サイト内検索:
 
中学・高校受験:学びネット

 学びネットは、中学、高校受験のための情報ページです。学校紹介や塾経営にお役立て下さい。

今月号の紹介 学校散策 塾長のためのマンスリースケジュール 購読案内 会社案内
学校散策 ・関西校・ 関西一覧
   

大阪信愛女学院中学校・高等学校

 
  提携大学の体験講座も多彩に 未来創りへ高まるモチベーション
昨年に迎えた125周年を機に、「生命科学」「看護医療」「食物科学」「発達教育」の4コースの新設、英語学習の新たな取り組みをはじめ、独自の教育改革をすすめる大阪信愛女学院中学校・高等学校。教育提携を結ぶ大学との夏期特別プログラムも充実させ、大学出張授業体験18講座や、大学・短期大学・専門学校全26校参加の学部・学科ガイダンスなどを実施。これら刺激にあふれた体験学習により、生徒たちは将来を見据えた勉学へのモチベーションを高めている。

校 長: 縄田 、子
住 所: 〒536-8585 大阪市城東区古市2-7-30
電 話: 06-6939-4391
交 通: 地下鉄今里筋線「新森古市」駅より南へ5分、京阪「関目」駅より東へ15分、地下鉄長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅より北へ15分、地下鉄谷町線「関目高殿」駅より東へ18分
学生数: 中学校 311名
高等学校 534名 (2010.9.1現在)
ホームページ: http://www.osaka-shinai.ac.jp

 

大学や将来の仕事を体験し
自分の可能性を発見しよう

 キリストの教えに基づく女子の全人教育を大阪の地で始め、昨年、125周年を迎えた大阪信愛女学院中学校・高等学校。中学校では国公立大学をめざすトップランナーコースと、高い目標を実現するドリームチャレンジャーコースを設けている。

「中学校では、行事を多く取り入れながら、学校生活の充実を図っています。生徒たちは笑顔で挨拶し、落ち着きのある振る舞いができるように育ってきています。心の安定を特に重視して指導を進めていきたい」と入試対策部・松本卓也部長。

 そして高校では昨年、ミッションスクールの理念を具現化する「命をつなげる」4つのコースを新設した。

 薬学進学を中心に理系進学に必要なカリキュラムを特長とする「生命科学コース」。看護、医療系大学・短大への進学をめざす「看護医療コース」。栄養、環境などの観点から管理栄養士などの専門職に進路をつなぐ「食物科学コース」。そして、保育、幼児教育、初等教育への進路を拓く「発達教育コース」。

 高1は、基礎力養成期として「特進」「進学」の2コースにわかれ、高2から夢をかなえる3ステージ7コースを設置。国公立大学進学ステージの「国公立特進」、難関私立大学進学ステージの「難関私立特進」「生命科学」、総合進学ステージには「総合進学」「看護医療」「食物科学」「発達教育」の4コースが用意されている。

 いずれのコースも提携する大学との緊密な教育連携のもと、多彩な体験授業などのプログラムを実施。提携大学は、同志社女子、帝塚山学院、関西外国語、大阪電気通信、大阪樟蔭女子、そして今年新たに近畿大学が加わった6大学。いずれも進学することを前提とはせず、生徒の高い目的意識を育もうという方針だ。

 今年の夏期学習プログラムは一層の充実が図られ、奈良女子大学研究室見学、近畿大学生物理工学部の実習体験のほか、大学出張授業体験では18講座から自分の好きな2講座を受講。17大学・1短大・8専門学校が一斉に集い開催された学部・学科ガイダンスでは、26分野の学問についてわかりやすく説明が行われた。このほか、看護や管理栄養についての病院実習、所属幼稚園での教育実習、芸術分野の体験学習など、貴重な実体験の機会が目白押し。環境研究部のクラブ活動でも「食」をテーマに、生徒と教師が一丸となって野菜や稲を育てる実験ファームに取り組んでいる。

 大学では何を学び、どのように就職していくのか。次のステップとしてどんな自分の将来像があるのか。提携大学の体験講座は、それらを具体的に示してくれる。

 松尾誠副校長は、「まだ自分がどんな方向に向いているのか、わかっていない生徒も少なくありません。いまどんな勉強が必要なのかを自覚し、新しい自分の可能性を発見してくれるのではと、期待しているのです」と強調する。

英語嫌いをつくらない
音読で高まる学習意欲

 関西のさまざまな大学の体験ツアーに参加したり、大学の先生が来校して直接講義を受けたり。これらの体験が、将来の進路や仕事の方向性を見極める機会となり、生徒たちの授業中の表情も生き生きとしているのが印象的だ。

 新設4コースのうち、「発達教育」を除く3コースは理系だが、文系の進学希望者は多くおり、「今後は文系コースの充実をめざして検討をすすめています」と松本部長。

 その一環として昨年4月から、英語教育が始まる中1段階で、新しい取り組みがスタートした。それが「音声中心の英語の授業」。今年の4月には、中学の全教室にプロジェクターを導入し、テキストや資料の活用も効率よく進められるようになった。

 技術としての英語は何よりもトレーニングが大事だ。そこで授業ではネイティブの教員による指導を中心に、ゲームも取り入れて、より楽しくトレーニングが繰り返される。先生の発音に続いて音読するシャドーイング、生徒同士でまたシャドーイング。テンポある授業の展開が生徒の関心を引きつけ、効果的に語学を習得させていく。音読が中心となったことで、生徒の学習意欲は一段と高まったという。

 松尾副校長は「その裏舞台には、教員の並々ならぬ努力があります。放課後は研修を行い、研修会にも積極的に出掛けていく。準備段階はもちろん、授業計画でもきめ細かな手配が欠かせない。負担は決して小さくないが、教員たちの《英語嫌いにさせない》という熱い思いが生徒にも伝わり、ヤル気に繋がっていくのですね」と話す。

 昨年、新しく発足した中学校の「英語クラブ」も、さっそく暗誦大会に挑戦し、積極的な活動を展開している。

 夏期学習プログラムの大学関連の体験講座が終わると、入試に備えた「夏期講座」が始まる。朝礼後に基礎力の充実定着を図る「小テスト」、苦手教科の克服や定期試験対策も行う「基礎学力講座」、難関私立大学への合格を目指す希望者対象の「進学講座」、難関国公立大学への合格をめざす少数精鋭の「ハイレベル講座」など、入試対策のサポートも多彩だ。

 大阪信愛女学院の目標は「第1志望突破」。何よりも一人ひとりの夢をかなえるために、きめ細かな指導とサポート体制を整え、進学においても好調の実績をあげている。生徒たちの前向きな姿勢は、大阪信愛女学院の自慢したい特長。自分たちでつくりあげる体育大会、文化祭など年間のさまざまな行事を通じて、責任感、協調性など大事な素養をしっかりと身に付けていく。新しい教育が進められる中、生徒たちのさらなる成長が期待される。

 
  ページの先頭へ戻る
manavinet」運営 / 「塾ジャーナル」 編集・発行
株式会社ルックデータ出版
TEL: 06-4790-8630 / E-mail:info@manavinet.com
Copyright© 2004-2003 manavinet. all rights reserved.