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中学・高校受験:学びネット

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日星高等学校

 
  新入生が新たな決意を秘め 心に響く入学式に参加
 
2004年4月8日、日星高等学校入学式が行われ、新入生143名が新たな決意を胸に列席した。キリストの教えである、他を愛することに重点を置いたこの学校で、生徒一人ひとりが個々の目標に向けて、今新たな一歩を歩み出している。

校 長: 北村 司郎
住 所: 〒624-0913 京都府舞鶴市上安久381
電 話: 0773-75-0452
交 通: JR西舞鶴駅より東舞鶴行バス6分、税務署前バス停より下車徒歩3分(スクールバス有り)
学生数: 男子145名 / 女子258名 (2004.5.1 現在)
ホームページ: http://www2.nkansai.ne.jp/sch/nisseihs/

 

 4月8日、新入学生143名を迎えて、2004年度日星高等学校入学式が厳かに執り行われた。

 キリストの教えを基本とする当校では、開式の辞に続き、在校生・渡辺薫さんによる聖書の朗読が行われた。静かな式場内に朗々と響く声に誰しもが聞き入り、初めて聖書の言葉に触れる生徒も、その一言一句を心に刻み込んでいるようであった。
 北村司郎学校長の式辞の中にも聖書の一文が取り入れられ、『どんなことにも思い煩うことなく、感謝を込めて祈りと願いをささげる』ような学生生活の中で、あらゆる動物の中で人間にだけ許された考えるという行為を最大限に生かし、ありのままの自分を見つめて精神的な大人へと成長していくようにと新入生に心を込めた言葉が贈られた。

 この後、来賓の方々の祝辞も行われ、「今の初心を忘れることなく、ボランティア活動をはじめとする様々なことに積極的に取り組んで、心豊かな人間として伸びていってほしい」という言葉には、新入生だけでなく式参列者のほぼ全員が深くうなずいて同意していた。

 入学の宣誓を行ったのは山下かな子さん。入学への喜びと学生生活への決意を素直な言葉で堂々と誓い、新入生全員がその声に身を引き締めている姿が印象的であった。また、これを受けて歓迎の言葉を贈ったのは、在校生の細見聡志さん。「わからないことは何でも先生方や先輩に質問し、多くのことを学んでください」と柔らかな口調で述べて、入学生と比べ、精神的に成長している大人の風格を漂わせていた。

今年度の入学生は普通コースが97名、看護科が41名とほぼ定員を埋めたものの、国際コースだけは定員30名に対し入学者5名と奮わなかったが、来年度より名称を進学コースと改め、難関私立大学を中心とした大学現役進学を目標に新たな一歩を歩み出すため、各関係者や来年度の受験生からは早くも注目を集めている。

「より良い生徒指導のために さらなる学校改革を」
北村司郎学校長インタビュー―

―― 日星高校は、数年前より学校改革が始まっていると聞きましたが、その内容を聞かせていただけますか。

まず、昨年全課程で2期制がスタートしたのを皮切りに、各課程で様々な変更を採り入れています。国際コースはカリキュラムを一部変え、来年度、進学コースへ名称を変更します。看護科は数年後に卒業生の大学への編入が認められるような制度が検討されており、大学編入・卒業後には、助産師やケアマネージャー、養護教諭などの資格が取れますので、その対応をしていく予定です。普通コースでは就職・進学などの各自の希望進路達成率を100%にするのを目標にして指導を行っています。


―― 国際コースですが、今までの内容は削除されるのですか。

いいえ、カリキュラムの多くは徐々に改善していますが、1年の終わりに行うカナダへの語学研修や、希望者への1年間留学のチャンスなどの制度は維持します。また、土曜講座を全員必修として、週5日制であっても十分な学習ができるようにしています。この土曜講座は国際コースに限らず、ほかの科でも希望するなら受講することができ、勉学への意識が強い生徒のモチベーションのより一層の向上に役立っていますよ。


―― 看護科のお話を聞かせてください。

看護科は5年課程で、卒業するまでに看護師として活躍できるだけの知識と実習を伴う技術をマスターし、卒業と同時に行われる看護師国家資格の合格率100%を目指します。最短期間で資格が取れるとあって、入学希望者は多いのですが、実習を伴う授業が頻繁にあるために、それを行う施設の問題もあり、今のところ定員40名前後というのが最大受け入れ人数ですね。京都府内はもちろん、兵庫・大阪・福井・奈良など近隣の県からも入学者が多いので、『マリア寮』という女子寮を完備して対応しています。


―― その他の特徴はどのようなものでしょう。

進路選択に先駆け、各コース全生徒を対象に入学式前に教員が面接を行います。これは入学決定後に行われる面接のために、入試の時とは違いリラックスしたムードの中で自分の夢を語る生徒もおり、教師と生徒の信頼関係を作る第一歩になっています。また、広域から通う生徒のためにスクールバス制を導入し、4台のバスが巡回して生徒の通学に役立てています。他にも、生徒によるクラブ活動も盛んで、特に全国大会で5位入賞を果たした経験のある卓球部、点字で本を点訳して京都の図書館に提供している点字クラブ、手話によるスピーチコンテストでも良い成績を残している手話クラブなどを始め、外部からも高い評価を得ているクラブがあり、受験希望者たちの注目を集めています。

―― 非常に様々なことをされているのですね。

そうですね、都会の中心部に位置する私学とは違い、我々地方の私学は隣接する公立高校と肩を並べて生徒を集めるのが非常に苦心するところです。しかし、これを乗り越え、頑張っていかなければ、近隣の私学の中で生き残っていけませんから。それに、以前に行われた中学・塾・生徒・保護者を対象とした各学校の魅力度調査を行った機関からデータを入手したのですが、日星高校については芳しくない内容が出ていました。これを真摯に受け止め、今後の改革の基盤とできるようにしていきたいと考えています。それには教師にも意識改革を行っていただかないとなりませんが。

―― 先生方の意識改革にはどのようなことをされていますか。

昨年より全授業科目において、生徒による授業評価アンケートを実施しています。その結果を各々の担当教員に受け止めさせ、反省を促しながら今後の授業に反映させるように指導していますね。


―― 今後とも頑張ってください。

 

 
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