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中学・高校受験:学びネット

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滝川第二中学校・高等学校

 
  一貫教育のメリット引き出す 体験学習で新たな展開
深く多くを吸収し、人格の土台を形成するといわれる中高時代。その限られた時間に豊富な体験学習の機会を効率的に取り入れているのが、滝川第二の中高一貫教育である。中学開校から7年、教育マニフェストに掲げる「知性溢れる人間の育成」、「国際感覚豊かな人間の育成」をより深める教育実践へと進化を図る。折戸善信新校長と在校生の座談会から見える滝川第二の教育の素顔とは。

校 長: 折戸 善信
住 所: 〒651-2276 神戸市西区春日台6丁目23番
電 話: 078-961-2381
交 通: 登校時JR「明石」「西明石」駅より直通バスを運行/神戸市営地下鉄「西神中央」駅より21.22.28系統「西体育館」行き「西体育館前」下車5分
学生数: 中学校 250名
高等学校 821名 (2011.7.1現在)
ホームページ: http://www.takigawa2.ed.jp

 

座談会に参加いただいた皆さん
折戸 善信 校長先生
高1生 福本 佳(けい)右(すけ)さん
荒木 晴(はる)菜(な)さん
中1生 清水 海(かい)成(せい)さん
鳥邊(とりべ) ゆう子(こ)さん

中学時代の経験、感動が
生涯にわたる糧となる

── 今日はまず、校長先生の中高時代のお話から伺って行きたいと思います。

校長 私は皆さんと違って公立中学校から高校に進学しました。クラブは陸上競技部に籍を置いていましたから、受験勉強が大変でした。中学3年の時、ふと気がつくと視力が落ちていてショックでしたね。ただ、陸上競技で培った努力することが当たり前と思える心は、私の生涯の財産になっています。その後、高校、大学と競技を続け保健体育の教師になり、皆さんと出会えたことは幸せと思っています。

── 校長先生の中学時代はクラブ活動と受験勉強に代表されるようですね。高校生のお二人にとって、中学時代の印象に残っていることはどんなことでしょう。

福本 中学時代はサッカー部に入っていました。それまで中学サッカー部は弱かったんですが、僕たちの頃は小学校からの経験者が多かったこともあり、県大会に初出場できました。中学に入ったらサッカーを思いっきりやるぞと思っていたので、県大会にレギュラーとして出場できてうれしかったです。

荒木 私はカナダへの研修旅行が一番印象深いです。初めての海外旅行で、事前に英語を勉強して行ったのですが、最初のうちは全然聞きとれなくて・・・でも、2日目から少しずつホストファミリーの言葉が聞きとれるようになりました。一生懸命に聞いてくれる優しい人たちでしたので、帰る時は、ちょっと、うるっとしてしまいました。

── カナダへの研修旅行は中学3年生で行くんでしたね。中1のお二人は楽しみでしょう。

鳥邊 外国の人とあまり話した経験はないけれど、コミュニケーションがとれるようにしたいです。
清水 僕は言葉がうまく伝わるかちょっと心配です。

── 鳥邊さんはお姉さんと、清水君はお兄さんと同じ学校に通っていると聞きましたが、そのほかに、この学校を選んだ理由はどんなところにありますか。

清水 兄が中2の時、滝二祭に遊びに行ったら、模擬店をやっていたんです。それが楽しそうだったのと、学校見学に来た時、パソコンを使った授業を受けて楽しかったからです。

鳥邊 家が近いのと、中学の間は受験勉強にとらわれずに過ごしたかったからです。

記者からひと言
 これまで中学校では自然体験学習の機会を設けてきたが、今年度から中1のスキー研修ではレッスンコーチに外国人を起用する。また、週に1回ホームルームをネイティブの教諭が担当するなど、英語教育に重点をおく取り組みを行っていく。海外研修をはじめとし英語教育と体験型学習のコラボ化がさらに図られることになる。

楽しんで学ぶ体験型授業
今後は深めて広げる

── 中学校では毎週水曜日に「スペシャル・ウェンズデイ」(SW)という体験型授業がありますね。これまでどんなことをしましたか。

清水 畑にトマトの苗を植えました。

荒木 そうめん流しが一番印象に残っています。さつま芋掘りも楽しかったです。

福本 ホテルでマナー講習を受けたり、平城遷都千三百年で奈良に行ったこともあります。

── いつもとはちょっと違う、楽しみな授業を週の真ん中に置くことで生徒の気持ちにメリハリをつけ、週の後半の教科学習に新鮮な気分で臨んでいくことを目的としたSW。今後はどのように進化していくのでしょうか。

校長 体験学習そのものは変わりませんが、今後は体験の幅を広げ、内容を深めることになります。例えば、イモやトマトを苗の植え付けから世話、収穫まで行ったり、また、新しい取り組みでは近隣の特別養護老人ホームで入所者の方々と交流を持ち、介護体験をさせていただいたりと、一歩踏み込んだ取り組みにしたいと考えています。

── さて、高校生のお二人はそろそろ進路について考える機会もあるかと思います。夢や将来の目標をもっていますか。

福本 広島大学の医学部に行きたいと思っています。でも、英語が苦手なのでしっかり復習して身につけていきたいです。

荒木 中3の時、進路について考える授業がありました。自分に何が向いているかを考えたとき、学校の先生とか、看護師さんとか、人と関わる仕事をしたいと思うようになりました。

── 高1になったばかりですが、具体的な目標をもったり、自分を客観的にとらえ将来就く職業を考えていることに驚きました。皆さんそうなのですか。

福本 友達で建築士っていう人がいます。

荒木 弁護士っていう人もいます。

── 目標を高くもつことはモチベーション維持にとても有効です。どうか、夢に向かって頑張ってください。今日はありがとうございました。

記者からひと言
 7年前の開校時から、「12歳からのチャレンジで実現する5つの約束」として、@知性に溢れ、A礼節を尊び、B感性豊かで、C国際感覚豊かな、D心身ともに逞しい人間の育成を生徒と保護者に示してきた。このうち、近年保護者から特に要望の強かったのは、溢れる知性と豊かな国際感覚の2点。既述の英語教育と体験学習のコラボ化は、その声を受けたもの。今後にさらに進化するカリキュラムに注目したい。

 
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