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中学・高校受験:学びネット

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東海大学付属仰星高等学校・中等部

 
  スケールメリットを活かした
多彩なカリキュラムで自主自立の精神を養う
日本有数の規模を誇る東海大学。その付属校というスケールメリットを活かし、学習、学校行事クラブ活動ともに多彩な活動を行う東海大学付属仰星高等学校中等部。難関校受験を目標とする中高一貫教育を実践しながらも、中学3年間を勉強一筋で終わることのないよう、クラブ活動との両立にも細心の配慮がなされている。9月17日(土)に行われた2012年度入試説明会では勉学と心身鍛錬を両立させたいと願う保護者が集まり、活発な質疑が交わされた。

校 長: 北野 長生
住 所: 〒573-0018 大阪府枚方市桜丘町60-1
電 話: 072-849-7211
交 通: JR学研都市線「河内磐船」駅にて京阪交野線乗り換え、またはモノレール「門真市」駅にて京阪電車に乗り換え「枚方市」駅より京阪電車交野線に乗り換え「村野」駅下車徒歩10分
学生数: 中学校 327名
高等学校 955名 (2011.11.1現在)
ホームページ: http://www.tokai-gyosei.ed.jp/

 

難関校受験とクラブ活動を両立できる
手厚いコース選択

「おはようございます!」。記者が校門をくぐると、次々と元気な声がかかる。同校を訪れる度に感心するのが、生徒のさわやかな挨拶だ。会場の講堂に入っていくと、ここでも大勢の生徒が舞台設営や転換をキビキビとこなしている。

 100名を超す児童と保護者が集まった今回の入試説明会。オープニングは、全国大会を目指して活躍する吹奏楽部の演奏で華やかに始まった。
「夢を実現するには高い壁がありますが、問題は壁ではなく自分自身の心にあります。できるという気持ちを持って最後までがんばることが大切。本校ではそんな教育を実践しています」

 北野長生校長は冒頭の挨拶で、目標に向かって努力を続ける人間の育成を強調した。

 続いて、高橋望教頭が教育の特色をわかりやすく説明していく。現在2コースがある中等部。国公立大、私大医学部を目指す「英数特進コース」では、7時間授業体制を敷いている。加えて週3回「特別講座」(8限目)を実施することにより、中3で高校の教育課程に移行。毎年7月には「学習合宿」を行い、1日9時間以上のカリキュラムで学習習慣を徹底して身に付ける。「合宿が終わる頃には勉強の習慣が根付き、とても達成感があるようです」と高橋教頭は集中合宿の効果を話す。特筆すべきは、特進コースでも85%の生徒がクラブ活動を行っていることだ。現在、ラグビー部のキャプテンは特進コースの生徒。8限目のない日は、クラブもしっかり楽しめる学習環境を整えている。

 一方、難関私大を目指す「総合進学コース」には学習サポート制度(GS)があり、クラブと学習の両立を全面的にバックアップ。英数特進への転コースは、1年次7月と2学年進級時の2度チャンスがあり、在学時のがんばりによっては、大きくステップアップができる。また、中等部ではクラブを満喫し高校から勉強に打ち込みたいという生徒には、高校の英数特進コースへ外部生として進学することも可能。毎年5名前後がこの方法で自分に適した進路を歩んでいるという。

英語教育の重要性を生徒に認識させる
10日間のハワイ語学研修制度

 1983年の創立以来、文武両道を校訓に掲げ、学習、学校行事、クラブ活動の三本柱をバランスよく行うことを旨としてきた東海大仰星。毎年の行事もじつに多彩だ。

 1年次には東海大発祥の地・静岡市での宿泊研修。2年になると北海道で3泊4日の体験研修を実施。ファームステイや農業体験を通して雄大な自然とふれあう。3年次は10日間のハワイ語学研修。ハワイ東海インターナショナルカレッジでの語学学習と並行して、現地の民族文化を学び、海のアクティビティも楽しめる充実した内容になっている。「この研修をきっかけに語学学習の重要性を痛感する生徒がとても多いのです。帰国するとがぜん、英語への取り組み方が変わります」と高橋教頭。スケールメリットを活かした活動を通じて体験を深め、自立心を養っていく。そんなカリキュラムの紹介に、保護者は熱心に耳を傾けていた。

 後半は、来年度入試の具体的な説明も行われた。来年度よりC日程受験の集合時刻が30分繰り下がり、16時30分スタートになる。これは併願者に余裕を持って受験してもらうための工夫とのこと。また、総合進学コースA日程の受験生には、小学校での文化、芸術、スポーツ面での活動実績だけでなく、中学入学後に抱いている明確な目標を「自己推薦書」に書くことで加点される制度も用意されている。

生徒が案内する施設見学会では
活発な質疑も

 続いて行われた施設見学会では在校生がガイドとなり、教室、図書館、武道場、クラブ関係の施設などを案内。生徒は、この日のために準備したメモを時折見ながら懸命にガイドを務めた。実際に学校生活を送る生徒目線での紹介とあって、小学生からも活発に質問があがっていた。同校へは全国レベルのクラブ入部を目指して進学を希望する生徒も少なくない。この日も校庭では強豪の野球部を始め、ラグビー部、空手部、柔道部などが稽古を繰り広げ、その真剣さに思わず見入る親御さんの姿が目についた。

 「勉強はもちろんですが、クラブ活動もしっかりやりたいので具体的なカリキュラムを知りたい。そんなご相談が多いですね」と高橋教頭。同時開催の個別相談会でも、熱心な保護者の姿が数多く見られた。

3日間に渡って行う一大イベント「星河祭」で
クラスの団結力を高める

 学校行事最大のイベントは、今年で26回目を迎える星河祭。9月30日から10月2日の3日間に渡って盛大に繰り広げられた。体育の部では、中1が40人41脚レース、中2が大縄跳びに挑戦。また、中3は全員参加リレーが伝統になっている。

 文化の部は「団結・希望」がテーマ。オリジナル脚本の演劇を上演したり、ダンスパフォーマンス、また全員でモザイクアートに取り組んだり、工夫をこらした上演や展示が目を引いた。両者とも企画から広報、運営まですべて生徒が自主的に行うのが、同校の運営方針。年間の一大行事を3日間集中して行うことで、大きな物事に挑む力を養い、やり終えた達成感を味わってもらいたいとの考えだ。学校行事を通して自主自立の精神を養うという校訓がここにも生きている。

 
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