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中学・高校受験:学びネット

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金蘭会高等学校・中学校

 
  7つの習慣Jと看護進学コース導入で入学希望生増加に拍車の期待
昨年度竣工した新校舎が各建築デザインの賞を複数受賞するという、学校建築物としては異例の成果を発揮した金蘭会高等学校・中学校。ハードの充実の次はカリキュラムを初めとするソフトの充実として、中学1年に「7つの習慣J」導入や、高校に高大連携を行う看護進学コースを開設するなど、次々と新たな教育改革を実現、生徒からも好評を得ている。

校 長: 藤林 富郎
住 所: 〒531-0075 大阪市北区大淀南3-3-7
電 話: 06-6453-0281
交 通: JR環状線「福島」駅から徒歩8分、JR東西線「新福島」駅から徒歩10分、阪神電車「福島」駅から徒歩10分、JR大阪駅よりバス59番または阪急電鉄十三駅よりバス幹39番「福島7丁目」バス停すぐ
学生数: 中学校 198名
高等学校 389名 (2008.09.1現在)
  http://www.kinran.ed.jp

 

最新型の設備と斬新なデザインで
建築デザインの賞を複数受賞

 高等教育を受けたいと願う女子生徒のために、公立高等女学校の同窓会である金蘭会により設立されて100余年。歴史と伝統に基づいた教育を最新の設備で行うことを目的に、金蘭会高等学校・中学校に昨年7月新校舎が完成した。

 新校舎は地上8階建ての教室棟と体育館棟。建物全体がゆるく弧を描くユニークなデザインで、街の新たなシンボルタワーとなっている。

 体育館棟には600人が収容できる多目的ホールや、ウッドデッキを備えた図書室、テラスやカウンター席などもあるお洒落な食堂がそろっている。販売しているのは全品100円と非常に安価で、女子生徒にはちょうどいい量のメニューばかり。自動販売機でパンやおにぎりなども売っており、味もおいしいと好評である。

 一方、教室棟の各教室にはインターネットが接続、黒板をプロジェクターのスクリーンにもなる最新型のホワイトボードにすることで、クリーンな環境を実現している。その他、広い吹き抜けのコミュニケーションホールやエントランスホール、階段の踊り場や特別教室の扉に描かれた、その場所を絵画的に表現した『ピクトウーマン』と呼ばれるピクトグラムなどはデザイン的にも評価が高い。

 「おかげさまで竣工時より注目度が高く、平成19年度の日本サインデザイン賞公共サイン部門&関西地区デザイン賞・日本ディスプレイデザイン賞・照明普及賞・優秀施設賞といった建築デザイン部門での権威ある賞を複数受賞させていただきました。学校生活の快適さだけでなく、対外的にも高く評価される校舎であることが、在校生や当校で働く教職員の誇りになっていると思います」

 藤林富郎校長は、自慢できるのはデザインだけではないと胸をはる。女子生徒ばかりが集うため、生徒全員にIDカードを配付してセンサー機器での登下校時チェックや、エレベーターホールにエレベーター内モニタを設置するなど、充分な安全配慮も実践されており、生徒のみならず保護者からも安心して子どもを預けられると評価が高い。

「7つの習慣J」導入で
実社会でリーダーシップを取れる人材に

 中学の3年間は全員が同じカリキュラムで学ぶが、特筆すべきは中学1年の道徳の時間である。子どもたちがもともと持っているやる気や自主性を引き出し、継続させることで、将来実社会でリーダーシップを発揮できる女性へと成長させるプログラム『7つの習慣J』を今年度より導入した。現在、藤林校長をはじめとする数名の教職員が、このプログラムの公式専門講師(ファシリテーター)の資格を取得し、指導に当たっている。

 「対人のスキルを身につける事、人の話に心から耳を傾ける事、他者を理解して人の幸せを自分の幸せと同じく喜べる事、他者と自分の異なる意見を尊重してそこから新しい意見を産み出す事、やるべきことに優先順位をつけて大事なものから手をつける事など、様々な指導の内容をこの『7つの習慣J』は含んでいます。こういったことを通じて、自らを振り返り、今後どう生きて行くかを考えさせる事で、モチベーションを持続させるのです」

 こうして、人間的にまだ成長し始めたばかりである中学1年の時期に心の土台を作っておくと、在学時にクラブと学習の両立ができるだけでなく、進学や就職時に心の強さを有利に働かせることができるのだ。

 また、高校に進学してからは、1年で茶道、2年で華道、3年で礼法といった日本古来の女性の作法の美しさを学び、心と感性の成長を促している。(生徒から好評のため来年度より中学2年でも茶道・華道の授業あり)これを学ぶ礼法室は、裏千家監修のもと設計。生徒たちの洗練された心をさらに磨くことができるよう、配慮されているのだ。

 

高大連携と実習で実力を磨く
看護進学コース設立

 高校のコースは国公立・難関私立大学を目指す特別進学コースと、千里金蘭大学をはじめとした私立大・短期大学を目指す総合進学コース。これに今年度より千里金蘭大学看護学部を含む、他大学看護学部への進学を目指す看護進学コースが設立され、話題を呼んでいる。

 高校進学時より、将来は看護の道を選択したいと願う生徒は多い。系列大学の千里金蘭大学の看護学部開設と時期を同じくして、今春より高等学校に看護進学コースが開設された。学園が提携している病院は高校からも近い距離にある住友病院なので、連携や実習などで他校より一歩先んじた指導ができる。この有益な教育環境に注目する看護職志望の中学生は多く、優秀な生徒が集まっている。

 また、あらたに導入されるのが、関西大学との高大接続パイロット校推薦入学制度。高大接続プログラムを受講した上で、推薦条件を満たした生徒の中から毎年一定人数が関西大学へ指定校推薦枠で入学を認められることになる。初年度である来年度入試では、関西大学の指定5学部に7名の推薦枠が設けられ、現高校3年の生徒たちに、新たな進学への門が開かれている。

 「その他、食育を考えた給食の導入やテーブルマナー講習なども、導入を企画推進しております」
  100年の歴史にあぐらをかかず、常に前進を続ける金蘭会高等学校・中学校。その邁進の効果は、毎年右肩上がりの受験生数が顕著に表している。

 
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