・簿記等の検定、進学・就職説明会、ワークショップなどの進学に関するものがある。

 さらに、梅田校には難関大学受験を目指す生徒のために、受験勉強に特化した「特進クラス」(3年次生対象)、「アドバンス講座」(1・2年次生対象)も設けられている。また、ナンバ校では、就職に役立つ資格が取得できる「スキルアップ講座」も設置と、生徒の進学・就職サポート体制が整っている。

 「特進クラスは、生徒の要望を受けて2010年度に設けたクラスです。スポーツ系の大学進学を目指す「スポーツクラス」も開設を予定しています。本校では、生徒の要望にできるだけ応えたいと考えており、ボクシングがやりたい一生徒のためにボクシング部、柔道を続けたい一人の転入生のために柔道部を作りました。高体連に登録し、部員一人でも一人の教員がつくことになります」と片山新次総務部長は言う。一人ひとりの生徒の要望にも応えるというスタンスに、生徒へのきめ細かな思いが感じ取れる。

チューターと生徒とのコミュニケーションも密

 登校する日が少ないため、通信制・単位制高校では自学自習が基本。そこで、学校説明会に必ず出席し、システムを理解した上で応募してもらうようにしている。入試の際、重視するのは志望動機で、自学自習ができるかどうか、面接で念押しして自覚を促すとか。入学が決まると、まず履修登録を行う。

 「チューター(担任)の先生のアドバイスを受けながら、その生徒に合った1年間のカリキュラムを選択するというもので、できるだけ保護者の方にも同席していただいています。頭の中に卒業までのイメージを描きながら、今年どれを履修するかを決めていくので、一人の生徒に2時間くらいかけています」と、川端 等教頭。登校日には、職員室へチューターを訪ねて行き、話をする生徒が多いとのことで、チューターと生徒のコミュニケーションの濃密さがうかがえる。履修登録時や普段の会話の中から、チューターが生徒の要望を聞き、それを実現するべく鋭意努力しているというわけである。

 同校の生徒は、中学新卒業生3に対し、全日制からの転編入生7という割合となっており、15〜18歳の生徒が9割を占める。ファッションモデルとして活動している生徒やプロスポーツ選手を目指して練習時間を多く取りたい生徒、私立全日制のがんじがらめの時間割や生活指導の厳しさに耐えられず転入してきた生徒や精神疾患を持っている生徒などさまざま。集団生活が苦手で、全日制の高校では居場所が見つからず、転入してきた生徒も少なくないが、そのほとんどは同校でリセットでき、進学や就職を目指して楽しく学習している。

 同校は、国の高等学校等就学支援金制度に加え、大阪府の私立高等学校等授業料支援補助金制度の受給対象校となっており、授業料の負担は3年間で約30万円。入学金、活動費等のその他費用を入れても3年間で計約60万円と、通信制高校の学費は高いというイメージを払拭する金額となっている。

 2011年4月には、新しく竹中均校長が就任したが、長尾谷のスタンスは変わらない。「自分の意思で学ぶ学習スタイルを身につけ、自分の将来は自分で築く」という気概を期待している。

 取材の最後に、川端教頭が語った「(生徒さんを本校に)安心して送り出していただきたい」という言葉には、確とした自信が満ちあふれていた。

充実した進学実績 2011年3月

〔国公立大〕京都大、東京藝術大、山形大、宮崎大、大阪市立大
〔私立大〕青山学院大、日本大、駒澤大、帝京大、関西学院大、関西大、同志社大、立命館大、京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大、摂南大、追手門学院大、桃山学院大、京都女子大、同志社女子大、森ノ宮医療大、大阪保健医療大、大阪学院大、大阪経済大、大阪経済法科大、大阪芸術大、大阪国際大、大阪産業大、大阪電気通信大、大阪人間科学大、大谷大、関西外国語大、京都外国語大、京都学園大、京都精華大、帝塚山大、花園大、京都造形芸術大   他多数

 
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